すべてのフェーズでミスが重なった ―全銀ネットとNTTデータ、全銀システム通信障害の詳細を説明 全国銀行資金決済ネットワーク(以下、全銀ネット)とNTTデータは12月1日、2023年10月10日~11日にかけて全国銀行データ通信システム(以下、全銀システム)で発生した通信障害に関する報道関係者向けの説明会を開催しました。本件についてはNTTデータが11月6日に行った途中経過報告の内容をもとにレポートしましたが、今回、全銀ネットとNTTデータが揃って会見を行ったことで、より詳細な障害の原因が判明したので、あらためてその内容を検証してみたいと思います。 説明会の登壇者。左から、全銀ネット 企画部長 千葉雄一氏、事務局長兼業務部長 小林健一氏、理事長 辻松雄氏、NTTデータ 代表取締役社長佐々木 裕氏、取締役副社長執行役員 鈴木正範氏 なお、全銀ネットとNTTデータは、今回の障害に関して金融
都市部を中心に品質が大きく低下していたドコモのネットワークですが、同社は4月に対応策を発表。7月28日には、つながりにくさ・遅さの象徴とも言えるスポットだった東京の渋谷、新宿、池袋、新橋での改善状況が明かされました。 以前、この連載でも取り上げたように、人流の戻りや地形の変化などがその原因。単純に言えば、増加したトラフィックを混雑エリアでさばききれなくなったということです。 ▲ドコモは、7月28日に4月に予告していた通信品質改善のチューニングが一部完了したと発表したただし、上記4エリアでも依然として通信品質が低下したままの場所は残っています。代表例として、基地局の撤去されてしまったJRの渋谷駅ホームが挙げられていますが、筆者が簡単に調べた限りでも、まだまだ完璧とは言いがたい状況。 上記4エリア以外でも通信品質の大幅な低下は報告されており、チューニングの継続が求められます。 ▲改善発表後も、
ここ最近、NTTドコモの利用者から、通信障害が起きている訳でもないにもかかわらず「通信速度が遅い」「つながらない」といった不満の声を多く聞く。SNSにもそうした声が少なからず上がっており、ユーザーはかなり不満を募らせているようだ。 一方で、他社のネットワークを利用しているユーザーからは、そうした声はあまり聞こえてこない。一体なぜ、ドコモの回線だけがつながりづらくなっているのか。ドコモが2023年4月26日に実施した5Gネットワーク戦略に関する記者説明会で、その原因が明らかにされている。 「つながりにくい」というユーザーの不満の声を受けてか、ドコモは2023年4月26日にメディア向け説明会を実施。5Gのネットワーク戦略に加え、つながりにくさの原因に関する説明もなされていた 同社の説明によると、その背景にあるのはトラフィックの増大だ。動画など通信量を多く消費するサービスの増加に加え、コロナ禍の
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています インターネットのケーブルを替えたら回線速度が一気に上がった――ネットの速度に困っている人であれば見逃せないツイートが、注目を集めています。速度が出ない原因となっているかもしれない「CAT5」ケーブルとは何なのか、周辺機器メーカーなどに話を聞いてみました。 ケーブルに書かれた「CAT5」の文字に注目 ケーブル交換後。変える前は100Mbpsに届かなかったそうです このツイートを投稿したのは、YASUOKA Masahiko(@yasuoka_m)さん。光回線を契約しているにもかかわらず、100Mbpsを超えられず悩んでいたそうです。 しかし、ONU(Optical Netowork Unit:NTTやプロバイダーから送られてくる機械)とHGW(ホームゲートウェイ:ONUとPCやゲーム機の間に接続する機械、ルーターとほぼ同義)の間に使用
特定メーカーの新機種で発生 障害を起こした加入者装置は、全て同じ海外メーカー製の新製品だった。とはいえ以前から使用してきた製品の後継機で、両社とも2018年から順次導入している「ある程度こなれているもの」だった。 直接の原因となったパケットやそれを送ってきた配信サーバについては現在解析中のため詳しい情報は公開していないが、「非常に長いロングパケットだった」という。「類似したパケットは経験済みだが、加入者装置でこうした挙動が起きたのは初めて」。 ただし両社とも意図的な攻撃を受けたとは今のところ考えていない。「現在ログ等の解析しているが、アタックの可能性は限りなく低いと認識している」(NTT東日本)。 現時点で分かっているのは、特定メーカーの同じ装置で同時に発生したことと、特定の配信サーバからのパケット受信に起因していること。「なぜ特定の装置だけに障害が起きたのか分析しなければならない。それに
NTT東日本とNTT西日本のインターネット接続サービスとひかり電話の一部で、3日朝から発生した通信障害は復旧しました。東京や大阪などの広い範囲でネット回線がつながらないなどの影響が出て、会社が詳しい原因を調べています。 NTT東日本とNTT西日本によりますと、3日午前7時10分ごろからインターネット接続サービスとひかり電話の一部で、接続できなかったり、接続しづらかったりする通信障害が発生しました。 ひかり電話による110番や119番などの緊急通報も、一部で利用できなくなる影響が出たということです。 NTT西日本はおよそ1時間半後の午前8時49分に、NTT東日本はおよそ3時間後の午前10時8分に、それぞれ復旧したということです。 このうち、NTT東日本のエリアでは、東京都、神奈川県、北海道のほか、埼玉県、千葉県、新潟県の一部で障害が発生し、 ▽インターネット接続サービスでは、およそ35万90
