最新医療の現場、3Dプリントした人工パーツを体内に埋め込むことで呼吸ができるようになった少年2013.05.29 14:00 そうこ 進化する医療技術。 カイバ・ジオンフリッド(Kaiba Gionfriddo)くんが生まれた時、両親はまさかこんなに苦しそうなカイバくんを目にすることになるとは思っていなかったでしょう。カイバくんは、気管気管支軟化症を煩っており、器官が絞められたように呼吸ができなくなります。こんな苦しいことが毎日のように起きる最悪の状態。藁にでもすがりたい両親とカイバくんに提案されたのは、3Dプリンターを用いた治療方法でした。 ミシガン大学の研究チームが提案したのは、カイバくんの弱った器官を助けるためのツールを3Dプリンターで制作するというもの。カイバくんの気管や気管支をまずは高画質画像で観察。CTスキャンのデータを用いて、気管気管支軟化症によって弱ってしまった器官をサポー