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ブックマーク / www.itmedia.co.jp (555)

  • 他人が装着するイヤフォンだけに“いきなり音楽を注入できる”システム 明治大が開発

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 明治大学の渡邊研究室に所属する研究者らが発表した論文「WhisperCast: ヘッドフォン装着者だけが聴取可能な音を再生する磁気誘導を利用した手法の検討」は、ヘッドフォンやイヤフォンを装着している人のみが聞こえる音声や音楽を外部から挿入するシステムを提案した研究報告である。 このシステムは、磁気誘導を用いて、ヘッドフォンやイヤフォン内の振動板を直接鳴動させ、装着者だけが聴取できる音を生成する。WhisperCastのハードウェア構成には、空芯コイルとアンプを含んでいる。 具体的なプロセスとして、コンピュータが任意の波形(通知音や好きな音楽

    他人が装着するイヤフォンだけに“いきなり音楽を注入できる”システム 明治大が開発
  • 「ちゃぶ台返しはしない」 シン・エヴァ制作進行が見た“マネジャー庵野秀明”の姿(後編)

    2021年3月に劇場公開され、興業成績100億円を達成した、ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズ完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。その制作は、プリプロジェクトを含めると足かけ11年にわたっていた。 中心人物は言うまでもなく庵野秀明氏(カラー代表)だ。総監督に加え、原作、脚、画コンテ、原画、宣伝、エグゼクティブプロデューサーを兼任。全体を統括するマネジャーでありながら、脚や原画などプレイヤーを兼ねていたことが、肩書きだけでも分かる。 シン・エヴァのスタッフが見た「ドキュメンタリーとは違う」庵野氏 公開当時に放送されたNHKのドキュメンタリー番組では、庵野氏が一度現場に任せようとしながらも、結局人が直接カメラを手に取ったり、制作が進んでいたシーンを破棄して脚から作り直したりするシーンも放送された。 視聴者からは「庵野秀明の“ちゃぶ台返し”」「ワガママに振り回されるスタッフがかわいそう

    「ちゃぶ台返しはしない」 シン・エヴァ制作進行が見た“マネジャー庵野秀明”の姿(後編)
  • もはや「◯軸」呼びは古すぎる “最高のメカニカルキーボード”に不可欠なキースイッチ最新事情と選び方

    自作キーボード「Ergo42」作者。自作キーボードのDiscordコミュニティ「Self-Made Keyboards in Japan」管理人。 連載:「ハロー、自作キーボードワールド」 自作キーボードの作者であり、キーボード関連のニュース動画「ほぼ週刊キーボードニュース」を配信するぺかそとびあっこが、自作キーボードの世界の“入り口”を紹介していく。 連載一覧 自作キーボードに限らずメカニカルキーボードを特徴づけるのは、その名前にも含まれている「メカニカルキースイッチ」であり、打鍵体験に大きな影響を与える重要なパーツだ。キースイッチの役割は文字通りスイッチであり、電気信号のオンとオフを切り替えることでどのキーが押されたかをPCに伝えることだ。 しかし現在ではそれ以上に、キーボードの押し心地である「打鍵感」を左右するパーツとして注目されている。そしてこの打鍵感を向上させるために、メカニカル

    もはや「◯軸」呼びは古すぎる “最高のメカニカルキーボード”に不可欠なキースイッチ最新事情と選び方
  • 「15人のはんこリレー」vs.「庵野秀明との対話」 JAXAからカラーに移った、とある新人制作進行の話(前編)

    1984年生まれ。2008年にJAXAに入社し、約9年半勤務した後、2017年にカラーへ入社。有限会社ゼクシズに出向し、『あさがおと加瀬さん。』に制作進行として携わった後、カラーに復帰。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作進行を担当。2023年7月にプロジェクトとしての『シン・エヴァ映画制作を振り返る公式報告書籍『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン』を上梓。2023年11月下旬に株式会社カラーを退社、以降フリーランスとなる。 SNSアカウント:@Narita_Kazumasa 書籍公式サイト: https://www.khara.co.jp/project-eva/ 電子版詳細:https://www.khara.co.jp/2023/07/10/2023071018/ JAXAもカラーも「プロジェクト」が中核 成田氏は小学生のころに「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビシリーズを見て以

    「15人のはんこリレー」vs.「庵野秀明との対話」 JAXAからカラーに移った、とある新人制作進行の話(前編)
  • 眼精疲労対策、集中力UPには激オススメ! 電子ペーパーディスプレイ「DASUNG253U-F」レビュー

