【ソウル=門間順平】韓国政府が竹島(韓国名・独島(トクト))に、海中の様子を観察できる観光施設や、5000トン級の船舶が接岸できるふ頭などの建設を計画していることが25日わかった。 実効支配をアピールし、領有権を主張する日本をけん制する狙いがあるとみられる。 韓国国土海洋省によると、建設が計画されているのは、長さ210メートルの防波堤機能を兼ねたふ頭と、水中観覧室、波力発電施設など。11月中に基本設計を終える予定で、実施設計を請け負う業者の入札も済ませた。 25日の韓国紙・東亜日報は、着工は2013年で、4000億ウォン(約260億円)の工費が見込まれていると報じた。「遅くとも17年上半期までに完成させ一般公開する予定」との政府関係者の話も伝えている。