マガジン9 憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。 |「マガジン9」トップページへ|時々お散歩日記:バックナンバーへ| 2012-11-21up 時々お散歩日記(鈴木耕) 114 「小泉狂騒」の愚を再び犯すマスメディア、 「棄民」―国家に見棄てられる被災者たち 総選挙モードで、世の中(といってもマスメディアだけだが)騒々しい。だが、これだけは認識しておいたほうがいい。今回の選挙は「憲法違反」である、ということを。 最高裁は「現在の選挙制度は違憲状態にある」と警告を発している。国政選挙における1票の格差が許容範囲を超えていて、本来1人1票であるべき選挙権が、選挙区によって数倍にまで広がってしまっている。つまり、僕の1票は某県の有権者の0.5票分の価値しかない、というような状況が続いている。 このままの状態で選挙が行われれば、それは「違憲選挙」であると、国家の最高司法機関が認定してい
ニューヨーク(CNN) ニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン司法長官は20日、麻薬密売や売春ビジネスを行っていた犯罪組織を摘発したと発表した。3州にまたがって活動し、ビジネスの規模は700万ドル(約5.7億円)に上っていたという。 警察は1年4カ月に及ぶ捜査を経て、マンハッタンの広告会社「ソマド・エンタープライズ」を摘発した。同社はニューヨーク市クイーンズとニュージャージー州、ペンシルベニア州、またフィリピンにも支社を構えていた。 シュナイダーマン司法長官によれば、同社は「女性を搾取したことによる利益で数百万ドルを稼いだ」という。容疑はマネーロンダリングや営業記録のねつ造、麻薬密売や売春など多岐にわたる。 当局は関係者15人を逮捕し、他4人の容疑者の行方を追っている。容疑者らは最高で禁固25年の刑を受ける可能性がある。 警察関係者は、「ビレッジ・ボイス紙(マンハッタンで無料配布されて
カトリック教徒が国民の大半を占め、憲法で妊娠中絶を禁じているアイルランドで10月、病院で中絶手術を断られたインド人女性が死亡した。病院側は宗教上の理由で施術を拒否しており、論議を呼びそうだ。 14日付アイリッシュ・タイムズ紙などによると、女性はサビタ・ハラッパナバールさん(31)。妊娠約4カ月だった10月下旬、背中の痛みを訴え、滞在先のアイルランド西部の病院に入院した。流産直前で胎児が無事生まれる可能性がほとんどないことが分かり、中絶を希望したが、病院側は胎児の心臓が動いているとして断った。 体調がさらに悪化したハラッパナバールさんが「自分はアイルランド人でもカトリックでもない」と訴えても、病院側は「法律で中絶はできない」として拒否。入院から3日後に胎児が死亡した後、ハラッパナバールさんは治療を受けたが、敗血症で亡くなった。(共同)
第12回世界陸上ベルリン大会の女子800メートルで優勝し、表彰式でメダルを掲げるキャスター・セメンヤ。(2009年8月20日撮影)(c)AFP/JOHN MACDOUGALL 【11月20日 AFP】南アフリカのスポーツ省は19日、性別疑惑の渦中にあるキャスター・セメンヤ(Caster Semenya)が第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)女子800メートルで獲得した金メダルは保持され、性別検査の結果は公表されないと発表した。 同省はセメンヤの弁護士、南アフリカ政府、国際陸上競技連盟(International Association of Athletics Federations、IAAF)がこの件で「完全合意」に達したことを明らかにしている。 同省は「キャスターはいかなる不正も犯していないこ
中国の女性やジェンダーに関するニュースを中心に紹介させていただきます。ときに日本の問題も取り上げます。 2024-02 « 1234567891011121314151617181920212223242526272829 » 少し以前の話になりますが、今年2月15日、安徽省の第11期人民代表大会第5回会議で、李斌さんが安徽省の省長に当選しました。李斌さんは、中国で4人目の女性の省長(自治区主席を含む)です(1)。 といっても、すでに昨年12月に、中国共産党の安徽省委員会の常務委員会拡大会議で、「中国共産党中央委員会が『李斌を中国共産党の安徽省委員会の委員・副書記・常務委員にするとともに、安徽省の省長の候補者にする』と決定した」(中国共産党中央委員会「安徽省政府の主要な指導的同志の職務の調整に関する決定」)ということが発表されています(2)。 もちろん、その中国共産党の中央委員会の決定の中
