野草は子どものころから独特の風味や苦味が好きだった。 近年で自分的に大ヒットはひょうだった。 1.山形県民の愛するひょう ケンミンショーで山形では草を食べると話題になったひょう・・・名前からして不思議な感じがした。 すごく食べやすそうで気になった。 調べたら『かてもの』として、上杉鷹山公が藩の人々に勧めた草であった。 2.上杉鷹山と『かてもの』 ☆上杉鷹山という人 米だけをもとにした経済のなかで貨幣経済が発達した江戸時代、幕藩体制と鎖国制度により貿易拡大政策などで経済発展できない各藩は困窮のどん底にいた。お手伝いと称される幕府から命ぜられる河川工事や城の構築などもたいへんな負担になっていた。 とくに上杉は謙信以来の名家で家臣も多いのだが、徳川が政権を握ったとき降伏し、家康が言うままに米沢に家臣団を連れたまま移封したので家臣を養えず貧しさが際立った。 上杉鷹山、米沢藩第9代藩主は前藩主から実