宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」の帰還カプセルの公開が27日、倉敷市福田町古新田の倉敷科学センターで始まった。エンジン類の故障など幾多のトラブルを乗り越えた7年間、約60億キロの宇宙の旅で、太陽系の小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰った「はやぶさ」。計31点の展示品が、その軌跡と偉業を伝えている。 はやぶさは、将来の本格的な宇宙探査に向けた技術実証機。地球とイトカワの公転軌道が接近した2003年5月に打ち上げ、軌道が再び近づいた昨年6月に帰還した。 展示品のメーンは、カプセルを構成した部品4点。二つに割れたカプセルの殻の一方である「背面ヒートシールド」は、表面が焼けただれており、1万度超という大気圏突入時の摩擦熱のすさまじさを物語る。 会場では他に、はやぶさの実物大模型(全長約6メートル)、イトカワの千分の1模型などを展示。イオンエンジンの試作機は1万8千時間の耐久試
今年開館50周年を迎える浅口市鴨方町本庄の岡山天文博物館で、特別展「宇宙の謎を解き明かす」が開かれている。会場には写真入りのパネル約40点が展示され、400年とされる天体観測の歴史や宇宙研究の成果を紹介している。11月28日まで。 11月6、7日に市健康福祉センターを主会場に行われる国民文化祭行事「あさくち星空・宇宙フェスタ」のプレイベントとして企画。世界で初めて天体観測を行ったイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイ(1564〜1642年)の足跡をたどったり、電波や赤外線式といった望遠鏡ごとの観測方法の違い、太陽系外の惑星探査など最新の研究話題を解説している。 ガリレオが土星や金星観察に使った装置のレプリカや光の屈折、熱観測など望遠鏡に応用されている科学現象の実験コーナーも開設。宇宙への興味をかき立てる内容に、子どもたちや家族連れらが熱心に見入っている。 粟野諭美・同博物館長は「天体観測の歴史
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く