    眼精疲労対策、集中力UPには激オススメ! 電子ペーパーディスプレイ「DASUNG253U-F」レビュー:「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(1/4 ページ) 大の電子ペーパー好きの私。実は、電子ペーパーディスプレイも常用しています。あまりに高価なので購入をためらいましたが、25.3型の「BOOX Mira Pro」(税込み27万8000円)を使用しています。 思い立って購入したきっかけは、仕事をしていてかなりの眼精疲労を感じたことです。ディスプレイを見て仕事をするのがつらいレベルの時がありました。私はディスプレイを3枚、4枚と同時に使っているのですが、そうした正面・左右からディスプレイ光を浴びることで目がかなり疲れてしまったようです。しばらくはノートPC1台で作業するなどして刺激を弱めたのですが、やはり生産性が落ちました。 3、4枚と使っているものの、「メールを表示しておくだけ

    眼精疲労対策、集中力UPには激オススメ! 電子ペーパーディスプレイ「DASUNG253U-F」レビュー
  • 法令改正後もスマホの大幅値引きは可能? 想定される“抜け穴”を考えてみた

    12月27日より施行される電気通信事業法に関わる改正総務省令。問題視された過度な端末値引き(白ロム割)を防ぐための「値引き規制」の見直しとなるが、やはり抜け道もあるようだ。今回は、規制後に考えられる新たな流れについて考えた。 スマホの値引きルールが変わり、「実質24円」の販売も不可能に? 現行の電気通信事業法では、スマートフォンなどの回線契約に伴う端末値引きについて2万2000円(税込み、以下同)を上限としている。一方で、半導体不足による単価高騰、物価の上昇に円安などの要素も影響して端末価格は高騰している。2万2000円の値引きでは割安感を演出できなくなり、5G対応端末の普及促進への障壁にもなっていた。 そのため、各キャリアは端末価格を下げて提供したり、端末の分割価格設定を調整して実質的な負担額を引き下げたりする方針をとった。いわゆる「白ロム割」となるが、これによって消費者も安価に高性能な

    法令改正後もスマホの大幅値引きは可能? 想定される“抜け穴”を考えてみた
  • 消費者庁に送られた情報提供、実際は届かず 11月末から投稿フォームに不具合

    消費者庁は12月18日、公式サイトの意見投稿フォームにシステム上の不具合があり、11月末から12月13日にかけて一部の問い合わせや意見投稿が届かない状態だったと発表した。同庁は「心当たりがある場合が、再度投稿してほしい」と、問い合わせが届かなかった可能性がある人に呼びかけている。 「消費者庁Webサイトについてのご意見・ご感想」「品表示に関するお問い合わせ受付フォーム」「景品表示法違反被疑情報提供フォーム」など、最低でも12件のフォームで不具合があり、70件以上の投稿が受け付けられていなかったという。 現在システムは改修済みで、もし届かなかった場合はエラーメッセージが表示される状態になっている。

    消費者庁に送られた情報提供、実際は届かず 11月末から投稿フォームに不具合
  • 漫画アプリ「マンガBANG」の連載作が突如終了 原因は運営会社の“不手際” 「覚悟が足りなかった」

    漫画アプリ「マンガBANG」を運営するAmazia(東京都渋谷区)は12月18日、同社の不手際によって、連載中の漫画「勇者の母ですが、魔王軍の幹部になりました。」を未完のまま終了すると発表した。同社は「連載を楽しみにしていただいていた読者の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけし、大変申し訳ございません」と謝罪している。 同作は、野山歩さんが小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿していた同名小説漫画化した作品。マンガBANGで連載し、作画をツヅルさんが担当していた。この漫画宛に、他出版社からライセンスアウト(他出版社から紙単行を刊行すること)の提案がきていたが、Amaziaは自社からすでに紙単行1巻を発売していたことを理由に、これを拒否。このことをツヅルさんに対して1年以上報告していなかった。 同社はこの件に対して「ツヅル先生、野山歩先生に多大なご迷惑とご負担をおかけしてしまいましたこ

    漫画アプリ「マンガBANG」の連載作が突如終了 原因は運営会社の“不手際” 「覚悟が足りなかった」
  • 「リニア中央新幹線」の静岡は、いまどうなっているのか 論点を整理してみた

