Life Like Light
恋人選びは『好意』ではなく『セックス』で決まる。ゆえにすべての恋愛論は、『愛情論』ではなく『欲望論』である。 という記事の中でMasaoさんは、 異性の好意を受け入れるということは、その異性とセックスする可能性が高まるということです。これは女性にとって、「妊娠させられる可能性が高まること」とイコールなのです。 ゆえに女性は、男性の好意に対して簡単に好意を返すわけにはいかない。慎重に「好意を返して構わない男性」 を選別する必要がある。これは恐らく生物学的に女性の本能に組み込まれている機能で、「嫌いな男」からの恋愛的アプローチに対し、女性はそれこそ心の底か ら生理的嫌悪感が沸いてくるのです。 とおっしゃいました。 そして私は「へー……リスクって妊娠だけかよ? そんでそれゆえの生物学的本能による恐怖? なんだか平和な発想」と思いました。 ええとですねえ。 私が嫌いな男からの恋愛アプローチを嫌悪す
ただ「できる」だけではない、多くの有能な人と最高レベルで競い合うことのできるスキルを磨くにはどうすればいいのでしょう? 一人の「天才」的な才能を生み出すのに必要な時間は、マルコム・グラッドウェルが Outliers で紹介したように、10000 時間と言われています。 しかしこれは必要条件であって、十分条件であるとは限りません。普通にチェスを 10000 時間実践していれば、たいていの選手よりは強くなれます。しかしあとになればなるほど時間あたりに得られる経験値は少なくなりますし、強くなればなるほど自分のレベルを高めてくれる相手を探すのが難しくなるので、グランドマスターになりたいのなら、さらに絞り込んだ訓練が必要になります。 ゲームでたとえるなら、「スライムばかり倒していてもレベルは上がらない」と言い換えられるでしょうか。 ただ秀でているというところから、本当に「天才」というレベルにまで人を
面白い記事を見かけたので。 「俺たちは真面目にやってきたのに損ばかり…。 ヤンキーの奴らはズルい!」というオタクの怨恨http://d.hatena.ne.jp/kusamisusa/20061130/p1 まぁ、タイトルそのままの内容なのですが。 こういう悲劇の原因って、いわゆる(社会的に)誠実であったり、 真面目であったりする事によって、異性から(セックスを含めて) 恋愛対象として高評価になるとか、金銭面で成功するとか、 社会的に高い地位に辿り付けるとか、そういう「物質的利益」が 得られると勘違いしているからなんですよね。 そして、そういった勘違いを誘発しているのは 残念ながら「学校教育」であると私は考えます。 「社会的に誠実な人間は将来においてそうでない人間よりも利益を手にする」 こういった非現実的な事をまことしやかに教えてしまうため、 余計な勘違いを起こしてしまうのでしょう。 異性
「男女間に友情は成立するのか?」という問いかけに意味なんてないよ、だって既に成立事例が一例はあるはずだから、証明問題としては終わってるもん、てかそもそも世界中がヘテロセクシャルの人間ばかりだと思っていることがまず大間違いだろ、と私は前回書きました。 つーわけで、もうそれで結論は出ちゃっているよな、「その2」を書くのはやめようかなと思ったんですよ。つか、なんで前回タイトルに「その1」とか書いちゃったんだろうと苦しんでいるんですが、さてさて。 この話題、その後なかなか盛り上がっとりますね。 この世界は広くて、友情も恋愛も実に多種多様ですので、いろんなカタチがありえるし、あっていいと思うし、どのカタチが駄目だとは言えません。 だから皆、いろいろ語り合えばいいと思いますが、「自分以外の人間は、全員自分じゃないんだぜ」ということだけは忘れないようにしようね、と思いました。 ところで私思うんですけど、
セキゼキさん(仮名)と昨夜、スカイプしてましたら、彼がなかなか含蓄に深い台詞を口走りましたので、ここに記録。 「結局ねえ、モテる男ほど勘違いしやすいんだよ。そして、勘違いするからこそ、モテる部分もあるんだよ」 「おおおっ? それって、世間で言われていることの逆っぽくない? 勘違いはうっとうしいっていう定説のほうが、世間では一般的のような? 興味深いからちょっと詳細を聞かせて」 「だってね、たとえば、ある女の子がある男に、ちょっと親しげなそぶりを見せたとする。そういうときに、モテる男ってのは、今までの成功体験があるから、『あ、この子おれに気がある』って思いやすいワケ。だから、モテる男は勘違いしやすい」 「ああーなるほどね。その子が単に人懐っこいタイプで、マッタク他意がなかったとしても、今までの歴史から、そう判断してしまうワケね。だから勘違いも自然と増えちゃうんだ」 「そう。そんで、しかも、ス
