執筆者 Devin Coldewey シアトル在住のライター兼フォトグラファー。2007年よりTechCrunchに寄稿。また、MSNBC.com、NBC News、DPReview、The Economist/GE’s Look Aheadなどにも寄稿している。 人工知能(AI)がウェブ上のあらゆるものを吸い上げるという新時代において、興味深く、一見学術的な懸念の一つは、AIはゆくゆく、他のAIが生成したコンテンツを吸収し、自己増強のループでそのまま再発信することだ。結論からいうと、この懸念はただの机上の空論ではなかったようだ。というのも、マイクロソフトの検索エンジンBingは、実際にそれをやってのけたのだ。Bingは先月、偽情報研究者がChatGPTから引き出したCOVIDの陰謀をそのまま出力したのです。 最初に断っておくと、今回のこの結果は、ある意味実験のために強要されたものだった。
![AIの「共食い」はすでに始まっている。BingのAIがChatGPTからコロナに関する誤情報を引用【テッククランチ】](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f5d4c67d4e6f60d0e275f31d9e0230b18a65bcfe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flevtech.jp%2Fmedia%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F02%2FGroup-19BingAI_techcrunch.png)