最近は日本でも若い人たちの間で古いクルマが人気のようだけれど、欧米ではずっと昔から老若男女が楽しんでいる。そんなひとたちに人気が高いのが英国の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FOS)」だ。2017年は6月末に開催された。 FOSのいいところは、クラシックカーといってもレースカーに特化しているところ。しかもそれを観客の前で走らせる。新しいものだとルマン24時間レースで優勝したポルシェ 919 ハイブリッド、古いものだと1970年代のF1マシンやラリーカー、さらに戦前に生産された伝説的なモデルも数多い。 レーシングカーのいいところは、もちろんレースというドラマの立役者であることが第一点。機能主義に徹したスタイルもカッコいい。そしてもうひとつの魅力はサウンドだ。 FOSは見た目とサウンド、どちらも堪能できる。戦前のメルセデス・ベンツのグランプリカーのスーパーチャージャーの音は驚く
東京・代官山にシュプリームの日本1号店がオープンしたのは1998年。以来、入荷日の行列は代官山の風物詩となった。それから19年の月日が流れた。日本にある6店舗の直営店の入荷日には、今も長い行列ができる。これだけ長い間、人気を維持し続けているブランドは、モードを含めても恐らく存在しないだろう。 シュプリームの歴史は、コラボレーションの歴史でもある。ヴァンズやザ・ノース・フェイス、そしてチャンピオン。コム デ ギャルソン・シャツにティンバーランド、それからショットとリーバイス、あとはストーン・アイランドなどが代表的なコラボ相手だ。コラボ相手のブランドの強みを自分たちのフィールドに引き入れることで、みずからのブランド価値を高めてきた。これまでのコラボ・アイテムの総数は700以上にものぼるという。 で、今春のルイ・ヴィトンとのコラボである。ルイ・ヴィトンが南青山にオープンしたポップアップストアの入
サッカー日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチは、生業とする監督業についてこう表現した。 「もちろん、勝利の瞬間はとてもうれしいですよ。ただ、その直後には頭を切り替えて次の試合のことを考えなければなりません。たとえ、その試合に勝ったとしても、次の試合で負ければ喜びは忘れ去られてしまう。オーダーメイドのスーツなら手にした瞬間の喜びをしばらく満喫できるのですが、サッカーの場合、残念ながらそうはいきません」 1987年にストライカーとしての現役生活を引退後、ハリルホジッチは監督としてのキャリアに没頭してきた。フランスやモロッコ、トルコ、サウジアラビアなどのクラブチームで実績を残し、アルジェリア代表を率いてワールドカップも経験した。四半世紀を超えるキャリアで培ったリーダーシップには、それなりの自信がある。 「監督に求められる資質は、選手とは異なります。賢さやカリスマ性はそのひとつです。ただ、”
鳥が生まれて最初に見た対象を親と認識する刷り込みのようなことが、初めてのクルマにもあると思う。初めて所有したクルマが自分のクルマの好みを決めるというか。だからもしあなたがこれから初めてクルマを買うのだとしたら慎重に選んでほしいという話。 僕を“筆おろし”したのはユーノス・ロードスターだった。それしか知らないから(教習車より)速いなと感じたけれど、今考えればさして速いわけでもなければ豪華でもない。ただキビキビ動いてくれた。意のままに動いてくれて楽しかった。ド下手な大学生の“意のまま”だから山道で刺さったり雨の日に交差点でスピンしたりもしたが、何度も直して乗った。まれに友達のプレリュードを運転させてもらったが、全然羨ましくなかった。 とはいえ7年間乗ってくたびれてきたので、社会人2年目で買い換えた。気に入って選んだはずなのに何度もロードスターを思い出した。次のクルマはキビキビ動いてくれず、屋根
