西武の「戦力補強」はベテランの移籍で――。野球のことではなく、鉄道の話だ。西武鉄道は9月26日、東急電鉄と小田急電鉄から計約100両の中古車両を譲り受け、2024年度から2029年度にかけて導入すると発表した。大… そして大手私鉄では珍しい事に、東急や小田急のお古の車両をガッツリ100両も買い取って運用するという、もはやプライドすら捨てた感のある最近の西武鉄道…しかし(鉄道事業に限っては)昔から堅実にやってきた感じだけは評価できる。西武新宿線は他社接続がない分、電車の運行ダイヤが最も乱れにくい路線だし、沿線住民はむしろ“地味で何が悪い”とすら思っている。 走ってる電車だけは綺麗になりましたけどマイナーな西武新宿線そんな西武線でもとりわけ“華が無い”のが西武新宿線の沿線で、住民達は相も変わらず高田馬場でお乗り換え、電車に乗っても途中の駅は沼袋だの都立家政だの武蔵関だのおしなべて地味なラインナ
新宿・渋谷と並ぶ東京山の手三大副都心の一つ「池袋」が最近騒がしい。長年“池袋の顔”として親しまれていた西武百貨店池袋本店を経営する「そごう・西武」(セブン&アイHD)が外資系ファンドに身売りされ、その後ヨドバシカメラに売却された。8月31日には西武池袋本店を臨時休業して労働組合によるストライキが決行、大手百貨店によるストライキは昭和37(1962)年に大阪・梅田の阪神百貨店がスト決行をして以来61年ぶりという。 池袋西武がストライキ突入! 全館臨時閉館の抵抗のなか売却決定、ヨドバシカメラ進出に地元は「いらない」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース 「ご通行のみなさま、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。我々、そごう・西武労働組合は本日、ストライキをおこなっております」 8月31日、そごう・西武の労働組合によるストライキが決行された。午前
駅前の様子だけ見ていると、没個性的なベッドタウンで何も面白みがなさそうな印象を受ける所沢の街だが、本来の街の中心は駅から離れた小金井街道沿いにある。 プロペ通りを抜け、ファルマン通り交差点の先に伸びる小金井街道沿いが旧市街地。もともと所沢は織物産業で栄えた街で、小金井街道に沿って歩くとあちこちに明治時代に建てられた古い商家がちらほら残っている。 駅から降りてプロペ通りを歩いている間は実に退屈過ぎてあくびが出てしまいそうだったが、ここまでやってくるとようやく本来の街並みが現れたという感じだろうか。しかし背後には猛烈な勢いで乱立するタワーマンション群が街の風景を突然変異させている。 交通量大杉な小金井街道に入る。所沢の道路事情はあまりよろしくないらしく年がら年中渋滞が絶えないらしい。街のメインストリートなのに片側一車線ずつしかない。その反面タワーマンションの多さには唖然とする。 所沢の旧市街地
首都東京に隣接しながらも、ひたすら「東京のベッドタウン」に甘んじて、常日頃から「東京に住めない人が住む地域」「ださい」「痴漢多い」「民度低い」とあれこれとバカにされがちな「埼玉県」。 “ダ埼玉”という言葉を広めたのは最近ご長寿番組「タモリ倶楽部」が40年の歴史に幕を閉じたばかりのタモリ(森田一義)で、それもフジテレビの長寿番組だった「笑っていいとも」の放送中でのことで、その当時のオールナイトニッポンでも都道府県弄りをしていた事などもあって、その“禍根”が今の今まで続いているという声も聞こえる。一部の古参埼玉県民にとって、タモリは未だに恨みを買われている存在らしい。 なんじゃここは!これがKADOKAWAが社運を賭けて東所沢にぶっ建てた「ところざわサクラタウン」だ
