内閣改造を翌日に控えた9月12日夕、木原誠二衆院議員(53)が、財界の重鎮4人と官邸幹部を交え、都内のホテルで会食していたことが「週刊文春」の取材で分かった。 岸田文雄首相の懐刀として権勢をふるった木原氏は、内閣改造で官房副長官の任から降りたが、自民党の幹事長代理と政調会長特別補佐という2つの要職を兼務することになった。自民党関係者が言う。 「木原さんの処遇は一石三鳥。党の役職に転じることで、国会や記者会見で文春報道について追及される機会が減るし、それでいて政府と党のパイプ役にもなれる。その上、ポスト岸田を狙う茂木敏充幹事長と萩生田光一政調会長のお目付け役としても機能する絶妙なポジションなのです」 ©文藝春秋 “財界4重鎮”と“官邸の番人”で秘密の会合 この“焼け太り”人事を知ってか知らずか、組閣前夜12日の夕刻、木原氏は都内の高級ホテルで4人の財界人と秘密の会合を持っていた。ホテル関係者