2017年8月26日、恵比寿ガーデンプレイスタワー39階のレストランフロアがリニューアルオープンした。そのひとつである「Longrain(ロングレイン)」は、オーストラリアで常に満席を誇る人気モダン・タイ・レストラン。シドニー出身のサム・クリスティ氏が1999年にシドニーで立ち上げた店で、現在はメルボルンにも店舗を構えている。 同店では、タイ料理に欠かせない“スパイシー(辛さ)、スイート(甘さ)、サワー(酸味)、ソルティ(塩気)”をバランスよく効かせたおいしさを追求する。開放感ある店内で、モダン・タイ・キュイジーヌ(バンコクで注目されている新しいタイ料理のスタイル)が堪能できる。 オススメしたいのは、シグニチャーディッシュの「“エッグネット”ビーンスプラウトサラダ」。ポーク、エビ、ビーンスプラウト(豆もやし)の上に、蜘蛛の巣に見立てた卵を乗せたサラダだ。 また、タイ料理の定番メニュー「海老
マセラティ グラントゥーリズモと、グランカブリオの2018イヤーモデルが登場した。まずは、6月末にニューヨーク証券取引所でグラントゥーリズモを初披露。つづけて7月に英国で開催された自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でグランカブリオを公開。そして先日、2台ともにフランクフルトにてショーデビューを飾った。 このグラントゥーリズモがデビューしたのは2007年のこと。なんと今年で10年(!)目を迎えるロングセラーモデルなのである。当時、奥山清行がデザインディレクターを務めていた頃のピニンファリーナによるクリーンなスタイリングは、未だ古さを感じさせないが、今回のリスタイリングによりモダンな印象が強まった。リアのバンパー周りも変更がほどこされている。 インテリアに関して言えば、(ようやく)現代的な8.4インチの液晶ディスプレイがインパネに備わった。使い勝手もまずまずの、基本
近年、クラフトジンが世界的にブームだ。数ある銘柄のなかでも知っておきたいのが、ドイツ産の「MONKEY47」。シンガポールのトップバーテンダー、アリジット・ボーズ氏が、その魅力を教えてくれた。 文・大石智子 写真・湯浅亨 Arijit Bose(アリジット・ボーズ) インド・ムンバイ出身。12年にわたる飲料業界で経験を積み、バーテンダーとして独立。シンガポールでトップの人気を誇るバー「28 Hong Kong Street」のヘッドバーテンダー時代は、2015年にカクテルコンペティション“Tales of the Cocktail”で最優秀インターナショナル・バー・チーム賞を獲得。同時期にシンガポールのトップ10バーテンダーにも選ばれた。現在はシンガポールをベースにバーテンダーおよびカクテル講師として活躍。
フェラーリはコワイ これまで私はアチコチでそう書いてきた。ステアリングをちょっと切っただけでもノーズの向きがグイッと変わるだけでなく、洗練度を極限まで追求したステアリングは軽いうえに路面からの雑音をきれいさっぱり遮断する。自分がドライブしているというよりもどこか“乗せられている感”がつきまとうからだ。 おまけにクルマ全体から“跳ね馬”のオーラがのぼり立っているから、フェラーリに乗り慣れているとは言いがたい私が萎縮してしまうのは仕方がないのかもしれない。おそらく、そういった様々な思いが折り重なって私の“フェラーリはコワイ”という印象に結びついていたのだ。 2017年7月、イタリア・モデナで行われたフェラーリのフラッグシップモデル、812スーパーファストの国際試乗会に招かれた。これがどんなに凄まじいモデルであるかはジュネーブ・モーターショーのリポートで報告したとおりだが、自然吸気6.5リッター
9月23日(土・祝)発売の『GQ JAPAN』11月号の大特集では、108人ファッションのプロに取材し、いますぐ入手すべき“イットアイテム”を取り上げる。表紙は、パフォーマーや俳優として大活躍中のAKIRA。 ニューヨークのポロ・バーで撮り下ろした。
