ここ数年増加しており、2008年度には過去最悪の件数となった鉄道自殺。首都圏の鉄道では毎日1件の自殺騒動が起こっている計算になるという。なぜ人は鉄道自殺をするのだろうか。 「●●駅で発生した人身事故の影響で、●●線は一時運転見合わせております」 こんなアナウンスは、日常茶飯事である。ゴールデンウイークの中日である5月3日も、上下計5本が運休、約3万5000人に影響する新宿駅での人身事故がニュースになっていた。 どうやら都心部での鉄道自殺は増えているらしい。1月24日に配信されたMSN産経ニュースによると、線路への飛び込み自殺で2008年度に30分以上遅れたり運休したりした列車は全国で3万5300本。国土交通省調査の詳細なデータのある2002年度以降で最悪の数字で、4年連続で増加している。 詳細を見ると、2008年度の鉄道自殺は647件で、遅れや運休が出た列車は3万5300本と、20