生態系に影響を及ぼすおそれがある特定外来生物のカミツキガメが多く生息する千葉県の印旛沼周辺で、県による捕獲作業が始まりました。 印旛沼周辺では、ペットとして飼われたカミツキガメが捨てられるなどして繁殖し、千葉県は生態系に影響を及ぼし、人にかみつくおそれがあることから毎年、捕獲作業を行っています。 今年度の作業が16日から始まり県の職員5人が、水路にあらかじめ仕掛けていたわなを次々と引き上げて、甲羅が20センチほどのカミツキガメ、合わせて4匹を捕獲しました。 県によりますと、印旛沼周辺では2015年のピーク時にカミツキガメが1万2000匹余り生息していたとみられていて、これまでの活動で、現在は6600匹ほどになっているということです。 県では今年度、1800匹以上の捕獲を目標に作業を続けることにしています。
