ブックマーク / locust0138.hatenablog.com (3)

  • 日本の主食は本当に米なのか その3-1  −人災としての飢饉 日本編− - バッタもん日記

    前回の記事で飢饉について述べたので、今回も引き続き飢饉について語ります。 1.はじめに 飢饉とは料不足ですから、当然ながら天候不順や農作物の病気・害虫による糧生産量の減少が原因となるはずです。ところが、日のみならず世界の歴史を見渡してみると、必ずしもそうとは言えません。飢饉と料生産量の不足が一致するとは限らないのです。 ここで、現在の料事情についてちょっと簡単な計算をしてみましょう。数値の出典は国連糧農業機関(FAO)です。2011年度の主要な作物の生産量は以下の通りです。100万t以下の位は切り捨てました。 穀物 とうもろこし:8億8千万t、米:7億2千万t、小麦:7億t、大麦:1億3千万t、ソルガム(もろこし・高粱):5000万t いも類:じゃがいも:3億7千万t、キャッサバ:2億5000万t、さつまいも:1億t、ヤムいも:5600万t その他 大豆:2億6千万t、バナナ:

    日本の主食は本当に米なのか その3-1  −人災としての飢饉 日本編− - バッタもん日記
    gryphon
    gryphon 2013/05/16
    「サツマイモで西日本の人口が増えた」ほどの影響はあったかな?/享保と天明の差は、虫害と浅間焼という絶対的な災害規模の差かと。吉宗の米政策は基本的に市場の性質を把握できなかった失敗だとの説も。
  • 日本の主食は本当に米なのか その2  −平成の米騒動と八重の桜とオバマ大統領− - バッタもん日記

    前回は、様々な観点から「米が日の主である」という言説を批判的に検討しました。今回は、米や主に関して雑談めいたことを述べたいと思います。 サブタイトルの3つの用語に共通するものは何か。それは、「飢饉」です。 日人の大多数が飢饉から解放されてから、まだ数十年しか経っていません。少なくとも戦前までは、日人にとって飢饉は決して無縁のものではありませんでした。例えば、昭和初期には東北地方で過酷な飢饉が慢性的に続きました。 歴史上、現在のように料が有り余っている時代は例外中の例外です。日歴史は飢饉の歴史だと言っても過言ではないほどです。詳しくは、以下の書籍をご参照下さい。 菊池勇夫 近世の飢饉 吉川弘文館 藤木久志 飢餓と戦争の戦国を行く 朝日選書 清水克行 大飢饉、室町社会を襲う 吉川弘文館 大豆生田稔 お米との近代史 吉川弘文館 毎日が飢餓と隣合わせなのに、庶民が米を主とするよ

    日本の主食は本当に米なのか その2  −平成の米騒動と八重の桜とオバマ大統領− - バッタもん日記
    gryphon
    gryphon 2013/04/10
    「江戸時代、主に作るのは米→当時は鎖国中で、国内消費しなきゃ米は腐る→結局最後は、大半の人が米を食う筈」という、シンプルながら納得しそうな説がある(元は板倉聖宣氏の提唱だとか)
  • 漫画「バンビ〜ノ!」のミスに感じた「料理の定義」の難しさ - バッタもん日記

    小学館の週刊誌「スピリッツ」に「バンビ〜ノ!」という漫画が連載されています。イタリア料理店を舞台とした若い料理人の成長譚です。今週号で見逃せないミスがあったので記事にします。 劇中ではトマトの致命的な病気が世界的に大流行してトマト生産が壊滅し、トマトが手に入らなくなってしまいました。イタリア料理トマトが使えないのは大問題です。しかし、トマトはもともと南米原産で、大航海時代にヨーロッパに導入されるまでは料理に使われていませんでした。そこで、大航海時代以前のイタリア料理を再現することで、「トマトなしのイタリア料理」を作ろう。というのが今回の粗筋です。 ミスとは、大航海時代以前の「古代ローマ」、「ルネサンス」時代のイタリア料理を再現するはずなのに、トマトと同様に南米原産で、大航海時代にヨーロッパに導入されたジャガイモが使われていることです。結論から言ってしまうと、作者と編集部の単純な調査不足で

    漫画「バンビ〜ノ!」のミスに感じた「料理の定義」の難しさ - バッタもん日記
    gryphon
    gryphon 2012/06/25
    ううむ、興味のある分野で、喜んで読んでいたのに、注意して読めば気づけた筈のこの部分に気づかず悔しい(笑)/最近出た「パスタでたどるイタリア史」(岩波Jr新書)と並行して読むと更に面白いです
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