以下、完全にメモ代わりです。 「よく生きるとは何か」を問うのが、倫理である、というような考え方がある。それに対して、「ただ生きるだけでよい」というような考え方がある。*1 性暴力被害者の中に、「サバイバー」を名乗る人たちがいる。その中では、「生き延びること」を称揚する考え方がある。*2加害者に反撃できなくても、裁判を起こさなくても、社会を変える運動にコミットしなくても、「あなたが生き延びることがすばらしい」とされる。 なぜ、このような考え方が出てくるのかというと、性暴力被害者が生きることが、こんなんな社会状況があるからだ。被害の最中に殺される被害者がいる。たとえ、被害を生き延びても、周囲の心ない反応で「あのとき殺されたほうがマシだった」と思う被害者がいる。生き続けることに絶望して、自殺する被害者がいる。 その中でも、生き続ける被害者がいる。そういった存在は、「被害にあったあとも、生き続ける