家庭用ビデオで撮り始めた「低予算」「低姿勢」「低カロリー」の“3低ローカル番組”が、全国的な大ヒットとなった『水曜どうでしょう』。 放送開始から20年以上の時を経て、ネット独自番組に進化したのが『うれしのまさみちのま』だ。相変わらず“3低番組”ではあるが、『水曜どうでしょう』でディレクター兼カメラマンを務めた嬉野雅道のトークには、“独特の間”、“番組制作の真実”、そして“ゆるい作りの魔力”がある。 『水曜どうでしょう』ヒットの歴史北海道テレビ制作の同番組が始まったのは1996年10月。 第1回は東京で撮影したアン・ルイスへのインタビューだった。そして「せっかく東京に来たのにそのまま帰ってはもったいない」という理由で、東京から北海道までの帰路を番組化したが、これが『水曜どうでしょう』の基本フォーマットになった。 「低予算」な旅番組ゆえ、移動には深夜バスなど安上がりな手段が多い。 道中での出演