『サッカー選手の正しい売り方 移籍ビジネスで儲ける欧州のクラブ、 儲けられない日本のクラブ』 小澤一郎著 KANZEN 1600円+税 日本人フットボーラーの海外移籍に拍車が掛かっている。 今冬の移籍市場では日本代表FWの2人、李忠成がサンフレッチェ広島からサウサンプトンに、ハーフナー・マイクがヴァンフォーレ甲府からフィテッセに完全移籍。アルビレックス新潟からは酒井高徳が期限付きでシュツットガルトに移籍した。さらにU-23代表のエース格である清武弘嗣も、ニュルンベルクと合意間近という報道が出ている。 海外移籍の活発化は歓迎すべきだが、日本では2009年にFIFAルールを適用して以降、才能あるタレントが移籍金(違約金)なしで海外移籍するケースが頻発しているのも事実だ。本書を読むとJクラブや日本サッカー界の問題点が浮き彫りになるとともに、サッカービジネスの在り方について考えさせられる。 スペイ
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