コロナ禍で高まったテイクアウト・デリバリー需要。 パリでも、新規に持ち帰りや配達を始めた飲食店は増加しました。ミシュランの星が付くような高級レストランの中にも、そうしたサービスに対応するところが出てきています。 日本人にとって「テイクアウト」と聞くと、まずイメージするのが「お弁当」ではないでしょうか。特に幕の内弁当は、一つに複数品目のおかずが入っており、いろいろな味を楽しみながら、携行食として食べられることが特徴です。 ここパリでも、コロナ禍以前から「Bento」という言葉は少しずつ浸透してきており、市内でその表記を目にすることは増えています。この「お弁当」という日本の食文化に、現地の人はどのような受け止め方をしているのでしょうか。 「お弁当」なら和食の多様性を包み込める フランスの象徴とされる女性像マリアンヌ。その像を中央にいただいたパリ市内、共和国広場から少し歩いた先に「BENTO&G