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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (8)

  • いかにも日本的な津波警報 | 5号館を出て

    結果的に日では大きな災害にはなりませんでしたが、地球の裏側で起こった大地震による津波が間違いなく日にまで届いたということは実感できました。地球は広いけれども、狭いとも言えそうです。AFPが配信しているNOAAの画像を見ると、間違いなくチリは日にとっての「向こう岸」です。 津波が来る前には、3メートルという津波が予報され「大津波警報」などというおどろおどろしいものまでも出されていましたが、結果的に観測された最高潮位は1メートルちょっとということで、人的被害も起こらずに済んでほんとうに良かったと思います。 しかし結果論と言われてしまうことを承知であえて書きますが、冷静に考えてみると今回の対応も「いかにも日的だったなあ」とやはり思ってしまいます。 新型インフルエンザと呼ばれるブタインフルエンザの時には、日にはウイルス1個たりとも入れないぞという勇ましいかけ声とともに水際作戦が行われまし

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  • 事業仕分けによる漢方薬の保険適用除外はどうやらデマ | 5号館を出て

    まさかデマとは思われないような感じで、大手マスコミ、テレビ、ラジオ、ネットに騒ぎが拡がっています。はては長厚生労働大臣までもが「漢方薬についても市販の物を買って保険から外しなさいと、こういうようなご指摘もあると聞いているが、そのまま受け入れるというのはなかなか難しい」(長 昭 厚労相)」(TBS Newsi)というコメントを出すなど、誰もが今回の事業仕分けで漢方薬を保険適用から除外すべきという結論が出たと思っていたと思います。上のコメントが出たニュースにもこう書いてあります。 事業仕分けでは、薬局で類似薬などが市販されている漢方薬は、医師が処方する保険適用から除外するべきとされましたが、長大臣は29日、結果を受け入れない姿勢を示しました。 私のところにも、漢方薬の指定除外の反対署名の情報が来たりしましたので、それは一大事と署名に応じようとしたりもしていました。 しかし冷静に考えてみる

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  • 我々普通人は勝間和代にはなれない | 5号館を出て

    勝間和代さんという名前は、ほんの1-2年前に「自分をグーグル化する方法」とかいうタイトルので初めて知ったように記憶しています。その後、テレビなどで顔を見る機会も増え、彼女の出すも出る度に話題になっていることは知っていました。彼女がテレビで話していることなどを見聞きすることも何度かありましたが、比較的まともな人だという印象はありましたが、それでもを読んでみようという気にはなりませんでした。 最近、朝日新聞に連載されるようになった、「勝間和代人生を変える言葉」というのは読んでいますが、ある意味できわめて普通のやり手ビジネスパーソンの典型だという感を強くしていたところです。 数ヶ月前から、何とはなしに彼女のブログ「勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!」をRSS購読していましたが、特に心に残るような記事があったという記憶もありませんでした。 それが一昨日のなんということもな

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  • テレビという媒体は新聞に似ていると感じました | 5号館を出て

    昨日、ゴールデンアワーの全国放送に出演させていただいたため、たくさんの方々から反響をいただきました。「教養」バラエティとは言え、楽しんでいただくことを第一に作っている番組ですので、その程度にゆるく見ていただき、おおむね楽しめたという寛大な感想をいただいて、正直ほっとしております。(自分では見るたびに、いろいろとアラが見えて汗が出ます。) もちろん、「お笑い」番組とは言え、科学知識を提供するという姿勢もあるわけですから、そういう意味では正しい情報をきちんと送れたかどうかということがかなり気になってはおります。番組は、どう見ても私が授業を行っているように作られていますから、見ている方は、私がしゃべっている部分に関しては、私が責任を持っていると思うのが当然ですね。 今回の番組の私が出た部分に関しては、45分ほどの時間をかけて録画されたものを、その3分の1くらいに編集しているのですが、正直に言って

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  • 東北大学大学院生の自殺 (とりあえず落ち着いてください) | 5号館を出て

