タグ

ブックマーク / shavetail2.hateblo.jp (12)

  • やはり、大昔物々交換などなかった - シェイブテイル日記2

    経済学の教科書のはじめの方に登場する物々交換ですが、フェリックス・マーティン著「21世紀の貨幣論」には物々交換が人類学などから疑問を呈されているという話を以前書きました。 大昔、物々交換などなかった - シェイブテイル日記 今年4月に出版されたカビール・セガール著「貨幣の新世界史」でも、少し違う切り口から大昔には物々交換などなく、貨幣の起源は債務にある、という説を紹介しています。 以下は貨幣の新世界史から引用します。*1 (引用開始) - お金のもうひとつの起源 経済入門のクラスでは、お金歴史をつぎのように教えるケースがほとんどだろう。 昔々、世界の果ての地で、人びとは物々交換を行なっていました。しかし、常に満足できる形で成立するわけではなく、やがてお金が発明されました。 アリストテレスの思想はこの考え方の延長線上にあるし、さらに時代を下れば、アダム・スミスなど古典派経済学者にも行き着く

    やはり、大昔物々交換などなかった - シェイブテイル日記2
    gui1
    gui1 2016/06/04
    物々交換とか原始共産制とかを心地よく感じるようなすっとこどっこいには何を言っても無駄だと思う(´・ω・`)
  • リーマン・ショックとは何だったのか - シェイブテイル日記2

    先週、ドイツ最大のドイツ銀行のCoCo債とよばれる銀行債の急落(利回り上昇)が報じられ、昨年後半からの米国利上げ、中国資源国経済減速とともに新たなリスクオフの流れにつながっています。 ただドイツ銀行以前にも、20世紀終盤あたりから現在にかけては、2001-2006年の欧米バブル期を除けば、数年ごとに金融危機が発生しています。 その中でもインパクトが強烈だったのが例のリーマン・ショックでした。 リーマン危機はあまりにも進展が速く、我々外部にいる人間には全体像が把握できないうちに世界経済を奈落の底に引きずり込んでしまいました。 現在もまた経済危機の初期局面にある可能性は小さくありませんので、今あらためてリーマン危機とは何だったのかを考えてみるのも悪くないでしょう。 1.危機発生以前 アジア通貨危機(97)、ロシア危機(98)は米国財務省のルービン長官、ラリー・サマーズ(当時、国際問題担当財務次

    リーマン・ショックとは何だったのか - シェイブテイル日記2
    gui1
    gui1 2016/02/14
  • 3月の自殺者数速報がでました - シェイブテイル日記 2015/04/15 23:22 私の言いたかったことは、消費税発祥の国フランスなどでは、(ギリシャは違いますが)付加価値税が仮に20%で一旦国に取

    最近、3月の自殺者統計が内閣府からだされました。 それによれば、3月の自殺者数の前年同月比はマイナス1.8%とわずかながら下がったようです。 こちらが今年3月の自殺者数推移です。 図表1 月別自殺者数の推移(総数) 出所内閣府自殺対策推進室 3月は例年自殺者数が多い月で、今年も前月比では増加が見られますが、前年同月比では増加率マイナス1.8%でした。 1997年の先の消費税増税では、翌年3月、5月に自殺者数の大幅な増加が記録されています。(図表2) 図表2 1998年の自殺者数急増 出所:社会実情データ図録 失業者自殺者数の月次推移 前回1997年消費税増税の納税時期には自殺者数は著しく増加した。 このデータと、周辺情報から、今回の消費税増税でも自殺者の急増を懸念して私が書いた記事がこちらでした。 3月のデータで見る限り、幸いなことに、私の懸念は外れてくれたようです。 ただ、消費税は消費者

    3月の自殺者数速報がでました - シェイブテイル日記 2015/04/15 23:22 私の言いたかったことは、消費税発祥の国フランスなどでは、(ギリシャは違いますが)付加価値税が仮に20%で一旦国に取
    gui1
    gui1 2015/04/16
    民主党政権があまりにもひどすぎただけで、今が良いわけでは(´・ω・`)
  • 安倍首相が犯しつつある大きな誤ち - シェイブテイル日記2

    今回の衆議院選挙では安倍首相はアベノミクスとともに、消費税増税の延期を掲げ、「景気回復、この道しかない」と選挙で訴え圧勝しました。 しかし、シェイブテイルとしては前回衆議院選挙のような「これで日もデフレから脱却できる!」という高揚感がありません。それはこのままでは日経済は浮揚するどころか沈没しかねないという懸念が拭えないからです。 はっきり言って、日経済の最大の問題は、政府債務問題ではありません。 実はあなたの収入が増えないことこそ最大の問題なのです。 今回の衆議院選挙で与党は2/3を超える議席を獲得する圧勝でした。 安倍首相は来年10月の消費税増税こそ延期しましたが、2017年4月には景気条項を外して実施すると約束しています。首相のこの方針は正しい方向なのでしょうか。 ■政府債務と名目GDPの相関 早速ですが図表1を御覧ください。これは名目GDPと政府債務の経時的な変化を国際比較し