なぜだか知らないが、世の中にはとにかく他人が羨ましくて羨ましくて仕方のないひとがいて、そういうひとは、他人のちょっとした美点だの恵まれているように思える点だのひとつひとつに過敏に反応して、ひねくれたけなし方をしたり、誉めるとしてもゼッタイに気持ちよく受け取れないような誉め方をした挙句に 「私なんか、シロイさんに比べると」 「シロイさんは悩みなんてないでしょう。いいなあ。私とは違う」 とかゆーこちらとしてはどう返していいか皆目見当のつかないフレーズをほいほい投げてきやがるんですけれども。 ええまあ確かに私はあなたとは違うでしょうよ。 両親も違うし、出身地も違うし、誕生日も違うもの。 あなた以外の人間は、全員あなたじゃないからねー? でもでもほら、私なんて、あなたと違って、今年は職と家と彼氏を一度にうしなって、金もなくて、限りなく路頭に迷う系のひとになって、ほんとNHKスペシャルのワーキングプ
「包丁で刺されそうになったりする話(私がでは無い)」という記事を読んだらなんかもう、すごくいろんなこと考えちゃったのですが、そのとき不意に、以前自分が作成した 「指導者のためのハウツー」 という文書のことを思い出しました。 私は学生時代マジックサークルに所属していまして、引退して卒業した後も、ワケあって延々とサークルに顔を出し続け、大勢の後輩の演技指導(というほどたいそうなものではない)をした人間です。 で、そういうことを続けていると、なんとなくナニカが見えてくるのですよ。 「熱心で真面目で善良なOBがやみくもに後輩の演技指導をすると、たいていの場合嫌われる」 というのは、私が数年間の指導経験もどきを経て、得た実感の一つです。 なんでそういうことが起こるかというと、これは正論ちゃんが疎まれるのと理由は同じで、そういう人間はしばしば押しつけがましいんですよ。だから嫌がられちゃう。 これは非常
white_cake 怠惰も極めればスタイルになると、信じて生きる所存です。好きな言葉は「棚からぼたもち」そして「濡れ手で粟」。
前回が問題編だとすると、今回は解答編ちゅーことになりましょうか。 私なりに彼がなぜ立ち漕ぎするひとを偽善者にカテゴライズするのか追求したら、大体こんなかんじになりました。 彼は自分の足が短いことを気にしており、そのことに苦しんでいる。 だから人前で椅子に座るのが苦痛で仕方ない。座高が高いから座れば一目で短足がばれてしまうというのが、彼の考え。そのくらいならずっと立っていたいと常々思っているし、実際昔はなるべく人前で座らないようにしていた。 「電車の座席」と「自転車のサドル」に腰を下ろすことは、特に彼にとって耐え難い。テーブルなどで隠してごまかすこともできない状態で、公衆の面前に自分の長い胴をさらすことになるから。 だけど彼は同時に、そんなことを気にしている自分を『臆病』で『欺瞞的』であると感じ、そのことにも心底嫌気がさしていた。 だから彼はがんばって、人前で座るようになった。サドルに腰を下
内田春菊の『ファンダメンタル』ってゆー、短編集がありまして、一つの一つの話はとても短いのですが、これがなかなか「ずん」とくる話が多めに含まれている短編集なんですね。 私がその中でも特に気に入っている話の一つに、『サボテンは強くない』というのがあります。 かつてコイビト同士であった二人の男女が喫茶店でひさしぶりに会います。 付き合っている間、あなたは私に対してかなりつらく当たった。私はあなたがすごく好きだったから我慢したけど、嫌われているのかなと思って悲しかった。でもそういえば確かにあなたに面と向かって嫌いだと言われたこともあったんだから、しょうがないわね。そんなことを語ってから女性は、 「だからあなたから連絡があってびっくりしたのよ。こっちとしては結婚しますって知らせて、それだけのつもりだったから」 と既に過去を過去と割り切った表情で言います。 すると男性は、きまりわるげにもじもじしながら
コメント欄に数日前にいらしていた「最低な男」さんへ ちなみに私自身は「最低な男」さんを別に最低だとは思っていません。世の中にはDVとかモラハラとか多重債務とかギャンブル依存とか、上には上というか下には下というか、とにかくもっといろんな最低要素を持った方がいらっしゃいます。 「最低な男」さんは誠実さも常識もある程度持ち合わせた方であるなと、コメントを読んで感じました。どうかご自身を「最低な男」などと不正確にカテゴライズなさらないでくださいな。 まずご質問に対してお答えいたします。 で、最後に、私が聞きたいことは現在、何か彼氏に偶然会ったら伝えたいことは何ですか? ん〜と、率直に言って何もナイですね。しばらく考えましたが、ナイです。 私は確かに辛い思いもいたしましたし、恨みに思う気持ちなんかも存在したわけですが、そのくらいのことを元彼が想定していないわけがないと思いますし。 アレは辛かった、悲
レイプ被害についての様々なやりとりが最近、あちこちを賑わせているのです。 この手のやりとりの恐ろしいところは、盛り上がれば盛り上がるほど、男と女というのが無闇に対立するような構造になりやすいところだと思っています。おまけにその構造は男は加害者、女は被害者みたいな二元論ぶりでおまけにその場合の男と女って、ヘテロ前提ですが何か?風に語られている気がして、それもまたよくないよねえ、と感じます。 そしてさらに、しばし待たれよ、ほんとにこの手の性犯罪と自衛を結びつけた議論において、男女は必ず対立するものなのですかどうなのですかそのへん。 『24人のビリー・ミリガン』において、レイプを行った加害者たる人格はアダラナという名の19歳女性の人格だったりすることを思い出したりして。 さて、レイプの話になると、自衛すべきだという意見は、大体こんな風になるのではないかと思います。 「もちろん加害者が悪いのは確か