ニューヨーク、ミラノに次いで、銀座店がリニューアルした。銀座・数寄屋橋交差点至近に位置するDIESEL GINZAは、ディーゼルの最新コンセプトを体感することができる、とすでに話題のスポットだ。ブランドのマーケティング戦略を一新し、再起動を目論むディーゼルの“いま”を語ってくれたのは、ディーゼルの創始者、レンツォ・ロッソ氏である。 「エントランスには日本で初めて、大型LEDモニターを全(前?)面に配したブリッジを設置した。また、スティールやモルタルなどのインダストリアルで未来的な素材と、ヴィンテージの家具や絨毯などが一体となった空間は、とてもエキサイティングだね。まさにディーゼルが新たな一歩を踏み出そうとしている“ゼロ・イヤー”において、重要なショーケースになったと思うよ」 “ゼロ・イヤー”とは、いったい何が“ゼロ”なのだろうか。 「ディーゼルの公式Instagramアカウントを見てみると
2017年7月6日、オメガはロンドンであたらしいボンド・ウォッチを発表した。全世界同時にローンチされたのは、7007本限定の「シーマスター ダイバー 300」。イギリス海軍(ロイヤル・ネイビー)を意識したトリコロール・モチーフがフレッシュだ。 Photo: Takeshi Hoshi @ estrellas Styling: Eiji Ishikawa @ T.R.S Words: Hiroyuki Suzuki 2017年7月6日、あたらしい「007」ウォッチが全世界同時に販売開始になった。「シーマスター ダイバー 300 ”コマンダー” ウォッチ リミテッド エディション」(長い!)がそれ。おなじみジェームズ・ボンドが所属するイギリス海軍(ロイヤル・ネイビー)のシンボルカラーであるホワイト、ブルー、レッドを効果的につかい、これまでのボンド・ウォッチとは大きく異なるフレッシュなデザインが
「熱狂的な、というのを削除してください」 と、編集部に修正をお願いしている次第だ。 もっとも、先方は半ばお世辞のつもりで「熱狂的」という形容辞を付加してくれている。というのも、業界的には「熱狂的な○○ファン」だとか「大の○○好き」といった文言は、対象が好人物である旨を印象付けるための基礎的なレトリックだからだ。 実際、”レッズサポ”を名乗る者の中には、「真正直」「直情的」「竹を割ったような」ぐらいなイメージを演出するためにサポの名乗りを利用している人間がいたりする。事情は、阪神ファンの場合でも同じだ。 実際には、レッズサポの大半はヌルい。おそらく、阪神ファンの多数派だって、微温的な人間が多いはずだ。ファンというのはもともとなまぬるい人たちなのである。 が、メディアは、レッズサポにしてもタイガースファンにしても、とにかく世間の先入観に沿った熱狂的な人物として描写したがる。で、ここに、毎度、奇
恋人がいない日本のミレニアルズが揃って言う理由のひとつが、「出会いがない」ということ。しかし、グローバル・ミレニアルズからすると、不思議でしょうがないことらしい。 水野:日本は普通の出会いがなくなってるよね。合コンやTinderみたいなアプリでしか出会えない人が多い。 コルトン:合コン、街コンはすごく日本的。はじめて知ったときは衝撃で、変わっているなあと思った。 水野:海外だとセッティングされた方が気まずいけど、日本は逆。整理された会にした方がやりやすいみたい。 コルトン:バーやクラブに行ってナンパはしないのかな? レナ:あるけど少なくて、そもそも外で知り合う文化があまりない。NYだと電車に乗っている人同士が、電車が止まったときなんかに文句言いあって仲よくなる出会いもあるけど、東京だと電車が止まってもシ?ンだね。 杉山:東京砂漠! 格好いいなって思ったら目を合わせるのを繰り返して、それで話
Bill Gates and Richard Branson are Investing in a Mysterious New Kind of Meat ビル・ゲイツとリチャード・ブランソンが「クリーンミート」と呼ばれる人工肉に投資している。製造コストは1ポンド(約454g)あたり2,400ドル(約26万円)だ。 Words by Maya Kosoff Translation by Hiroki Sakamoto/Galileo
