ITproの連載でもおなじみの吉岡英幸ナレッジサイン代表には『会議でヒーローになれる人、 バカに見られる人』(技術評論社、2005年出版)という著作がある。自己主張の激しい「メダツンジャー」、話を脇にそらせる「トブンジャー」、意見を言わない「ダマルンジャー」といった会議の“困ったちゃん”の傾向と対策を解説した、抱腹絶倒の1冊だ。 ファシリテーターとして様々な会議を仕切ってきた吉岡氏は、これらの困ったちゃんに巧みな手法で対応する。メダツンジャーには適度に相づちを打ちつつ、ほかの人にも意見を求める。トブンジャーには「で、結論は」と本論に立ち返らせる、といった具合だ。 吉岡氏の手法に感心しつつも、筆者は「自分にはできそうもないなあ」と感じてしまう。手練れのファシリテーターでなくても、会議での困った行動にうまく対応することはできないだろうか。こんなことを考えていたら、先日『マインドマップ会議術―会