環ROY(たまきロイ)のセカンド・アルバム『BREAK BOY』。そこにあるのは奔放な少年性と、それ故に余計なものに捕らわれず本質を見抜く知性だ。エレクトロなトラックの中を自由に跳ね回るラップ、そして、的確で時にトリッキーなリリック。そんな音楽を弾き出す彼の考えに迫った。 インタビュー&文 : 滝沢 時朗 自分は『さんぴんキャンプ』に影響を受けた最後の世代だから ——2006年のファースト・アルバム以降、近年は『環ROY×○○○』というコラボレーションの形で作品をリリースされていましたが、今回はソロとして3年半ぶりのセカンド・アルバムですね。 環ROY(以下、環) : そうですね。ファースト・アルバム以降のコラボレーション連作は、自分のセンスとか、嗅覚みたいな動物的感性でノリを重視して制作してたんですが、その一連の流れをしっかりまとめて総括するタイミングに来たと思ったので、ソロ名義のセカン
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