    安倍首相が犯しつつある大きな誤ち - シェイブテイル日記2
    gui1
    gui1 2014/12/16
    すげーぐらふだなー。横軸を年にして、縦軸を債務/GDPにするんじゃだめなのかい(´・ω・`)?
  • 大昔、物々交換などなかった - シェイブテイル日記

    「大昔物々交換があり、その不便さを解消すべく、商品の中から変質しにくい金属などが選ばれてマネーとなった。」 この一般人のみならず、経済学者にも堅固に信じられている「標準貨幣論」に対して、人類学などの分野からは異も出ているようです。 こうした人類学などの知見も踏まえた新しい貨幣観を見せてくれる、フェリックス・マーティンの「21世紀の貨幣論」には標準貨幣論とは全くことなるマネー観があります。 このに出てくるヤップ島のフェイの話も私が要約すると、味わいが失われてしまいますので、第1章の一部を転載して紹介させていただきます。 ヤップ島の石貨「フェイ」 1899年、スペインはヤップ島を330万ドルでドイツに売却した。 ヤップ島のドイツ帝国への併合には、ある大きな成果があった。若く、才気にあふれ、冒険好きな一風変わったアメリカ人、ウィリアム・へンリー・ファーネス3世がヤップ島を訪れ、歴史的に見てきわ

    大昔、物々交換などなかった - シェイブテイル日記
    gui1
    gui1 2014/11/12
  • 死にネコも叩きつければよく弾む - シェイブテイル日記2

    今日今年第二四半期GDPの一時速報が発表されました。 これによると実質GDPは同6.8%の大幅減少になったようです。 ただ、これにより政府が10%消費税の判断を翻すか、といえば却って増税へのゴーサインに確信を持つ可能性が出てきたのかもしれません。 今朝今年4-6月期の実質GDP速報値が発表されました。 最近の実質GDP成長率をグラフ化すると図1のようになります。 ちなみに、GDP成長率は前期比年率で示されています。 図1 実質成長率の推移 GDP成長率は前期比年率。 4-6月期は、個人消費が▲5.0%、住宅投資は▲10.3%、設備投資は▲2.5%と内需は悲惨な状況でした。 外需こそプラス5.2%ですがその内訳は、輸出▲0.4%−輸入▲5.6%ですから、内需の弱さの反映に過ぎないのかもしれません。 7月10日頃には、アナリストのコンセンサスでは今回のGDPはマイナス5%程度と見られていました

    死にネコも叩きつければよく弾む - シェイブテイル日記2
    gui1
    gui1 2014/08/14
  • 日本国債は暴落するか、させられるのか - シェイブテイル日記2

    国債が破綻(返済不能)になることはないと書いてきました。 では破綻まではせずとも、日国債が暴落することはあるのでしょうか。 日国債の破綻があり得ないことはこれまで何回か書いてきました。 消費税増税肯定論の6つのウソ - シェイブテイル日記 財務省は財政健全性をどう捉えているか - シェイブテイル日記 NHKスペシャル「日国債」の当の問題 - シェイブテイル日記 ただ、破綻までには至らずとも、国債が大暴落することはないのでしょうか。 小笠原誠治氏というコラムニストの方がいらっしゃいます。 この方が、BLOGOSに投稿した話で、麻生大臣が6月17日の横浜市での講演で、「国の借金?お金を刷って返せばいい。簡単だろ?」と発言したのを批判し日国債のデフォルト・暴落を憂えたコラムを出発点に、この問題を考えてみたいと思います。 小笠原氏は日国債のような内国債とギリシャのような実質外国債は

    日本国債は暴落するか、させられるのか - シェイブテイル日記2
    gui1
    gui1 2013/09/28
    下がれば買うだけなのですが、なにか。
  • 経済コント:千円札と500円玉の両替 - シェイブテイル日記2

    今日はいつもと違い、ぐっとくだけて、新ジャンル、考え落ち系経済コントをひとつ。 登場人物は、分厚い牛乳底メガネの某大学経済学部8年生、西武輝夫くんとその母親です。 西武輝夫(以下輝) :ただいま〜。 母親: お帰り。大学の勉強、大変だねぇ。 輝: ま、ぼちぼちやっているよ。 母親:ところで、今日ヘンな人が訪ねてきたんだよ。 輝:え、どんな? 母親:1000円札を出して、これを500円玉に両替して欲しいって。 輝:え? 母親:ま、どっちでも一緒だから千円札を500円玉ふたつと替えてあげたけれど。 輝:かあちゃん、それ詐欺だよ。 母親:ええっ?でも千円札はまともだったよ。 輝:そうじゃないんだよ。千円札ってあれ、借用証なんだよ。 母親:どゆこと? 輝:今日大学のセンセが言うには千円札って借用証らしいよ。500円玉はそうじゃないって。 母親:じゃ、私は500円玉ふたつを借用証と替えさせられたって