ここ最近、また埼玉で何かと物騒な事件が増えている。さいたま市南区や桜区などで連続して猫の死体が発見されて、その後に美女木の美笹中学校に乗り込んで教師を切りつけて逮捕されたのが戸田に住む17歳の高校生だとか「第二の酒鬼薔薇聖斗かよ」という話になっているし、当方も一時期はちょっと“本人”だったらどうしようとか頭を掠めたんですが…彼は埼玉県境に近い足立区の花畑団地に住んでいたしね。 「サカキバラ事件って知ってますか?」“猫殺し”と戸田市中学校侵入傷害事件のミッシングリンク《警察の憂慮が的中した? 埼玉猫連続殺害》 | 文春オンライン 「ベンチに猫の前脚のようなものがある」 2月中旬からつづく一連の「猫殺し事件」は、2月13日午前8時、さいたま市南区にある荒川彩湖公園の管理職員からの通報が皮切りだった。ドッグランや野球場も併設された… 西武池袋線の電車でドンツキまで行くとこの街がある ところで今回
「西早稲田2-3-18」にあったもの 「東京都新宿区西早稲田2-3-18」は、地下鉄東西線早稲田駅からも程近い「穴八幡宮」の裏手の一帯である。国内屈指のマンモス大学である早稲田大学キャンパスからも近いこの住所に何があるかというと、「公益財団法人早稲田奉仕園」というキリスト教系施設である。日本キリスト教会館、日本基督教団早稲田教会、日本パブテスト同盟東京平和教会といったキリスト教に係る施設が集まっている。 別にここ自体はキリスト教関連施設でしかなく敷地内には自由に出入り可能だ。一際威厳のあるレンガ作りの教会が目に入る事であろう。こちらが日本基督教団早稲田教会「スコットホール」である。戦前の大正11(1922)年に建設されたものだ。実は早稲田奉仕園はその前身から遡ると創立100年以上の歴史を誇るキリスト教施設なのだ。 スコットホールは東京都の歴史的建造物に選定された由緒ある建物である。反日の巣
地球温暖化のせいか何か知らんが、どうも今年2022年も異常気象に悩まされそうだ。関東から九州にかけて記録的に早い「梅雨明け」発表が行われ、まだ6月中というのに連日最高気温35度超えの酷暑日が続いている。これだけ極端な気候に見舞われると心身にも異常を来すに留まらず、野菜の高騰や電力の逼迫など様々なデメリットを引き起こしかねない。コロナ禍もあって人口過密状態の首都圏での生活に見切りをつけて郊外に移住する人間も増える昨今だが、これだけクソ暑い夏が前提ともなると、今後は夏の気候が穏やかな地域を選ぶことにもなる。 首都圏の人間であればまず思い起こすのが長野県軽井沢町だとか山梨県北杜市だとかの、東京から高速で2時間掛ければ行ける高原リゾートである。標高1000メートル超えの環境では確かに夏の酷暑からは解放されるのだろうが、これらの地域はあまりに山深過ぎて周りに何もないし、特に軽井沢の別荘なんて一般庶民
神奈川県において外国人労働者が非常に多く暮らしている地域と聞かれて思い浮かぶのはどこか?「いちょう団地」が有名な大和市やその隣の綾瀬市、愛甲郡愛川町などの県央地域か、それから川崎市川崎区と横浜市鶴見区…いずれにしても工業地帯ばかりである。しかしもう一ヶ所、今まで紹介しそびれていた地域があった。 それは平塚市の北部に位置する「県営横内団地」…昭和42(1967)年頃に作られた非常に古い団地である。戦前から軍需工場が盛んで、戦後になっても工業を中心に栄えた平塚ならではで、労働者人口の増加に伴い町外れの田んぼを埋め立てて1,360世帯が暮らす一大ニュータウンとして作られた大型団地…それが現在では県内屈指の外国人集住地域となっている。 —-レポートの全文は「note」でお読み頂けます(有料配信です)—-
