みなさんはおそらく、頻繁にマルチタスキングをしているだろう。日ごろからつねに、赤信号を待ちながらInstagramをスクロールしたり、Googleハングアウトでチャットしながらパソコンで業務報告書を作成したり、人と話をしながらメールを書いたり、ドラマをみながらスマホゲームの「キャンディクラッシュ」をしたり、といった具合だ。 自分はマルチタスキングが得意だ、と思っている可能性も高いのでは。それどころか、マルチタスクができる自分を誇っているのではないだろうか? ブレンダと彼氏の一件を、同僚にこっそりとSlackで報告しながら、会議にしっかり集中できるなんて、熟練したマルチタスキング・テクニックとしか言いようがない――などと思っているのではないだろうか? 気を悪くしないでほしいのだが(それに、ブレンダはお気の毒だと思うが)、科学的判定はもう下っている。「マルチタスキングは不適切であり、すべきでは