    経済コント:千円札と500円玉の両替 - シェイブテイル日記2
    gui1
    gui1 2013/09/25
    10万円貯まる貯金箱に入れる目的で500円玉を集めている人が実在するんだが、なぜ銀行に預けないんだろう?
  • ネバダ・レポートで国民を脅かした五十嵐氏の最後 - シェイブテイル日記2

    2002年、国会で有名となった報告書があります。ネバダ・レポート。 これによれば日がIMF管理下に入れば、公務員とその給与・年金大幅カット、退職金ゼロ、国債利払い停止、消費税大幅アップなどが強いられるといった極めてショッキングな内容でした。 2002年の国会では、民主党の五十嵐文彦氏がこのネバダ・レポートをもとに小泉内閣閣僚の財政再建姿勢を追求しました。 ○五十嵐委員  私のところに一つレポートがございます。ネバダ・レポートというものです。これは、アメリカのIMFに近い筋の専門家がまとめているものなんですけれども、この中にどういうことが書いてあるか。 ネバダ・レポートの中でも、昨年の九月七日に配信されたものなんですけれども、IMF審査の受け入れの前に、小泉総理の、日の税収は五十兆円ほどしかない、今の八十五兆円を超える予算は異常なんですという発言があります。これを大変重視して、当然だと言

    ネバダ・レポートで国民を脅かした五十嵐氏の最後 - シェイブテイル日記2
  • 「デフレ宣言 物価下落を止めてはならぬ」 - シェイブテイル日記2

    安倍政権と黒田日銀の量的・質的金融緩和策により、現在円安株高が進行中です。 これは日が長年病んできた「緩慢な死」から必死に脱出しようとする結果もたらされているものです。 *1 このデフレの由来を辿れば、1997年の橋消費税増税と「構造改革」の美名のもと実施された緊縮財政、そして当時改正された日銀法のために、金融政策の手段どころかその目的まで政府から独立してしまった速水日銀による引き締め気味の金融政策の結果、1998年から日は継続的なデフレに突入したのでした。 それから3年以上経った2001年3月、政府が月例経済報告で日経済の状況をデフレと認定しました。 ところがその翌日、毎日新聞に次のような社説が載りました。 『毎日新聞』2001年3月17日朝刊社説 政府は16日、3月の月例経済報告で、現在の物価状況をデフレーションと認定した。いまの状況を「悪い物価下落」と断定したわけだ。しかし、

  • アベノミクスと元禄文化の関係 - シェイブテイル日記2

    安倍政権により、現在アベノミクスと呼ばれる経済政策が実施されつつあります。 このアベノミクスの中核はよく知られているようにリフレ政策です。 現在の日と同様に、17世紀後半の江戸時代の日でもデフレギャップが存在していたようです。その17世紀にも、結果的にはリフレ政策といえるものが実施されました。 その政策がどのような影響があったのかを調べることは、アベノミクスの結果を予測するのに有用でしょう。 この政策は元禄の改鋳と呼ばれています。 この元禄の改鋳前後の物価を見てみましょう。 当時は物価指標は整備されておらず、大坂での米価、あるいは幕府による、旗・御家人の俸禄米を金で支給する際の公定換算値段−これは「張紙値段」と呼ばれています−の推移を見ることで推定することになります(図1)。 図1 17世紀後半から18世紀初頭の日の物価推移 出所:「勘定奉行荻原重秀の生涯」(村井淳志)p123表か

    アベノミクスと元禄文化の関係 - シェイブテイル日記2
    gui1
    gui1 2013/01/27
  • お金の成り立ちとその背景 -NHKスペシャル「ヒューマンなぜ人間になれたのか第4集」より- - シェイブテイル日記2

    先日、NHKスペシャルで「ヒューマンなぜ人間になれたのか」という番組をやっていました。 シリーズ全体としても面白いのですが、「第4集そしてお金が生まれた」が圧巻でした*1。 今回はこの番組をベースに、お金の成り立ちとその背景についてレビューしてみたいと思います。 最近の研究では、人間によく似た霊長類はいろいろとあったようで、例えばネアンデルタール人は個々の個体としては人類よりも優れた面も持った霊長類だったようです。 この人間を人間たらしめ繁栄させ、更にお金お金たらしめるにはいくつかの重要な発明がありました。 1.共有の発明(モノの共有) 狩猟生活だった我々の祖先は、獲物が得られなければ空腹に耐えるか餓死するしかありませんでした。遠い過去のある時、人類は共有することを発明しました。マルクス・エンゲルス風に言えば「原始共産制」の発明です。 共有をしないヒト以外の霊長類は、ヒトより個々の能力が

  • 1