印刷 中川正春文部科学相は13日の閣議後記者会見で、沖縄県の八重山地区(石垣市、与那国町、竹富町)が8日、育鵬社版の中学の公民教科書の採択を撤回して東京書籍版を採択した際の協議について、「協議は整っていないと考えざるをえない」と話した。石垣市、与那国町の両教育長が「協議は無効」と主張していることを踏まえたもので、採択問題は振り出しに戻ることになる。 3市町の教育長らでつくる八重山採択地区協議会は8月23日、「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版の教科書をいったん採択したが、竹富町が独自に「不採択」としたことを受けて今月8日に3市町の教育委員で再協議し、東京書籍版の採択で一本化することを多数決で決めた。 しかし、この協議の場で石垣、与那国の教育長が多数決を拒否するなど混乱したことから、文科省は「当事者の合意に基づく協議とは言えず、成立していない」と判断。東京書籍版の採択も根拠を失う
福島県川内村の遠藤雄幸(ゆうこう)村長は13日、緊急時避難準備区域の解除に向けた復旧計画案を明らかにした。 来年2月から村民の帰還を始め、年度内に全村民の帰還を目指すとする「帰還宣言」を年内にも行う。準備区域に指定された5市町村で、復旧計画の具体的内容が示されるのは初めて。 復旧計画案は、〈1〉警戒区域を除き、小中学校など村内を除染し、全800世帯の放射線量を測定〈2〉村内の被ばく線量を年間1ミリ・シーベルト以内とし、安全が確認されたら村長が帰還宣言をする――などが柱。また、立ち入りが禁止されている警戒区域内の約160世帯のため、準備区域内に新たに仮設住宅などを設ける。 政府は、除染やインフラ復旧などの計画を全5市町村が策定した段階で、避難準備区域を解除する方針。
2011年3月11日。この日の衝撃は、実際に被災地に身を置いていた人たちばかりではなく、その被害映像を目にした世界中の人間たちの心をはげしく振るわせた。東北地方太平洋沖地震に端を発した東日本大震災は、その後の福島第一原子力発電所事故とともに、私たちにとって「日常」とは何なのかをもっと強く考えなければならないと示唆しているかのようだ。遅れの目立つ復興のなか、ドキュメンタリーコミックの第一人者である鈴木みそが、まずは自分の周りから取材を広げていきながら、今回の震災が浮き彫りにした現代日本の「日常」を描き出していく。(作者の鈴木みそは、今回の作品の原稿料はすべて、義捐金として寄付することを宣言している) <すずき・みそ> 1963年生まれ。学生時代にはライターとして活動。ファミコンブームのなか、ゲーム雑誌・攻略本でさまざまな企画にかかわった後、まんが家となる。編集プロダクションに在籍していた経験
東日本大震災の発生から6か月を前に、読売新聞は、避難生活中の岩手、宮城、福島の3県の被災者計500人にアンケート調査を行った。 このうち、「震災前に暮らしていた地域は復興できる」と答えた人は4人に1人にとどまった。 「復興できる」と考える人の割合は、発生から1か月と3か月でも実施した本紙調査のたびに減っており、時間の経過とともに復興への期待がしぼむ厳しい実情が浮き彫りになった。 調査は先月27~30日、岩手、宮城両県で被災した各150人と、原発事故で福島県内外に避難した200人に、仮設住宅や避難先の住宅などで記者が聞き取った。 岩手、宮城両県で「復興できる」と答えた人は24%。発生1か月(53%)、3か月(38%)と比較して大きく減った。福島県の被災者でも「復興できる」と答えた人は24%。発生1か月で41%、3か月では32%で、減少傾向に歯止めがかからなかった。
東芝が傘下の米原子力大手ウエスチングハウス社(WH)の株式20%を追加取得することになった。売り手は米エンジニアリング大手のショー・グループで取得金額は約1250億円の見通し。3月の東京電力福島第1原子力発電所の事故以来、世界の原発市場は一変。新規建設計画のキャンセルや見直しの動きが相次いでいる。「WH株追加取得」の報道を受けた9月6日の東京株式市場で東芝の株価は続落し、2年5カ月ぶりに300円