英国の女王エリザベス1世のように生涯独身だったスウェーデン女王クリスティナは、女性だが生涯男性の精神で生きたことを神に感謝した。彼女は、「私が女より男を好むのは、彼らが男であるためでなく、女ではないためだ」と言った。歴史的に女性性は賛美よりも卑下の対象だった。近代フランスでサロン文化を導いたスタール夫人は「男に生まれなかったという事実を喜びます。もし男に生まれたら、女と結婚することになっただろうから」と言った。 ◆女性性(femininity)は、女性としての「特質または自我認識」を意味する。ソフトで平和的な物腰、水平的な思考、関係指向的リーダーシップ、疎通と和合の能力が女性的特質として挙げられ、出産と育児を担うという点では母性的観点を含む。男性性といえば、攻撃的、積極的態度、垂直的思考、目標指向的リーダーシップ、強い推進力が挙げられる。両者の特質はどちらが優位であるとは言えず、すべて必要
共同通信の世論調査によると、石原慎太郎前東京都知事が結成を目指す新党に対し、男性の35・0%が「期待する」と回答したのに対し、女性は45・0%で、女性の期待度の方が高いことが分かった。町村などの郡部よりも都市部で強みを発揮する傾向も読み取れた。 石原新党に「期待しない」との回答は男性で58・3%、女性で48・5%だった。 都市の規模別にみると、大都市(東京23区、政令指定都市)では石原新党に期待するとの回答は42・1%(期待しないは53・2%)、有権者10万人以上の中都市では41・1%(同52・4%)だった。これに対し有権者10万人未満の小都市では37・8%(同53・6%)、郡部(町村)では38・0%(同56・5%)だった。 支持政党別でみると、石原新党との連携を模索する「日本維新の会」支持層は「期待する」(59・3%)が「期待しない」(34・9%)を上回った。民主党支持層では「期待しない
【ワシントン=柿内公輔】米連邦議会選は7日までの開票の結果、民主党が上院(定数100、改選33)で改選前より1議席上積みの54議席(同党系無所属1を含む)を獲得し、過半数を確保した。下院は共和党が過半数を占め、上下両院の「ねじれ」が続くことが確定した。 CNNテレビなどによると、上院で最後に残った中西部ノースダコタ州で民主党のハイトキャンプ氏の当選が確実になり、全議席が確定。共和党は非改選を含め45議席と2議席減らした。下院は全435議席が改選され、これまでに共和党が233議席(改選前240)を獲得。民主党は194議席(同190)となっている。 一方、AP通信などによると、女性議員は上院で20人、下院では少なくとも81人に達し、過去最多になるという。また、初の同性愛者や仏教徒議員が誕生したほか、ヒスパニック系議員の数も大幅に増えるなど、新議会はいまの米社会を反映した多様性に富んだ顔ぶれとな
「私が質問すると『そこの女性の方』と必ず言われる。 アメリカではあり得ないことですよ。 これが日本のメディアの現状。 周囲はスーツを着た男性記者ばかり。女性記者が少なすぎる」 「外国人特派員から見た日本のメディア」と題して、 11月20日に行われたBLOGOS×日本財団イベントでのこと。 AP通信社特派員東京支局の影山優理氏は、 日本のメディアのダメさ加減について、上記のように述べた。 「ダイバーシティがない」と。 「だから原発事故や放射能の問題も、 子供を守るという視点が少ない。 日本の選挙報道なんかも単なる男のお祭りでしょ」 まさにその通りだなと思った。 仕事柄のせいなのか、これまでの生い立ちのせいなのか、 日本語より英語の方が自分の心情を表しやすいのか、 度々、英語の発言が多かった影山優理氏が、 「ダイバーシティ」という言葉を使った時、 非常に説得力があったのだが、 最近、この言葉が
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