私にとっての1980年は大学4年の22歳。したがって当然の如く新車など買えず、中古ばかり乗り継いだ。最初に買ったのは初代RX-7だったけれど、その後『ベストカーガイド』なる自動車雑誌の編集部員となって輸入車のハンドルを握るようになったら、国産車はイッキにツマらなくなってしまう。以後、中古は中古でも輸入車ばっかり。 やがてバブル景気の入り口が見え始めると、『ベストガーガイド』を卒業してフリーランスとなった自動車評論家の収入も上がっていく。1986年にポルシェ944を購入(中古)。1988年はベンツEクラスの新車を張り込む! ここから怒濤の如し! アメリカから個人輸入でモーターホーム(ウィネベーゴやコーチメンなど3台)やクラシックカー(ポルシェ914/6など計3台)を持ってくるワ、当時日本車の最高峰だったセルシオとNSX買うワ、フェラーリ買うワ、で、今考えればよくお金あったと思う。バブル景気、
ドイツ・ブンデスリーガで活躍し、今年2017年からJリーグに復帰したサッカー元日本代表、細貝 萌選手。グローバルに戦いを求めてきた男にインスピレーションを与えるものとは何か? 同じくワールドワイドに展開するヒューゴ ボスとの共通点を探る後編を紹介する。 Photos: Dai Yamamoto Styling: Ayato Tomida Hair & Make-up : Kazuya Sato @ Amis by Air Words: Tsuyoshi Hasegawa 連載:The Global Travelers ・これまでの記事一覧はこちら 運転することがリセットの時間になる 極限の集中力と爆発的な運動能力が求められるアスリートという存在。その時のためにもピッチの外では効率良い気分転換が必要である。家族との触れ合いや、行きつけの店での食事も確かに効果的なリフレッシュ方法だ。細貝選手は
編集とは、“集”めて“編”むこと。来る秋冬もゆうに100を数える展示会をまわり、その中で魂を感じたものがある。そんなアイテムを、いまGQ VIDEO(gqjapan.jp/video)でFashion Tipsを解説するファッション・ディレクター森口が内緒のウィッシュ・リスト・ノートに書き込んだのがこちら。 Photos: Shinsuke Kojima, Daigo Nagano Styling: Akito Kitano GUCCI 2017年下半期の気分はチェッカーズでいく 「グッチのワーカー風コートも、トレンド的に素通りできない赤チェック。気軽に羽織れるシルエット、素材感で、シャツイチはもちろん、スーツに合わせてもサマに」。フレアなラインにやや明るめのマドラス・パターンが相性抜群。胸元をかざるモンスターのエンブロイダリーも見逃せないディテールだ。パターンドスーツにそのコートを合わせ
毎週土曜の午前に通っているキックボクシングのジムで、さあこれからミット打ちを始めようとバンデージを拳に巻いているとき、元世界チャンピオンの僕の先生がいった。 「例のミサイルのこと、どうおもいますか?」 ミサイルって、あの北朝鮮の? 「ええ。ミサイルが発射された朝、じつは僕、明治神宮にいたんですよ。そしたら携帯から見たこともない画面が出て……」 もしかして「Jアラート」(全国瞬時警報システム)だったんですか、と訊く。 「緊急地震速報のときのような振動があって、スマホの画面に、北朝鮮がミサイルを発射っていうメッセージが出たんですよ」 ああ、8月29日の朝のことか、と僕はおもった。そのとき、僕はベッドのなかにいて、ミサイル発射のことは知らずにいた。 「びっくりしちゃって。それで携帯を見ていたら、ミサイル発射、ミサイル発射、頑丈な建物や地下に避難してください……って書いてあった。でも、明治神宮だか
