人工冬眠で瀕死の人を救う手法、人体で実験へ......一体どうやるの?2014.03.28 12:008,055 福田ミホ 究極の医療的ツンデレというか、なんかすごい。 人工冬眠とかコールドスリープとか、SFの世界ではよく出てきますが、それがリアルに可能になるかもしれません。米国・ピッツバーグの医師たちが、大けがなどで瀕死の人をいったん人工的な仮死状態にすることで救命する手法の実験を始めようとしているんです。 ただでさえ死にそうな人を仮死においやるとは何事か、というと、こういうことです。銃で撃たれたり刃物で刺されたり、大きな外傷を受けた人は、傷に対する処置が終わるまでの間に失血死してしまうことが多いのです。 でも今研究されている「緊急保存」手法を使えば、時間稼ぎができるというわけです。というのは、患者の体を華氏50度(摂氏約10度)ほどに冷却して、細胞活動をほとんど止めてしまうからです。