週刊誌は世の中を映す鏡である。いまの世の中は週刊誌を読むとどう見えてくるのだろうか。3・11以降は当然ながら東日本大震災、とくに原発に関する記事で溢れかえった。 大震災から半年が過ぎようとしているが、いまだがれきの処理は進まず、原発事故の処理のほうもメディアが頻繁に伝えなくなっただけで、安定した状態からはまだほど遠い。1、2、3号機は大量の水を注入しているから温度は安定してきているようだが、高濃度の放射能汚染水が漏れ続けているはずだし、溶け落ちた核燃料がどうなっているのかわからないから、いつ爆発が起きても不思議ではない。まだまだ予断を許さないのだ。しかし、このところ週刊誌から原発関連の記事が消えつつある。 メディアから消え始めた原発報道―再稼働へまっしぐら 今週の「週刊朝日」は福島第一原発完全ルポと謳って、「原子炉建屋の中は木っ端みじんだった」と8月末に東電幹部の案内で原発の敷地内へ入った
「いま、この時期に東アジア共同体などといった大ビジョンを打ち出す必要はない」 野田佳彦首相が、10日発売の月刊誌『Voice』(ボイス)に寄稿した論文で、こう主張しています。 「(外交の)『軸』は、間違いなく日米関係」と強調し、“東アジア共同体はいらない”とする主張は、新政権の基本的な外交方針を内外に鮮明に示すものとなりました。 * * 実はこの野田首相の主張、いまに始まったことではありません。 「日米同盟試練の時」。2008年11月に松下政経塾・政経研究所の「日米次世代会議プロジェクト」が発行した同報告書は、前原誠司氏(現民主党政調会長)らがまとめ、野田氏が賛同者となったもので、両氏とも同塾の出身者です。 報告書は、「日米が同盟の目的を再確認し、同盟を進化させるために努力し続けなければ、日米の戦略的一体性は失われてしまう」と表明。その上で、「米国側には、『東アジア共同体』は、自らを排除
枝野幸男経済産業相は12日、就任後初めて記者会見し、将来的に原発への依存度がゼロになる可能性について、「国民的な議論が必要だ」と語った。そのうえで、省エネなどを通じ、「原発がなくても国民の生活や産業が成り立つ状況をつくる」必要性を指摘した。 野田佳彦首相が原発の新規建設を難しいとしていることには、「全くの新設は相当困難だ」と強調。ただ、建設段階や準備段階の原発は「個別に判断しなくてはならない」とし、柔軟に対応する姿勢を示した。 13日の国会後、福島県で佐藤雄平知事に会い、経産相交代の経緯を謝罪する方向で調整していることも明らかにした。 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加では、「国際交渉の進捗(しんちょく)をみながら総合的に判断する」と述べ、判断時期について明言を避けた。
http://nikkan-spa.jp/56272より引用 「半減期2万4065年と言われるプルトニウムが、現在計画的避難区域に指定されている福島県の飯舘村に大量に見つかったというのだ。」 「放射線測定を専門とする大学研究者に直接聞いたのですが、プルトニウムが核変する前のネプツニウムという核種が、少なくとも飯舘村や伊達市まで大量に飛んでいたそうです。」 「環境解析化学を専攻する、仮にここでは「A先生」とするが、このA先生の講義を受けて、「飯舘村にネプツニウム239という核種が大量にある」という、まだ世に出ていない論文の存在を知ったとのこと。」 「かなりの確率で飯舘村において取り返しのつかないほど深刻な汚染が進んでいるという意味にほかならない。しかも、このネプツニウムは飯舘村に何千ベクレル/Kgという量で存在するという……。」 「論文が公になるのは早くて9月末という話だが、そもそも、なぜわ
(二)に戻る 「なすべきことは明らかだ」 三、世界的な経済危機への対応 大震災からの復旧・復興に加え、この内閣が取り組むべき、もう一つの最優先課題は、日本経済の建て直しです。大震災以降、急激な円高、電力需給の逼(ひっ)迫(ぱく)、国際金融市場の不安定化などが複合的に生じています。産業の空洞化と財政の悪化によって、「国家の信用」が大きく損なわれる瀬戸際にあります。エネルギー政策の再構築 日本経済の建て直しの第一歩となるのは、エネルギー政策の再構築です。原発事故を受けて、電力の需給が逼迫する状況が続いています。経済社会の「血液」とも言うべき電気の安定的な供給がなければ、豊かな国民生活の基盤が揺るぎ、国内での産業活動を支えることができません。 今年の夏は、国民の皆様による節電のおかげで、計画停電を行う事態には至りませんでした。多大なご理解とご協力、ありがとうございました。「我慢の節電」を強いられ