古今東西あらゆる「団地」を訪ね歩いてきた我々取材班。やけにシャレオツで意識の高い豪華なマンション群もあれば、後期高齢者やナマポ受給者しか暮らしていないオンボロ住宅まで、団地とは一言で言えども様々な形がある。しかしそうした「団地」という生活空間が戦後に成り立った経緯を振り返ると、一度は目を通しておかなければならない場所がある。 池袋から西武線に揺られて今回やってきたのは西東京市と東久留米市に跨る「ひばりが丘団地」。昭和34(1959)年に当時の日本住宅公団が整備した、日本最初のマンモス団地と言われる場所である。なんだかんだ言って、今までここを取り上げて来なかったのは何かの手違いでしかないので今更ながらのレポートである。いや、だってしょうがないでしょう。「見のがしてたね」と自虐PRかますくらい存在感のない街なんだもん。 —-レポートの全文は「note」でお読み頂けます(有料配信です)—-
上京者にとって持たれる「神奈川県」のイメージは、“オシャレな港町”横浜、そして観光名所で高級住宅街の鎌倉、そこから景勝地の江ノ島へ繋がる“江ノ電”に乗れば年がら年中脳内サウンドがサザンオールスターズ状態の湘南海岸、そして一大温泉観光地の箱根といった綺麗どころばかりか。 コロナ禍も収まらない最中に浮かれきったカッペ連中が鎌倉の小町通りに群がって食べ歩きしている姿を見てヤバいのなんだの言っている昨今だが、そんな一般ピープルの目からはてんで眼中にない、“もう一つの神奈川県”がある。頭上を巨大な戦闘機が轟音を立てて飛び交う米軍厚木基地があり、有象無象の移民が入り乱れる「県央地域」だ。 “なんちゃって政令指定都市”な相模原市を中心に厚木市や大和市など、いずれも大規模な工業団地が点在し、東京都心から電車で1時間そこそこで出られる距離感や家賃相場のクソ安さも相まって、工場勤務のお安い派遣労働者として糊口
それに乗じてか、首都圏各所に埋まらない空き部屋だらけのボロい団地を多数抱えているUR都市機構も「テレワーク」をキーワードにCMをガンガンぶっ込んでいるのを見て、これまで郊外でも遠すぎて通勤リーマン世帯に人気の出なかった“限界団地”のスキマを埋める絶好の機会だと睨んでいるように思えたのだ。コロナ禍で皆大変な思いをしているが、ピンチではなくチャンスと捉えるべきという事か。 そこで我々もそんな首都圏の“限界団地”の一つをご紹介したいと思う。場所は東京都町田市…小田急線に乗って行くほぼ神奈川の東京、街中には神奈川中央交通、通称“かなちゅうバス”が走っているという、そんな日常風景が見られる場所。しかも町田駅からバスに乗って延々と行かなければならない。辿り着いた先は… —-レポートの全文は「note」でお読み頂けます(有料配信です)—-
何かと上品なイメージで語られる事が多い「横浜」の存在だが、ごく一部のみなとみらい辺りを除けば大部分は山だらけの郊外のド田舎でしかなく実際にそこで暮らしている住民にとって、その現実は他所から見たイメージとは乖離している。まさにそういった横浜の田舎臭い現実を突きつけられる実にイモ臭い風景を拝む事ができる場所が横浜駅近くにある。 それが横浜駅西口、正確には「みなみ西口」「相鉄口」と呼ばれる駅前に広がる繁華街である。目の前にあるのは相模鉄道横浜駅の改札口で、その上は相鉄グループの商業施設「相鉄ジョイナス」がある。 横浜駅を起点とする相鉄線は首都圏唯一、東京都心を走らない独立系私鉄であり、横浜駅からさらに郊外の二俣川、大和、海老名、湘南台へと伸びる。同じ神奈川でも、埼玉や足立に引けを取らないDQNの巣窟で人外魔境とも言われる相模地方から横浜に出る為の通勤の足だ。 相鉄口からまっすぐ伸びるメインストリ
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