    JR東海が建設しているリニア中央新幹線について、なぜか経由地の静岡県が着工を認めない。まるでリニア中央新幹線そのものを反対しているかのようだ。しかし静岡県も県知事も、表向きはリニア中央新幹線について賛成の立場だという。どうも話がややこしくて、その都度に報じられる内容だけでは全体像をつかみにくい。そこでいったん立ち止まって、リニア中央新幹線とは何か、現在の論点は何かを整理してみた。 関連記事 次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“命”が見えてきた? 西九州新幹線開業、北陸新幹線敦賀延伸の開業時期が近づいている。そこで今回は、新幹線基計画路線の現在の動きをまとめてみた。新幹線の構想は各県にあるが、計画は「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基計画」として告示されている。これと費用便益比、各地のロビー活動の現状などから、今後を占ってみたい。 年末年始、なぜ「のぞみ」を全席指定にする

    「リニア中央新幹線」の静岡は、いまどうなっているのか 論点を整理してみた
  • Amazonの「超音波洗浄機」一番人気は“詐欺”? 購入者の「非破壊検査」レビューで話題の商品、実際に分解してみた

    商品販売ページには「超音波洗浄機」「45000Hz」をうたい、説明には「大容量ステンレスタンクを搭載」「工業用グレードのマイクロコントローラチップで制御」などと書いている。 しかし11月27日、カスタマーレビュー欄に「超音波洗浄機では無い」というタイトルのレビューが掲載された。「非破壊検査を実施すると、中に電池と非バランサーが付けられたモーターを認めた。超音波振動子による超音波洗浄機では無く、モーター回転による振動発生機であり、45000Hzの超音波は発しない。詐欺」(Amazon.co.jpのカスタマーレビューより引用)。 非破壊検査とは、超音波や放射線、レーダーなどを使い、物を壊さずに内部の欠陥や劣化状況を調べる技術のこと。高価な機材が必要で一般家庭で行うのは難しいが、このレビューには購入したことを示す商品パッケージの写真と共に、体を横から透視したような輪切りの写真が添付されていた。

    Amazonの「超音波洗浄機」一番人気は“詐欺”? 購入者の「非破壊検査」レビューで話題の商品、実際に分解してみた
  • 「秋葉原からネジはなくしません」 「ネジの西川」年内廃業→千石電商が業務を引き継ぐと明らかに

    「秋葉原からネジはなくしません」──東京・秋葉原にある西川電子部品の廃業に伴い、秋葉原に3店舗を構える千石電商が、ネジ販売業務を引き継ぐと明らかにした。販売形態や販売開始時期は未定で、決まり次第正式に発表するという。 30日に千石電商のX(旧Twitter)公式アカウントが明らかにした。X上では「助かります」「ありがとうございます」「困った時の千石電商」と喜びの声が上がっている。 西川電子部品は、昭和27年(1952年)から長年にわたり秋葉原に店舗を構え、各種のネジや工具、圧着端子などを販売してきた。しかし先日、「諸般の事情」により12月をもって廃業すると店頭で明らかに。 各種の規格ネジはもちろん、特殊なネジまで幅広くそろえていた“ネジの西川”の廃業の報せに、ネット上では多くの惜しむ声が上がり、ネジで困った時に助けられたエピソードを語る人も相次いでいた。 関連記事 書店「有隣堂」ヨドバシA

    「秋葉原からネジはなくしません」 「ネジの西川」年内廃業→千石電商が業務を引き継ぐと明らかに
  • 「アニメーションのレベル高すぎ」──“原神”のmiHoYo新作ゲームが「変態クオリティー」と話題

    「アニメーション良すぎる」「こだわりすぎ、変態」──いま、あるゲームが話題だ。その名も「ZenlessZoneZero」(ゼンレスゾーンゼロ)。「原神」などを手掛ける中国miHoYoの新作で、11月24日からクローズドβテストを実施しており、プレイヤーたちが投稿するプレイ映像が注目を浴びている。中には、1万以上のいいねを集める投稿も見られる。 特にゲーム中に挟まれるムービー(操作できない、演出としての映像)で見られるキャラクターの表情の変化やアクションに対して「こだわりがすごい」などの声が出ている。中には、1万以上のいいねを集める投稿も見られる。 ZenlessZoneZeroは、「ホロウ」という超自然的な災害によって壊滅した世界の都市を舞台としたアクションゲーム。ホロウは異常な空間を形成する特徴を持ち、プレイヤーはその空間の探索や脱出をガイドする存在「プロキシ」として活動する。少なくとも