    あまりにも重苦しいので、なかなか書けませんでした。お亡くなりになった方と、ご家族・関係者の方々には心から哀悼の意を表します。 おそらく、あちこちの大学院で似たような事例は起こっているのだと思います。今は、日中で自殺者が増えたまま高止まりしており、さらには中高年の自殺者が増えているので、ある意味であまり目立たなくなっていたのかもしれませんが、昔から感受性の強い大学生・大学院生は自殺へと向きやすい傾向を持った年齢ということで、特に注意を払う必要があるという事情は変わっていないと思います。 その上、院生の増加と国立大学を中心とする法人化のもとで、大学院生の就職競争ばかりではなく、教員の雑務の増加と通常の教育研究予算の度を越えた削減によって、大学の教育研究環境の劣悪化が加わっていますので、ただでさえ折れやすい若者たちが追い詰められやすい環境になっていることは否定できません。 そんな環境の中で、研

    東北大学大学院生の自殺 (とりあえず落ち着いてください) | 5号館を出て
    h_i
    h_i 2009/05/15
    "大学院および学位取得システムを透明化するとともに・・・財政的および人的教育資源(複数の教員による集団指導体制にする)を根本から見直す必要”
  • 壮大な予行演習としてのブタフルエンザ騒動 | 5号館を出て

    まだ予断は許されないというものの、ニュースから読みとれる情報は、初期段階の報道にあったような恐怖を煽られるものではなくなっています。 例えば、毎日jpのまとめ記事「クローズアップ2009:新型インフル、公表から1週間 実態解明、徐々に」を見てみましょう。  メキシコ政府は一時、感染疑い例を2500人以上、疑われる死者数を176人としていた。しかし4月28日に検査態勢を強化。2日現在の感染確認者数は443人、うち死亡者16人と、大きく下回った。最終段階の検査に回されたのは1105検体で、約4割が陽性だった計算だ。 メキシコでは毎年3~4月に1500~1800人が肺炎で死亡するとされ、検査態勢が整わないうちは、肺炎患者もカウントせざるを得なかった事情がある。 感染実態は少しずつ明らかになっている。感染確認患者・死亡者の特徴は、首都圏のメキシコ市・州に集中している点だ。1日現在、同市・州だけで感

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    h_i
    h_i 2009/05/04
    "リアルタイムでインフルエンザの拡大が観測されているということの科学的意味を評価したい"
  • たった二人の反乱 | 5号館を出て

    京都大学には(全国の国立大学法人と同様にだと思いますが)、法人化以降に雇われた非常勤職員には契約期限が5年間という就業規則があるのだそうで、来年度が5年目になる約100名が来年春に雇い止めということでクビを切られることになっています。 産経新聞によると、「契約満了の対象となるのは、17年度に採用された非常勤の事務職員や研究員、看護師ら。京大によると、20年12月現在、時給制で働く非常勤職員は約2600人で、うち半数の約1300人は、17年の就業規則改定後に採用された」そうで、今後は毎年数百人規模で非常勤職員が5年の契約期間満了で雇い止めになっていくようです。 たとえ、京都大学をクビになっても、日経済全体の景気が良い時でしたら、身につけた仕事の能力を使って別のところに就職することもできたのかもしれませんが、ミゾーユーの不景気の今だと首切りは即失業を意味することになる人も多いのだと思います。

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  • ルールが変わり続ける難しさ | 5号館を出て

    キャリア問題を考える時に一番難しいと思っているのが、キャリア形成の際に考えるべきキャリアパスを獲得するためのルールが変わり続けていることだと思います。 世襲制の身分制度のある社会であるならば、キャリアパスなどというものは存在せず、子どもは親の職業を継ぐだけです。もしも、長子だけが世襲を許されているような場合でも、それ以外の子どもが選べる「キャリア」などはきわめて限られていたでしょう。 身分制度が崩壊し、世襲制度も崩壊し、社会のしくみが変わった時には、キャリア形成も大混乱したと思いますが、それでも伝統的な職種は第二次世界大戦が終わるくらいまでは、昔と同じような制度が続いていたのではないでしょうか。そして、そこに現れた新しい職種、官公庁や巨大民間企業などへのキャリアは、新しいルールである「学歴主義」によって決められるようになったのではないでしょうか。 私が大学へ入った頃までの日は、間違いなく

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