→紀伊國屋書店で購入 「万物がフリーになるわけではない。希少性という商機はいつも目前にある。」 インターネットによって、さまざまなサービス、商品の価格がフリー(無料)になっていく。その破壊的な力によって、既存のビジネスモデルが崩壊したり、変革を余儀なくされる。その構造について論じた書籍である。 著者のクリス・アンダーソンは、ネットの最新事情を伝える月刊誌「ワイアード」の編集長。ネット通販ビジネスの最大手になったアマゾンなどを例にとり、その成功の裏には「ロングテール理論」があった、とレポートした「ロングテール」(ハヤカワ新書)は世界的ベストセラーになった。 本書のテーマは「フリー」。サブタイトルには「無料からお金を生み出す新戦略」。 そそられるタイトルだ。 無料サービスによって世界のビジネスに大変革をもたらした、グーグルの圧倒的強さの背景にあるのは、まさに無料から金を生み出す仕組みである。そ
![『フリー 無料からお金を生み出す新戦略』クリス・アンダーソン (著), 小林弘人 (監修), 高橋則明 (翻訳) (日本放送出版協会) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d0b429a0ab1cac8031c928dc73bdac937b338be2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2FK%2FKinokuniya%2F20180502%2F20180502193602.jpg)