2013年7月24日、うっ血性心不全を起こして亡くなったNHK記者の佐戸未和さん。当時31歳でした。過重労働が原因で死亡したとして2014年に労災認定を受けました。亡くなる直前1カ月の残業時間は約159時間にのぼったと言います。 NHKがこの事実を公表したのは彼女の死後4年以上が経過した2017年10月4日。なぜ公表が遅れたのかについてNHK側は「遺族の意向だった」と説明していましたが、未和さんのご両親は「事実と異なる」として反論。厚生労働省内で記者会見を開き、再発防止を直接社会に対して訴えました。朝日新聞の報道などによると、会見の中で佐戸さんの父は「未和は記者として、自分の過労死の事実をNHKの中でしっかり伝え、再発防止に役立ててほしいと天国で望んでいると信じる」と語ったと言います。
朝日新聞の「慰安婦報道」に対する 検証結果を報告する独立検証委員会 の(左から)中西輝政委員長、西岡 力副委員長=2015年2月19日午後、 東京都千代田区(蔵賢斗撮影) 朝日新聞による慰安婦報道の責任問題を総括した独立検証委員会(委員長・中西輝政京大名誉教授)の報告書の詳報。朝日新聞自身が組織した第三者委員会は、一定の批判、問題点を示してはいるが、核心部分、とりわけ朝日報道がもたらした国際的な悪影響に関する追及が甘い。 独立検証委ではまず朝日報道を「プロパガンダ」と捉えた。これは今まで明確に提示されなかった視点だ。西岡力東京基督教大学教授は「朝日の一番の問題はこのプロパガンダを2014年8月の段階まで明確に取り消し・訂正せず放置し詭弁(きべん)を弄し、日本と先人の名誉を傷つけたことである」と喝破した。朝日報道の対外的影響も福井県立大学の島田洋一教授が500本以上の米紙記事を精読して検証し
誤解の最たるものは福澤諭吉の言葉だろう。『学問のすすめ』は「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」との言葉から始まることは余りに有名だ。この一節を覚えただけで、福澤諭吉は単純な平等論者であったと結論付ける人たちが結構存在するのである。だが、福澤は『学問のすすめ』で単純に平等を説いたのではない。元来、平等に生まれた人間の中で差が生じるのは、畢竟(ひっきょう)、学問の差であり、それゆえに学問を為さねばならぬと説いたのだ。 これほど極端な誤解はされていないが、思想家の思想の一部分だけが切り取られて理解されていることは多い。例えば、アダム・スミスと聞けば、主著は『国富論』であり、その思想内容は「神の見えざる手」によって、市場経済の万能性を説いたかのように思い込んでいる人も多いのではないだろうか。それぞれが我欲を追求しても、結果的には神が調和をもたらしてくれる。したがって、公益の追求ではなく、我
新型コロナ危機が1年以上も続く中で、ポストコロナというべき経済論点が注目を浴びている。それはデジタルトランスフォーメーション(DX)を志向した社会の変革や「新しい生活様式(ニューノーマル)」というものではない。コロナ危機以前からある二つの問題、「財政危機」と「バブル崩壊」という論点だ。今回は特に前者の問題について書いておきたい。 例えば、朝日新聞は昨年末、社説で「追加経済対策 財政規律を壊すのか」「来年度予算案 財政規律のたが外れた」と連発して、菅政権の第3次補正予算と令和3年度予算案の批判を展開した。最近では毎日新聞も「コロナ下の財政見通し 現実に向き合わぬ無責任」という社説で「暮らしを守る支出は惜しんではならない。だが、それに乗じて財政規律を緩めるのは許されない」と批判している。
すでに日本が主導的な役割を担っている環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に比べると、関税の撤廃については参加各国の既得権の保護が断然に優遇されていて、10~20年以上の長期にわたっての段階的な引き下げである。だが、中国は、アジア圏での多国間にまたがる「自由貿易」交渉をまとめ上げたと成果を強調するに違いない。それには冷めた対応が必要だと私は思う。 日中韓や東南アジア諸国連合(ASEAN)などによる巨大な経済圏の実現を目指す地域的な包括的経済連携(RCEP)交渉の首脳会合が15日、テレビ会議方式で開催され、交渉から離脱したインドを除く15カ国で協定に署名した。参加国全体での関税撤廃率は品目ベースで91%となる。日本にとっては、貿易額が最大の中国、3位の韓国と初めて結ぶ自由貿易協定となり、国内総生産(GDP)の合計、世界人口のそれぞれ約3割を占める巨大経済圏がスタートを切る。
結婚の延期が発表された秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さん。その原因のひとつとされているのが、昨年末に『週刊女性』が報じた、小室さんの母・佳代さんと、その元婚約者A氏との「400万円金銭トラブル」だ。 「私は、なにも結婚の邪魔をしたいわけではありません。ただお金を返してほしい。それだけなんです」。佳代さんの元婚約者・A氏はそう語る60代の外資系商社マンのA氏は、小室家に多額の“援助”をしたことで、自宅マンションのローンを払えず引っ越しを余儀なくされ、愛車のジャガーも手放した。A氏に詳しい経緯を聞いた。 「私はそもそも、佳代さんの亡くなった旦那さんと面識がありました。旦那さんの死後、“母子家庭だと、圭もいろいろと後ろ指をさされるかもしれない”と佳代さんが漏らすのを耳にして、圭くんのために父親代わりになろうと決めたんです。2010年夏に婚約して、神奈川県葉山町のレストランで佳代さんの家族にも紹
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く