夢を追い求める事は世間一般的には素晴らしい事だといわれている。 だけど夢を追う事の残酷さについて言及している記事はあまりない。 これを書いている筆者は二浪している。浪人している間、いわゆる大手予備校に所属していたのだけど、医学部クラスには他のクラスにはあまりいない奇妙な受験生の姿を目にすることがある。多浪生だ。 三浪、四浪は当たり前。下手すると六浪とか七浪というのも珍しくない。 彼らは夢を追いかけて、その夢を諦めることができない人達だ。フレッシュな浪人生と比較して、やや顔に影がかかっている事から何となく普通の人達とは少し違った存在だという事が暗にわかる。 「小さい頃から医者になりたいと思っていた」 「いままでの人生、あまり良いことがなかったから医者になって逆転したい」 人は様々な理由で医学部を志願する。 夢を追うのはよい。ただ、そういう人達に1つ言っておかねばならない。 「医学部を志願する