新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)対策として、広島県教委が打ち出した県立高のオンライン授業の実施方針案が18日、分かった。期間は24日~6月1日。完全なオンライン形式とはせず、全日制は1、2年生を分散登校とし、登校しない生徒が自宅でオンライン配信の授業を受ける。3年生は全員登校も可能とする。 感染リスクを下げるため分散登校を導入しつつ、対面の併用で学習機会を最大限確保する考え。学校の授業では生徒の間隔を空けるなど、感染防止対策を徹底するという。 一方、1学年が3学級以下の学校は分散登校の対象から外せる。ただ県教委は、希望者が自宅で授業を受けられるよう、全授業をオンライン配信できる体制を整えるよう求める方向。商業、工業、看護などの専門学科の生徒は、実習などを対面でも受けられるようにする。 県教委は県立高80校に加え、他の公立高や私立高、県立中3校にも同様の対応を求める方針。オンライ