    「アニメーションのレベル高すぎ」──“原神”のmiHoYo新作ゲームが「変態クオリティー」と話題
  • TVはないけどTVを見たい! いろんなデバイスをTVにできるアイ・オーの「REC-ON」を試してみよう

    放送中の番組をリモートで楽しめる(最大2台) REC-ON HVTR-BCTZ3(以下、特記のない限り「REC-ON」)は、TV番組のネットワーク配信と録画に対応するTVチューナーだ。地上デジタル放送(地デジ)とBS/110度CSデジタル放送用のチューナーは3基ずつ搭載しており、最大で3番組の同時録画に対応する。 番組を録画するには、USBストレージ(HDD/SSD)またはDLNAとDTCP-IPの両方に対応するNASを別途用意する必要がある。機の録画機能をフルに生かすには、USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)以上に対応するUSBストレージを用意することをお勧めする(USB 2.0規格のUSBストレージやNASでの録画/視聴では、機能面での制約が生じることあり)。 一方で、放送中の番組をネットワーク経由で視聴するだけなら、USBストレージやNASは不要だ。機と同じネットワーク(

    TVはないけどTVを見たい! いろんなデバイスをTVにできるアイ・オーの「REC-ON」を試してみよう
  • まるで人間と会話「ChatGPT with voice」が無償公開 「語尾に“にゃん”と付けて」とお願いしたら気まずくなった

    OpenAIが提供する対話型AIChatGPT」のアプリ版(Android、iOS)で、まるで人間と会話しているように受け答えする音声対話機能「ChatGPT with voice」が無償の一般ユーザーでも使えるようになった。 ChatGPTのアプリを開き、右下にあるヘッドフォンのアイコンをタップすると音声による対話を始められる。初期設定時は5種類の声から任意に選べ、後から変更も可能だ。 画面を見ずにハンズフリーで会話できる他、ユーザーが発した言語を自動認識して返答する。設定で主な言語を設定すると、より認識精度が高まる。やりとりした内容はテキストで後から確認できる。 ChatGPTはもともと人間と対話しているような返答をする。これに声が付くことで、より一層に人と会話しているような感覚を覚えるだろう。実際に試してみたところ、独特なイントネーションがある日語が達者な外国人と話しているよう

    まるで人間と会話「ChatGPT with voice」が無償公開 「語尾に“にゃん”と付けて」とお願いしたら気まずくなった
  • NTTと通信3社がSNSで激論 NTT広報室「KDDIもソフトバンクも公社時代の資産受け継いでいる」

    NTT法」の見直しを巡り、NTTと通信3社(KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル)の対立が激しさを増しているが、その舞台はSNSにも広がったようだ。通信3社のトップがNTT法廃止に反対する旨をX(旧Twitter)に11月14日ごろから次々と投稿。17日になってNTT広報室のX公式アカウントがそれに反論した。 もともとは防衛費増額の予算確保の一環としてNTT株の売却が持ち上がったことを発端とし、政府による1/3以上の株式保有を義務付けるNTT法の在り方が議論されてきた。見直しをきっかけにNTTは制定後40年経ったNTT法の課題を指摘。自社/共同開発した技術であっても要請があれば国内外問わず開示する義務があったり、現在主流のIP網ではなく赤字を垂れ流している古いメタル線の全国維持が義務付けられていたり、寡占ゆえに縛られていた当時とは状況が変わったとしている。 一方、他の3社はNTTが公社時

    NTTと通信3社がSNSで激論 NTT広報室「KDDIもソフトバンクも公社時代の資産受け継いでいる」
  • NTT広報室のX(Twitter)の“反論”は「NTTとしての公式見解」 なぜSNSで返信? ワケを聞いた

    話題となったNTT広報室の投稿があったのは11月17日。三木谷氏が14日に投稿したNTT法廃止に反対する旨の投稿に対し、NTT広報室は引用ポストで「『税金で整備した光ファイバー網を持つNTTの完全民営化は愚策』説の勘違い」「保有資産は最終的には株主に帰属するのでこの主張はナンセンスな話です」などと反論した。 NTT広報室はその後も主張を続けて、三木谷氏などの指摘は誤りであると投稿。これらの一連のやりとりを見た他ユーザーからは「NTTの広報どうした」「なんでこんな変なポストしたんだろう」「大企業なのに結構攻めてきている」などの意見が上がっていたが、Xの運用担当者の暴走などではなかったようだ。 NTTに対して、なぜX上で返信を行ったのか理由を聞くと「発信にはさまざまな手段がありますが、今回はその中からXを選択しました。公式のアカウントですので、公式見解を発信するツールとしては適当だと考えており

