![Amazon.co.jp: 「日本人論」再考 (講談社学術文庫 1990): 船曳建夫: 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9932c00383a4505dd27d509ad678738a105275ec/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41tDhb0HM2L._SL500_.jpg)
著者の水島治郎氏は、オランダ政治史、ヨーロッパ政治史を専門とする政治学者。 今年2016年は、英国でEU離脱を問う国民投票で離脱賛成票が過半数を占めたこと、米国大統領選挙で公職経験のないトランプが当選したことなど、世界の潮流のターニングポイントとなった年と言えようが、それらの背景には近年の先進各国におけるポピュリズムと呼ばれる政治運動の躍進がある。 私はそうした世界の潮流の変化に懸念を抱くひとりであるが、一方で、BREXITもトランプの当選も、民主主義の根幹である多数決(米国大統領選挙の仕組みは少し違うが)の結果であることに違いはなく、所謂ポピュリズムと民主主義の違いは何なのか、疑問に感じてきた。 著者は本書の目的を「この現代世界で最も顕著な政治現象であるポピュリズムを正面から取り上げ、解明を試みることである」と述べ、ポピュリズムを理論的に位置付けた上で、ヨーロッパやラテンアメリカの具体的
少年小説は、現代の大衆社会における政治の寓話になるが、それはやがて、現代の精神の寓話となり、人間の悪の研究となる。 ・無人島に不時着した少年たち。その島は食糧が豊かで、水泳ができ、おもしろい遊びに不自由しない。しかし、少年たちは二つのグループに分かれて争うようになる。一方はラーフに率いられる少年たちで、救いを求める信号としての狼煙(のろし)を絶やさず、小屋を建てる。他方はジャックに率いられる合唱隊の連中で、野生の豚を狩る蛮行に夢中。 ラーフの合理的なデモクラシーは、幼い子供たちが夜になるといだく恐怖をうまくそらせない。このため、ジャックを中心とする呪術的な舞踏が次第に少年たちの心をとらえるようになる。陰惨な争いがつづき、文明国の中流階級の少年たちは野蛮人と化す。。。 ・・・1962年、ゴールディングはカリフォルニア大学で講演した。 「第二次世界大戦以前には、私は社会的人間が完全なものになり
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