消費者保護のために米オバマ前政権下で設置された消費者・金融保護局(CFPB)の局長人事を巡り、トランプ政権と役所側が別々の人事を公表する異例の事態となっている。前局長が指名した局長代理は26日、政権側を提訴。27日には2人の「局長代理」が登庁し、混乱は深まるばかりの状況だ。 オバマ前政権下で指名されたCFPBのコードレイ局長は24日に辞表を公表し、暫定的な局長代理を担う副局長に、同局幹部のイングリッシュ氏を指名した。だが、トランプ氏はその直後、これとは別に、正式な局長が決まるまでの局長代理として、CFPBに批判的な行政管理予算局のマルバニー局長を指名。トランプ氏は「CFPBは完全な災難だった」とツイートした。 米メディアなどによると、イングリッシュ氏は26日、「法律の設計と同局の独立性に反する」として、トランプ氏によるマルバニー氏の指名人事の差し止めを求める訴えを起こした。両氏は27日に登
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