質問第二九号 素手でのトイレ清掃に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 令和六年二月九日 参議院議長 尾辻 秀久 殿 素手でのトイレ清掃に関する質問主意書 令和六年一月二十九日熊本市教育委員会は、宿泊教室の際、高学年の児童二人に便器の周りの尿を雑巾を使って素手で拭き取らせた市立小学校の女性教諭を戒告の懲戒処分にした。 今回、処分を受けた教諭は雑巾を使わせていたが、一部の教諭の間では、素手で便器を直接磨き上げることが心も磨くことになると精神面で非常に良い影響をもたらすとして「教師の教師による教師のためのトイレ掃除に学ぶ会(便教会)」を結成して、「素手でトイレ掃除」をしている例もある。 単にトイレの清掃だけではなく、「トイレを磨けば心も磨ける」など精神修養になるからという理由で全国的にこの活動が広がっている。 一方で、コロナ禍以降感染症に対する意識の変化や知識が