6月4日、英国。夕陽が沈むマンチェスターの空には歌声が響いていた。5万人が歌うのはオアシスの名曲であり、マンクーニアン(マンチェスター人)にとっての永遠のアンセム、『Don’t look back in anger』。 “怒りに変えちゃいけない”“過去にとらわれるな”と説くこの曲を歌う5万人をよく見ると……多くはネコ耳やウサギ耳を付けた高校生以下の少女たちだ。普段はサッカーファンが、スタジアムでビール腹を自慢げに見せながら歌う曲と知っている僕からしたら、異様な光景だった。 ステージに立つのはギャラガー兄弟ではなく、コールドプレイのクリス・マーティンと1人の小柄な女性。小柄でも、とてつもなく勇敢な女性。このライブを企画し、テロリズムに屈しない結束を世界に呼びかけた彼女こそ、アリアナ・グランデだった。 その2週間ほど前に彼女のライブで悲劇は起きた。イスラム過激主義者の自爆テロにより、子供を含む
9月23日(土・祝)発売の『GQ JAPAN』11月号の大特集では、108人ファッションのプロに取材し、いますぐ入手すべき“イットアイテム”を取り上げる。表紙は、パフォーマーや俳優として大活躍中のAKIRA。 ニューヨークのポロ・バーで撮り下ろした。
フランスで250年以上続くコニャックの名門ヘネシー家が、1870年に世界で初めて ”extra old”の名前を世に知らしめた、それがヘネシー X.Oだ。 コニャック地方上位4地区のブドウから造られた約100種類のさまざまな個性を放つオー・ド・ヴィー(原酒)がブレンドされ、長期熟成を経て醸し出すリッチでパワフル、かつ極めて滑らかで複雑な味わいが秀逸だ。 「私がヘネシーのボトルを手がけるのはこれで2度目です。だからといって簡単だったわけではありません。長い歴史をもつメゾンに新しいデザインを持ち込むことはハイリスクです。デザインは初回よりむしろ難しく、決定には数カ月かかりました。コニャックのボトルは棚に何年も置かれるものですから、飽きないデザインであることが大切ですが、今回は新世代への認知度を上げ、ブランド価値を高める機会だと思いましたので、モダンなデザインにしたいと思ったのです。しかしヘネシ
梅田顕弘(『GO OUT』編集長) A:「トヨタ ランドクルーザー80」と「トヨタ FJクルーザー」です。 ここ数年、世田谷っぽいカジュアルかつオシャレな空気感出しを一手に引き受けているのが「トヨタ ランドクルーザー80」。オーバーフェンダーなしのナローボディをクラシックなサンドベージュにペイントして鉄チンホイール履かせて……という、ちょっとクラシックで素っ気ない空気感漂うカスタマイズをして乗り始めたのは、「N.ハリウッド」のデザイナー、尾花大輔氏。そのスタイルを追っかけてカスタマイズ済みの中古を販売している専門店もあるほど。そんな尾花テイストに憧れて、スタイリストをはじめとするカジュアルファッション関係者が多く乗っているせいか、原宿界隈での生息率は異常に高い。元はヘヴィデューティなクルマだから細かいことを気にせずにラフに乗れるし、積載性も上々。ちょっとクラシックなギアで仲間と楽しむイマド
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このコレクションはファッション界だけに止まらず、ミュージシャンなどカルチャーシーンにも大きな影響を与え、いまではアメカジファン垂涎のアイテムとして古着市場において高値で取引されている。 今回、限定復刻されるアイテムは、スタジアムジャケットやウィンドブレーカー、そしてポロシャツ、キャップなど、計11点。どれもスポーティかつレトロ感の漂うデザインで、星条旗の「白」「青」「赤」をベースにした鮮やかな色合いと相まって、当時を彷彿させる仕上がりとなっている。 また、かつて使われていた“P-WING”ロゴ(羽付きの足元のグラフィック)をはじめ、「1992」「92. WORLD GAMES」「GYMNASTIC COMPETITION」など、1992年のバルセロナオリンピックに呼応するフレーズをあしらっているところもファンにはたまらないだろう。
