敦賀原発の(奥から)1号機、2号機、「ふげん」=福井県敦賀市で2011年11月17日、本社ヘリから望月亮一撮影 日本原子力発電は9日、福井県敦賀市の敦賀原発構内でボーリング調査中、海水を通す地中の配管(内径4.2メートル、厚さ2.6センチ、地下約5.4メートル)に誤って穴を開けたと発表した。原発が停止中で配管を使用していなかったため、安全上の影響はなかった。トラブルが発生したのは6日午後2時ごろだったが、原電の担当者は「安全上重要な設備ではないため、すぐには発表しなかった」と説明している。 ボーリング調査は、原子炉建屋直下にある断層「破砕帯」が、活断層の可能性があると指摘されたため実施していた。 原電によると、配管は発電タービンを回した後の蒸気を冷やす復水器に海水を送るためのもので、2号機の原子炉の東約200メートル地点にある。穴を開けたのは配管上部で直径8.6センチだった。 ボーリング位