「愛」と「好意」と「恋愛」を混同してるのが、「愛され研究」でなくて「好かれ研究」になってる原因だと思う。 キモメンが無償の好意を示す→女もキモメンに好意を抱く→キモメン、調子に乗って愛の告白→女、ドン引き。以上、電波男にいう池鶴関係の解説でした。要は好意と恋愛感情の間には高い壁があるのではないかってことで 「“慈愛”ではなく“恋愛”がしたい……!」と声高らかに主張しておこう。 などというブクマコメントを貰いました。なるほどそうか、そうですか。 えーと、私は脳天気というか何というか、景色が綺麗でメシが美味くて、友人と過ごす時間がたのしければ、「今自分は世界に愛されている」とか実感して満たされるめでたい人間なので、「愛されている」とだけ思いたければ、男女の愛、もっと言うなら性愛を使う必要ないじゃん、と思ってしまっているところがあります。何人かのひとのささやかな好意があれば、それで「愛」は感じら
「見返りを求めていない(ように見える)好意のほうが、見返りを求めていることがまるわかりな好意より返報される可能性が高いんじゃない」と私は昨日書きましたが、さてさて、それではひとは一体どのへんで「これは見返りを求めている好意だ」などと判断するんでしょうかね? これはまあ、個人差が大きいでしょうね。鈍感なひとと鋭いひとでは、全然違うはずだもの。 そしてまた、「あることに関しては鋭いひとが、別のことには鈍感」というのも、よくある話ですし。鈍感を装う鋭いひとや、鋭いふりをする鈍感なひともいるし。ほんに世の中は難しい。 ただ、それでも多くの人が共通して持っていそうな一つの見返り期待判断基準に、「好意の大きさ」というものがあるように思えます。 出会って間もないのに高価すぎるプレゼントをあげちゃうとひかれることが多いのは、だからですねえ。 「100万円の腕時計をくれたってことは、おれはこれと同程度の金額
とか言いつつ、研究というほどのものではないんですが。 あと最初に言っておきますが、これからここに書くことは、大学で習った心理学の知識(しかも忘れかけ)と、周囲の人間の経験などをつなぎ合わせて何となく思った内容であって、私自身は恋愛経験がトシのわりには貧弱であるため、多少は机上の空論的だろうなあとは思いますよ。 では本題。 ピアノ・ファイア−非モテ非モテと言うけれど 「愛に見返りを求めてはならない」 「愛は求めるものではなくて、与えたり、感じ取ったりするもの」 という世間知を真摯に受け止めるだけで、どうでも良くなる問題ですよね、と。モテないってこと自体は。 という記事を読み、その後その記事についているコメントやブクマコメントに目を通してふと思ったことを書いてみます。 世間知が世間知として認識されるに至るには、実はそれなりの根拠があるんじゃないってことで。 私は幼い頃『ペリーヌ物語』というアニ
2007年02月26日13:30 カテゴリValue 2.0 頭がいいより気前がいい その能力を発揮させるためには、何が必要か? 頭のいい人が成功できるかどうかの境目 能力は持っているだけでは意味がない。発揮できなければただの自己満足に過ぎないのだ。 気前のよさ、だと私は思う。 「頭がいい」が成功に直結しているとはとても言えない理由も、そこにある。「頭がいい」人々は、何かを行うとした際に、「それって頭がいい行動なのか。それでバカを見ることはないのか」と考えて、結果的に「何もしない」ことが多いように思う。そして、それを実際にやった人が失敗した場合は「だから言わんこっちゃない」と自己満足し、成功した場合も「そんなのわかり切っていた」とやはり自己満足してしまう。その結果、「見逃し三振」ばかりしてしまい、気がついたら打率最下位という羽目になってしまう。 「頭がいい」人々は、「頭がいい」というより「
「頭の良さ」ってのは物凄い関心ごとらしい。学コン(かってに略称:がっこん)関係で今日もすげー理不尽にイライラさせられた。もうね、はっきり言って、被害者ですよ。ほんと。 派遣のバイト先で、よしゃーいいものをある学生がシューショクとかの話を始めたわけですよ。周りはフリーターだとか東海大とか東京なんたら大だとかでね、シューカツも大変ですよーとか言ってるわけ。で私も、別の話の流れで自分が学生だってことを明かしちゃってたもんだから(いま考えれば「普段何してんの?」に「いやーバイトばっかですよー」くらい答えとけばよかった。その後の神展開の予想なんてつくわけなかったけれども)、しつこく「どこの大学なの?いいじゃんおしえてよー」とか聞かれるわけ。お前ナンパかなんかと勘違いしてんじゃないのってくらいに。 そいつはマーチなんだそうだ。マーチって明治 青学 立教 中央 法政の総称ね。でもってほかのひとたちが「あ
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