2022年9月の改正電波法で利用できるようになった新しい無線LAN規格。通信距離が半径約1kmと広いのが特徴。農園や工場など、IoT機器を使った広いエリアでの監視やデータの収集がしやすくなる。 半径約1kmの長距離で通信できる無線LAN規格。2.4GHz帯および5GHz帯を利用する既存の無線LAN規格と異なり、920MHz帯の周波数帯を使用する。通信速度は最大で20Mbpsと、一般的な無線LANより遅いが、動画の送受信も可能だ。広範囲に設置したセンサーのデータや、監視カメラの映像を無線でやり取りする用途に適している。機器の設置や利用に免許は不要で、一般利用者でも手軽に導入できる。 広い範囲で利用できる通信方式として、これまでも「LoRaWAN」や「Wi-SUN」などの通信規格が策定されている。いずれも主にセンサーが扱う少ないデータの送受信が主な用途だ。そのため最大通信速度は数10kbpsか
話題になる1円販売されるスマートフォン。公正取引委員会が不当廉売について指摘する中、年度末もあってiPhone 14 Pro やGalaxy S22 Ultraといった20万円近い高価な端末がが一括1円で買えると言った報告もあるようだ。 今回は、iPhone 14 Proが一括1円で買える。そんなウソのようなカラクリを紹介したい。 大手キャリアの踏み台やブースターにされるMVNO各社 MVNOの踏み台問題なども浮き彫りに。そろそろ法を見直した方が良いのでは。 iPhone 14 Proが一括1円で買える背景は「格安スマホ」を複数契約しての「合算値引き」だった。 20万円近いiPhone 14 Proを一括1円で販売するとなれば、電気通信事業法の値引き規制にも抵触してくる。これについては、生き残りをかけた一部ショップが身を切って端末価格を10万円以上値引くという例もあるが、これについてはかな
災害や通信障害でメイン回線が使えなくなってしまった場合のバックアップサービスが、ついに登場する。KDDIとソフトバンクは、2月2日に他社ネットワークを予備回線として利用するサービスを発表。3月下旬以降、正式にこれを導入する。KDDIはソフトバンクの、ソフトバンクはKDDIの回線を使って、お互いに冗長化を図れるようになる見込みだ。料金などの詳細は未定となり、サービス開始前に改めてアナウンスされる。 この枠組みには、ドコモも参加することになるようだ。2月9日に開催されたNTTの決算説明会で、代表取締役社長の島田明氏がKDDIやソフトバンクと同時期に提供を開始することを明かした。一方で、楽天モバイルやMVNOは、相互バックアップの枠外のまま。こうしたキャリアのユーザーをどう救済していくかは、確定していない。ここでは、サービス導入の経緯を改めて振り返るとともに、断片的に見えてきたサービスの中身や今
Huaweiは、OPPOとSamsungに対して、それぞれ特許を供与する契約を締結したことを発表しました。米国による制裁の中、特許ライセンスによる収益で奮闘しています。 Samsungとの契約では具体的な内容を示しませんでしたが、OPPOとの契約では、5Gを含むセルラー通信関連の特許を対象としていることが述べられています。ファーウェイは制裁の影響を受け、4GのSoCしか購入できないものの、既存の5G関連の特許を多く所持しており、それらを有効活用する形になります。 日経アジアによると、ファーウェイはこれらの契約により大きな利益を得ることができているようです。 また、特許ライセンスによる収益を拡大しているほか、研究開発への長期的な投資や特許ポートフォリオの拡充に専念しているとのことで、実際に2021年にファーウェイが取得した特許数は米国特許商標庁で5位であるとのこと。ファーウェイは制裁後、経営
電柱は、電力会社が所有者。 一方、電信柱はNTTが所有者。 見分けは、柱に札が貼ってる。 電力会社のロゴ(東電とか関電とか)があれば、電柱。 NTTロゴがあれば、電信柱。 で、どちらの札も貼ってるのが共同柱。 電気も通信も担ってるハイブリッド柱である。 あと、電柱には、変圧器がある。 バケツみたいな奴。 ここで電圧を下げて、各家庭やマンションに電気を送ってる。 通信系の電信柱の線には、筒状の物体が付いてる。 黒の筒はアナログ回線、グレーの筒はデジタル回線。 また、電柱の感覚はだいたい30メートル毎にある。 これは距離を測る時に便利。 車を運転しながらだと、いっぱい柱が見えるんだよね。 あの柱はどうだとか、あの装置はなんだとかで、割と話せる。 5時間はすごいと思うけど。
1984年生まれ岡山のど田舎在住。技術的な事を探求するのが趣味。お皿を作って売っていたりもする。思い付いた事はやってみないと気がすまない性格。(動画インタビュー) 前の記事:沖縄、静岡、函館…地方チェーン店のフライドポテト食べ比べの旅 > 個人サイト オカモトラボ ケーブルハットを見に行こう! ケーブルハット。 そんな聞き慣れない言葉を教えてくれたのはラジオ塔の記事でも解説してくださった一幡公平(いちまんこうへい)さんだ。 一幡さんは仕事で岡山県内のほぼ全域をあちこち歩いている。その道中でケーブルハットというものを見つけたそうだ。ケーブルハットって何?そんな疑問を抱きつつ、実際に見せてもらうことにした。 道に詳しい一幡さんに案内してもらう。 一幡さんとは近くのショッピングセンターで合流し、僕の運転で向かう。途中、道がとても狭い場所があるというので少し心配だ。 岡山県の広島県寄りにある浅口市
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