小林千郁絵 26歳 会社員 「小学生のとき、一目惚れした」 社会人になりたての20歳のとき、99年型のランエボⅥ、距離6万kmを150万円ぐらいで買った。「小学生のとき、路上でエボⅤを見て一目惚れしたから」。小学3年のころからパソコンで中古車サイトを見るようになり、アーケードゲームの「湾岸ミッドナイト」とかを自然にやるようになった。小6年生になると、クルマの画像を集めることにハマったというから変わった少女だった。念願のランエボⅥを手に入れると3〜4年貯蓄に励み、2年前に友だちのお店でイッキに現在のワイド・ボディにしてもらった。「チカエボ」の誕生だ。実家暮らしで駐車場代は1万円。盗まれるのが心配で1日1回確認に行く。「ずっと一緒に生活します。ガレージのある家を買ってでも」。チカエボは幸せもんだ。
日本が誇るデザイナー、山本耀司が率いるファッションブランド「ヨウジヤマモト」。そして独自のスタイルでファンを魅了するロックバンド[Alexandros]。この両者が、なんと、カプセルコレクションを発表した。コラボレーションのきっかけは、[Alexandros]のボーカルを務める川上洋平が、以前からヨウジヤマモトの衣装を着用していたことだという。 さる8月4日(金)のコラボレーションの発表以降、[Alexandros]が参戦したすべての夏フェスで衣装として着用し、ファンの注目を集めたこのコレクション。その全貌は9月20日から9月25日まで、伊勢丹新宿店本館1F=ザ・ステージに設置されるヨウジヤマモトと[Alexandros]の期間限定ポップアップショップで公開される。 ヨウジヤマモトが[Alexandros]をイメージしてデザインしたアイテムは、コートやジャケット、パンツ、シャツ、Tシャツと
大切に保管していたつもりでも、洋服には黄ばみやカビがあらわれる。その主な原因は酸素にある。黄ばみは酸素により生地が酸化することで発生し、カビは酸素のある環境で汚れを栄養分にして繁殖する。だから、理論的には酸素さえ取り除けば、洋服を劣化させることなく保存できるはずなのだ。 それを実現したのが、新たに登場した衣類保管サービス「MUSEO」だ。「MUSEO」では、衣類を特殊なフィルムケースに収めて完全な無酸素環境を作り出し、さらに開封することなく中の酸素濃度を計測する独自のシステムを使う。加えて、静電気やUV、湿度変化といった他の劣化要因も徹底的に排除した。それにより、衣類だけでなく、加水分解が心配されるスニーカーやUVの影響を受けやすいレザー製品なども、半永久的に保管することが可能となったという。この技術は、文化財の保存にも応用されているというから、信頼性はお墨付き。同サービスを利用すれば、大
建築家・安藤忠雄に関する企画が「安藤忠雄 21_21の現場 悪戦苦闘」が10月7日から10月28日まで、六本木・東京ミッドタウン内の21_21 DESIGN SIGHTで開催される。 文・沖浦裕明(GQ)
最近、センスのなさを痛感するようになったので、勉強のため映画を見るようになった。見なければならないのは、構図や色使いである。しかし時計の世界に生きる筆者は、映画以上に、出演者の時計が気になってしかたない。 ちなみに過去に見た映画の中で一番ダメだったのは、1974年に公開されたF・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』の映画化作品『華麗なるギャツビー』ではなくて、そのリメイク版(レオナルド・ディカプリオ主演で2013年公開)のほうである。衣装やセットには感心したが、時計の選択は最悪だった。主人公のディカプリオが着けていたのは、ブレスレット付きのスクエアなモデルで、しかもステンレスケースだったのである。こういう組み合わせの時計がポピュラーになったのは、1990年代以降だ。まったく時代が合っていないし、成金を目指したギャツビーが、そもそもステンレスケースの時計を着けるはずがな
