金環日食が5月21日、国内では25年ぶりに観測される。 群馬県内では173年ぶりとなる天文ショーを楽しんでもらいながら観測位置の情報を集めようと、県立ぐんま天文台(高山村中山)が学校単位での参加を呼びかけている。この「群馬県一斉 日食観測ネットワーク」には、登録人数ではすでに2万人を超えており、成果は学会で発表予定だという。 同天文台によると、太陽が月に遮られて光の環のように見える金環日食が、前回、県内で見られたのは1839年で、次回は2386年。今回は午前6時20分頃に太陽が隠れ始め、金環日食は7時33分から37分までの間に見られ、1~4分間と地域によって異なる。 群馬県は関東地方で観測可能地域の北限に位置し、境界が横切っている。実際には、地形などのため観測可能な場所は単純に直線で区切れない。そこで同天文台は、子どもたちに観察してもらい、観測結果を収集、金環の形が見える境界を可能な限り正
SF漫画「宇宙戦艦ヤマト」などで知られる北九州市ゆかりの漫画家・松本零士さん(74)の作品を集めた「松本零士の世界展」が、小倉北区の小倉井筒屋新館で開かれている=写真=。6日まで。 「銀河鉄道999」に登場するメーテルや鉄郎の版画や直筆水彩画が計54点展示されている。松本さんが作品の登場人物の言葉や漫画のタイトルなどを書いた書14点も展示されており、多くの人が足を止め、興味深く見入っていた。作品は展示販売されており、1点15万円から36万7000円。 来場した小倉北区上富野の主婦中村睦美さん(55)は「一つ一つの作品に迫力があった」と話していた。午前10時~午後7時まで。問い合わせは小倉井筒屋(093・522・3111)へ。
金環日食が21日、国内では25年ぶりに観測される。県内では173年ぶりとなる天文ショーを楽しんでもらいながら観測位置の情報を集めようと、県立ぐんま天文台(高山村中山)が学校単位での参加を呼びかけている。この「群馬県一斉 日食観測ネットワーク」には、登録人数ではすでに2万人を超えており、成果は学会で発表予定だという。 同天文台によると、太陽が月に遮られて光の環のように見える金環日食が、前回、県内で見られたのは1839年で、次回は2386年。今回は午前6時20分頃に太陽が隠れ始め、金環日食は7時33分から37分までの間に見られ、1~4分間と地域によって異なる。 群馬県は関東地方で観測可能地域の北限に位置し、境界が横切っている。実際には、地形などのため観測可能な場所は単純に直線で区切れない。そこで同天文台は、子どもたちに観察してもらい、観測結果を収集、金環の形が見える境界を可能な限り正確に割り出
高知市のアマチュア天文家関勉さん(81)=写真=が、1993年に自ら発見した小惑星に東日本大震災後、「Kitakamigawa(北上川)」と名付けた。関さんは3日、「復興の象徴になってほしい」と、米・国際天文学連合小惑星センターに申請。3か月ほどで受理される見通しだという。 関さんは93年1月25日午後11時50分、かに座のプレセペ星団の中に、緩やかに西に動く小惑星を確認した。現在はくじら座とみずがめ座の間にある。地球に近づくのは9月19日で、午後10時頃、真南に位置するという。 親交がある関さんから連絡を受けた奥州市水沢区のアマチュア天文家酒井栄さん(59)は「岩手にとって明るいニュースで、うれしい」と、声を弾ませた。関さんはこれまで、別の小惑星に「奥州」「平泉」「金色堂」などと命名。今回は「震災時、北上川に津波が逆流したと聞いた。今も力強く堂々と流れる北上川が復興の象徴になってほしい」
【ワシントン=山田哲朗】国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ米スペースX社の無人宇宙船「ドラゴン」が、30日(日本時間5月1日)にケープカナベラル空軍基地(フロリダ州)から打ち上げられることになった。 米航空宇宙局(NASA)が16日、審査会を開いて安全性などを確認し、決定した。 ドラゴンは、同社のロケット「ファルコン9」に載せて打ち上げられ、5月3日にISSへのドッキングを試みる。民間の宇宙船では世界初の挑戦で、成功すれば宇宙開発は新時代を迎える。 スペースシャトルの引退に伴い、米国はISSへの物資・人員の輸送を民間企業に任せる方針を決めている。スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は16日の記者会見で、「3年以内に宇宙飛行士も乗せたい」との考えを明らかにした。
宇宙飛行士の若田光一さんと宇宙を旅した北杜市武川町山高の「山高神代桜」(エドヒガンザクラ)の種から発芽した苗が15日、地球に帰還してから初めて開花した。エドヒガンザクラは発芽から開花まで8年ほどかかるのが通常というが、この苗は2010年5月4日に発芽してから2年弱で開花した。「奇跡の早さ」と関係者を驚かせている。 種は2008年6月、武川小児童らが樹齢2000年の神代桜から136粒を採取。神代桜と共に日本3大桜と称される福島県の「三春滝桜」など12か所の桜の種と一緒に、同年11月にスペースシャトル「エンデバー」に乗り、翌年7月に帰還した。同小から武川中に進学した生徒が118粒を鉢植えし、その後は神代桜の植生に詳しい近所の県非常勤職員三枝基治さん(62)がボランティアで管理。118粒のうち発芽したのは2粒のみだった。 15日朝、三枝さんが軒先の桜の苗を見ると、1、2センチほどの小さな白い花が
北朝鮮のミサイル発射と前後して、平壌に滞在していたタレントのデヴィ夫人が14日、帰国し、読売新聞の取材に応じた。 現地では、ミサイル発射を「失敗」と表現する人はいなかったという。 デヴィ夫人は金日成(キムイルソン)主席生誕100周年記念行事に招待され、10日に平壌入り。夫の故スカルノ元インドネシア大統領が1965年に新種のランを金主席に贈った縁で、北朝鮮との交流を続けている。今回は8回目の訪朝で、自身が名誉会長を務める「ランの花の祭典」などに出席した。 13日の発射失敗を知ったのは、その日の夕方。平壌は朝から快晴で、もう発射されたかと思い、現地の女性通訳に質問すると、「自爆したため、宇宙の専門家が原因を調べている」と答えたという。デヴィ夫人は「平壌の人は誰も失敗という言葉を使わなかった」と振り返った。 その数時間後、市内に新設された金主席と金正日(キムジョンイル)総書記の銅像の除幕式で、最
【モスクワ=寺口亮一】北朝鮮が発射を予告する長距離弾道ミサイルについて、ロシアのロケット・宇宙専門家からは旧ソ連の弾道ミサイルやロケットに酷似しているとの見方が出ている。 タス通信は11日、「権威ある専門家」の話として、北朝鮮が公開した「銀河3」は、全長約30メートルの形状などから「ソ連の弾道ミサイルやそれを改良した人工衛星用ロケットを思い起こさせる」と伝えた。 ソ連の弾道ミサイルなどは、北朝鮮が今回の発射に利用するとみられる液体燃料「ヒドラジン」を利用していたとされる。この専門家は、過去の例などから、今回の北朝鮮のミサイルも、燃料注入完了から最大5日間、発射状態を保つことが可能との見方を示した。 ロシアにはヒドラジンを巡る苦い記憶がある。旧ソ連時代の1960年10月、バイコヌール宇宙基地(現カザフスタン)で弾道ミサイルが発射試験の直前に爆発し、火災や燃料のヒドラジンから発生した有毒ガスな
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