エレン・デジェネレスとポーシャ・デ・ロッシが、米NBCで新コメディ 2011年9月12日 16:14 同性婚が話題となったふたりPress Association/アフロ [映画.com ニュース] 人気司会者・コメディアンのエレン・デジェネレスと、妻で女優のポーシャ・デ・ロッシが、新コメディ番組でタッグを組む。 米Deadlineによれば、米4大ネットワーク全局が興味を示していた同作のパイロット版について、ワーナー・ブラザース・テレビジョンとデジェネレスの制作会社ア・ベリー・グッド・プロダクションはNBCと契約を結んだ。 デジェネレスが制作総指揮、「サマンサWho?」のクリエイター、ドナルド・トッドが脚本、ロッシが主演を務める。仲の悪い姉妹を描く作品で、うち1人をロッシが演じる。タイトルは未定。
破局したと報じられたサラ・ギルバート - Jason Merritt / Getty Images テレビドラマ「ER 緊急救命室」「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のサラ・ギルバートが、交際して10年になる恋人のアリソン・アドラーと別れたという。 36歳のサラと44歳のアリソンには、アリソンが出産した6歳半の息子リーヴァイとサラが出産した4歳の娘ソイヤーがいるが、今後は共同親権で育てていくとのこと。子どもたちの父親については何も公表されていない。 サラは2010年にレズビアンであることをカミングアウト。オジー・オズボーンの妻シャロン、女優のレア・レミニ、ホリー・ロビンソン・ピートなどと一緒にトークショー「ザ・トーク(原題)」の共同司会を務めることをきっかけにレズビアンであることを発表していた。 今回の破局についてサラのスポークスマンは、「友好的な別れです」とピープル誌にコ
模型(プラモデル)好きの女子、略して「モケジョ」というらしい。そんな言葉初めて聞いた、というか、女性の間でプラモは流行っていたのか。 9月6日に放映されたNHKの首都圏向け情報番組『こんにちは いっと6けん』の、「カルチャークリック」というコーナーで、「いま女性たちに大人気! プラモデル」として特集が組まれていた。そのコーナー冒頭で、この「モケジョ」という言葉が、<模型+女子→モケジョ>という公式のような表示で紹介されていた。 考えてみれば、手芸やネイルなど、手先の細かな作業が好きな女性は昔からたくさんいるわけだから、興味を持つことができれば、模型にハマる女性がいても当然かもしれない。 昔から、プラモデルのジャンルといえば、車、飛行機、戦車に戦艦、それからガンダムなんかのキャラクター物あたりかと思うが、急に女子向けのジャンルが出現してきた、というわけではなさそうではある。じゃあ、「女性なら
現在改装工事中の上野公園噴水広場(台東区上野公園)の一角に来春、オープンカフェが誕生する。 上野公園噴水広場を挟んで2店舗のオープンを予定する同カフェ。運営は民間事業者に委託され、現在、運営業者の公募が行われている。10月5日~7日に申請書を受け付け、審査を経て10月末に事業者が決定する。 管理を行う東京都公園協会では「気軽に飲食を楽しめる、おしゃれで絵になるオープンカフェがコンセプト。1店舗をドリンク中心、もう1店舗をフード中心の店舗とする予定」と話す。審査基準については、「メニューや営業時間などのサービス内容、事業の安定性や継続性、公益活動への積極性などから総合的に判断する」とも。 2009年に策定された上野恩賜公園再生基本計画に基づき、整備工事が進められている上野公園噴水広場。東京都建設局では「日本の新しい顔となる『文化の森』として噴水広場を整備し、コンサートや舞台芸術など多彩な文化
9月12日、フランス南部マルクールの核廃棄物処理施設で発生した爆発事故で、当局は爆発による放射能漏れは起きていないとし、仏原子力安全局も事態は収束したと主張。写真は負傷者を搬送する救急隊員(2011年 ロイター) [マルクール(フランス) 12日 ロイター] フランス南部ガール県マルクールの核廃棄物処理施設で12日に発生した爆発事故で、当局は爆発による放射能漏れは起きていないとし、仏原子力安全局(ASN)も事態は収束したと主張した。 施設を保有する仏電力公社(EDF)EDF.PAによると、爆発は同日午後1時過ぎ、低レベル核廃棄物処理センター(CENTRACO)施設にある核廃棄物を溶かす溶融炉で発生し、1人が死亡、4人が負傷した。 EDFによると、爆発は溶解炉内で収まったが、これまでのところ原因は分かっていない。施設内に原子炉はなく、警察など当局者は、施設外への放射能漏れはないとしている。ま
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