ここ最近のバーバー・ブームに拍車をかけるのが、ブルックリンの人気店「LUDLOW BLUNT」の日本上陸だ。 Photo: Xavier Girard Lachaine Words: Keita Takada @ GQ 東京・渋谷区代官山の住宅街の路地にオープンした「LUDLOW BLUNT」。本家はニューヨーク・ブルックリンで1994年から営業しており、東海岸のバーバー・ブームを牽引してきたという自負をもっている。代官山店は海外進出第1号店だ。大きなガラス・ウィンドウから中をのぞくと、もっさりとしたヒゲを蓄えた大男がニコリと微笑んでドアを開けてくれた。「ようこそルドロー・ブラントへ」。ベレー帽を可愛らしく斜めにかぶった両腕タトゥーの、この熊のような紳士が店主のラッセル・マンレーである。 ラッセルさんの言葉通り、イスやキャビネット、装飾小物までヴィンテージ感に溢れたものばかり。ピカピカに磨
文化は無用のモノから生まれることが少なくない。常識を超えた、自由な発想から生まれた時計の価値は、今はわからない。でもいつだって、未来の古典は目の前で生まれている。
ワイキキの中心地から離れた静かなハーバー沿いに、「ハワイ・プリンスホテル・ワイキキ」がオープンしたのは1990年のこと。バブル景気でプリンスホテルズ&リゾーツも好調のなか、地上33階のツインタワーを建設した。ハワイでの高級ショッピングやゴルフがステイタスとして定着し、20人超の団体旅行も一般的だった時代に、プリンスホテル・ワイキキがハワイ人気を後押しした。 そのプリンスが約60億円(!)を投じた大規模改装工事を経て、2017年4月にリニューアルオープンした。名称も「プリンス ワイキキ」に変更し、デザインには海外のアーティストたちを採用。ロビーからレストラン、全客室を刷新したほか、新たにインフィニティプールを設置した。 デザインコンセプトは、“太古の癒やし”。遥か昔、ワイキキはどういった場所だったのか歴史を掘り起こし、当時の自然をイメージする要素をデザインにとり入れている。例えばロビーのテー
(ぼくらはわからないので)水着美女が答えます。 長嶺シャノン(写真左)、椿原愛(写真中)、堀みづき((写真右) A:車高が高いクルマと低いクルマ、両方かな。 愛:私、ゲレンデ(ヴァーゲン/メルセデス・ベンツGクラスの旧名)はめっちゃ好きです。 みづき:私も。 GQ:スーパーカーは? シャノン:派手すぎるのでは迎えに来てほしくない。恥ずかしいから。 みづき:でも、単純にその人に似合っていればいいと思います。 愛:エンジン音がうるさいのはイヤです。クルマが好きなんだなぁとは思うけど。 シャノン:私は大丈夫かな。車高が高いのと赤くて低いのと、両方持っていてほしい。 GQ:今日は電車で、というのは? シャノン:電車移動の人とは結婚を許してくれないと思う、ママが。 愛:大きいクルマに乗っている人って、かっこいいと思います。大きいクルマで車庫入れとか自分ができないことをやられると、あ、男子、と思える。
ミレニアル世代に乗ってほしい“オシャうま”車はコレだ!──クルマ通の4人の先輩がQ&A方式でアドバイス Part.5 ミレニアルズに“オシャうま”車に乗ってもらうための連載最終回のテーマは、「初めてのガイシャ」「イケてる軽自動車」「男気溢れるクルマ」──クルマ好きのファッション系編集者と敏腕モータージャーナリストが、ミレニアルズの疑問を解決し倒す! 注:“オシャうま”とは「オシャレでうまい」のことです。 Words: Kaijiro Masuda Photos: Hiro Kimura @ W Styling: Kaz Ijima @ Balance Hair & Make-up: Ebara @ W
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