北朝鮮の官営メディアは14、15の両日、相次いで日米両国の首脳を激しい言葉で非難した。韓国への批判は控える一方、中国共産党の習近平(シーチンピン)総書記(国家主席)の特使が近く訪朝することも伝えた。 15日付の労働新聞(電子版)は、トランプ米大統領が韓国国会で8日に行った演説について「我が国の存在を完全に否定した公然の宣戦布告」と非難。「極悪非道な悪口を述べた罪悪について、ひざまずいて謝罪すべきだ」とした。同氏を「不倶戴天(ふぐたいてん)の敵」と呼び、「狂犬がほえても驚く我々ではない」と訴えた。 朝鮮中央通信は14日、安倍晋三首相がトランプ氏との6日の記者会見で、米政府の北朝鮮政策を支持したことについて「主人(米国)の対朝鮮敵視政策の実現の先頭に立つ忠犬のこざかしい振る舞い」と非難した。政府機関紙「民主朝鮮」も15日、安倍首相がトランプ氏の訪日の際、日本人拉致問題に触れたことについて「既に
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