新型コロナウイルスの感染拡大は生活に困窮する人たちを支援する活動にも影響を及ぼしています。NHKが取材したところ都内で路上生活者などに食事を提供している合わせて15の団体や教会が、感染防止のために活動を休止したり態勢を縮小したりしていることが分かりました。専門家は「生活困窮者の食を守ってきた民間の活動も感染リスクで厳しくなっており公的な支援が必要だ」と指摘しています。 しかし、NHKが路上生活者など生活に困窮している人たちに都内で食事を提供する活動を行っている合わせて30の団体や教会に取材したところ、その半数にあたる15か所が活動を休止したり、態勢を縮小して食事提供の回数を減らしたりしていることが分かりました。 その理由については、いずれも「感染防止のため」としていて、団体の施設や教会などに大勢の人が集まるといわゆる「3密」になるおそれがあることや、教会での礼拝もオンラインで行いすべての活