    NTT広報室のX(Twitter)の“反論”は「NTTとしての公式見解」 なぜSNSで返信? ワケを聞いた
  • HTMLソースコードから個人情報が筒抜け? Chromeなどのブラウザ拡張機能の多くで脆弱性 米研究者らが発見

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 米ウィスコンシン大学マディソン校に所属する研究者らが発表した論文「Exposing and Addressing Security Vulnerabilities in Browser Text Input Fields」は、HTMLソースコードからのパスワード、クレジットカード情報、社会保障番号などのユーザーデータを抽出可能なブラウザ拡張機能について、多数の人気Webサイトが脆弱であることを明らかにした研究報告である。 この結果、Webサイトでパスワードやクレジットカード番号を入力する際、知らず知らずのうちにそれらの情報が抜き取られるリス

    HTMLソースコードから個人情報が筒抜け? Chromeなどのブラウザ拡張機能の多くで脆弱性 米研究者らが発見
  • 集中力を高めないと抜けない"聖剣” 東大が開発 脳波と視線で集中力を推定

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 東京大学に所属する研究者らが発表した論文「聖剣を継ぐ者 - 集中の証明 -」は、フィードバックされた集中力を用いて祭壇に埋まった聖剣を抜くというVR体験を提案した研究報告である。体験者にはVR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)や脳波計測デバイスなどを装着させ、マルチモーダルに集中力をフィードバックすることで、腕力ではなく集中力を高めて聖剣を抜く体験を提供する。 剣型デバイスはグリップ、ガード(剣の柄部分)、ブレイドで構成されている。ブレイドはケーブルでモーターに接続され、ケーブルとモーターは台座で覆われている。使用前はブレイドが台座内に

    集中力を高めないと抜けない"聖剣” 東大が開発 脳波と視線で集中力を推定
  • 太陽光の電力を「直流のまま」活用、NTTアノードと金沢工大が実証へ

    NTTアノードエナジーと金沢工業大学は2023年11月、「金沢工業大学扇が丘キャンパス」(石川県野々市市)に太陽光発電と蓄電池を設置し、直流による自営線網を構築したと発表した。太陽光発電の電力を直流のまま、電力ロスを低減したかたちでLED照明やサーバーなどに供給する狙い。 この実証ではキャンパスの北校地に直流1500V、南高地に直流380Vの自営線網を構築。両校地間で電力融通が可能なシステムとなっており、太陽光発電の電気を直流のまま直流LED照明や、直流サーバーの各設備に供給する。ループ系統の採用により、直流配電にトラブルがあった際でも、配電事故点の切り離しによる継続給電が可能だという。 従来、太陽光発電の電力を直流のまま使うためには、直流入力に対応した負荷設備の導入が必要だった。しかし、今回の実証では換気設備や空調設備などの一般的に交流入力とされていた設備において、内部の変換装置(インバ

    太陽光の電力を「直流のまま」活用、NTTアノードと金沢工大が実証へ
  • Humane、“ポストスマートフォン”のAIガジェット「Ai Pin」を699ドルで発売へ

    Appleの2人のエンジニアが立ち上げた米新興企業Humaneは11月9日(現地時間)、AIを活用するためのウェアラブルデバイス「Ai Pin」を発表した。米国では11月16日から注文を受け付ける。デバイスの価格は699ドル(約10万円)で、ネット接続などのためのサブスクリプションの価格は月額24ドル。 Ai Pin体とマグネットで合体するバッテリーブースターで構成されており、サイズは47.50×44.50×(14.98+8.25)mm、重さは34.2+20.5g。体とブースターで衣服を挟むことで胸元などに装着できる。 米Qualcommの8コアのSnapdragon、4GBのメモリ、32GBのeMMCを搭載し、ネットワークはWi-FiBluetooth、米国では米T-Mobileによる専用の「Humane Wireless Service」を利用できる。 音声、カメラ、ジェスチャ

    Humane、“ポストスマートフォン”のAIガジェット「Ai Pin」を699ドルで発売へ