三菱電機は4月25日、Ku帯(12.4GHz~18GHzのマイクロ波帯)衛星通信に使用される14GHz帯で100Wの出力電力が得られるGaN HEMT増幅器を開発したことを発表した。 同製品は、素子微細化と低損失回路により14GHz帯用固体増幅器として従来のGaN品と比べて約2倍、GaAs品とでは約4倍の高出力となる100Wを実現。 これにより高出力化に必要だった複数の増幅器の合成が不要になりマイクロ波送信機の小型化が可能となり、衛星通信地球局などに使用される電力増幅器の大きさは、従来品比約1/6の小型化が可能になるという。
電気自動車(EV)にコネクテッド(つながる)、自動運転――。新技術を搭載するクルマが続々と登場しているが、大ヒットを記録しているものは少ない。どうすれば普及期に突入できるのか。 「…続き エコカーに「無関心の壁」 米自動車市場の現実 [有料会員限定] EV時代はまだ来ない 現実解は「マイルドHV」
米宇宙ベンチャーの「スペースX」社は24日、民間で初めて国際宇宙ステーションにドッキングすることを目指している宇宙船「ドラゴン」の打ち上げを5月7日に再設定したと発表した。 ドラゴンは4月30日打ち上げ予定だったが、ドッキングのためのコンピューターソフトのテストに時間が必要となり、延期していた。フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から同社が開発したロケットで打ち上げる。(共同)
宇宙開発を行う新興企業Planetary Resourcesは米国時間4月24日、地球近傍の小惑星から水や稀少金属を採掘するという野心的な計画を立ち上げた。この途方もないビジョンを持った創業者らは、同事業によって地球上の社会全体が豊かになり、宇宙開発もさらに進歩することになるだろうと述べている。 2年前に創業された同社は、シアトル航空博物館においてこの計画を発表した。その席で創業者らが述べたところによると、テクノロジの進歩により、宇宙における貴重な天然資源の採掘は今や経済的に実現可能な域に達しているという。 地球近傍を通過する小惑星の一部には水が含まれている。水は宇宙船の燃料源として、あるいは宇宙飛行士の生命維持に欠かせない物質である。さらに、資源はそれだけではない。同社によると、幅500メートル程度の小惑星1つには、地球上で今までに採掘された量よりも多くのプラチナが含有されている可能性も
7月から国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する宇宙飛行士の星出彰彦さん(43)が一時帰国し25日、東京都内で記者会見した。2回目の飛行となる今回は自身初の船外活動を行う見通しで、「ヘルメットの外は真空の宇宙。技術者として大事な経験になるはずで非常に楽しみ」と意気込みを語った。 星出さんは7月15日、ロシアの宇宙船「ソユーズ」で出発し、11月ごろまでISSに滞在。7月21日に打ち上げる無人補給機「こうのとり」3号機をISSで出迎え、ロボットアームでつかむ大役も任される。 平成21年のこうのとり初打ち上げに携わった星出さんは「新しいチャレンジだ。非常に思い出深い宇宙機で、私がいるときに到着してくれるので楽しみ」と話した。 仕事以外では日本列島をゆっくり眺めたいといい、「夏の(ロンドン)オリンピックにあわせ、軌道上でも何らかのスポーツをしたい」と笑った。 星出さんの飛行は、日本実験棟「きぼ
国立天文台は、「すばる望遠鏡」を用いて、現在知られている中で最も遠い"127億2000万光年"先にある原始銀河団を発見したと発表した。成果は、総合研究大学院大学の利川潤氏、国立天文台の柏川伸成准教授、京都大学の太田一陽GCOE特定研究員らを中心とした共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、「Astro Physical Journal」5月1日号に掲載予定。 宇宙には、100個から1000個を超えるほどの銀河が集まった「銀河団」と呼ばれる銀河の集団がいくつも見つかっている。しかも銀河団はお互いに結びつきあっており、「宇宙の大規模構造」と呼ばれる巨大なネットワークを形成していることも知られている。 宇宙はほぼ均質な状態から始まったが、その物質の分布にはわずかながらムラがあったと考えられており、その非常に小さなムラが137億年もの時間をかけて重力によって大きくなり、現在の宇宙に見られるよ
【2012年4月24日 NASA】 探査機「カッシーニ」の画像から、土星の環から氷の粒が引きずり出されて細長い尾のように見える「ミニジェット」が多数見つかった。衛星の重力によって起こる様々な変化を見てとることができる。 F環で観測された「ミニジェット」の典型的な例。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/SSI/QMUL) 衛星プロメテウスの重力によりF環が波打ち変化する様子を誇張して描いたデータ画像。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/SSI/QMUL) NASAの探査機「カッシーニ」の撮影画像から、土星のF環(注)に不思議な「ささくれ」のような現象が見つかった。「F環は、土星のリングの中でも最も奇妙なものです。今回の最新の観測で、思っていた以上にダイナミックな姿が明らかになりました。F環は、大小さまざまな天体が入り乱れるにぎやかな場所なのです」(カッ
チューブでつながれたビル、エアカーで移動する人々。食事はカプセルでとり、家事は全部ロボットがやってくれる。 宇宙都市も建設され、気軽に宇宙旅行へ……。 1950〜70年代の子ども向けの雑誌には、そんな感じの21世紀の未来予想図が、誌面を賑わしていた。 さて、21世紀はとっくにやってきて、もう2012年になるが、今のところ、まだまだそこで描かれていたような未来のかたちは、ほとんどやってきていない。電気自動車はあるけれど、相変わらずガソリンで走る自動車が地面を走っているし、リニアが実際に開業するのもまだまだ先。宇宙都市どころか、一般人が宇宙旅行できる可能性があるんだかないんだか、といった21世紀だ。 当時の子どもたちを夢の未来世界へ誘ってくれた、21世紀の未来予想図のアレコレ。その「アレコレ」を、当時のままのかたちで、一冊にまとめて紹介しているのが、『昭和ちびっこ未来画報 ぼくらの21世紀』(
県内で173年ぶりに観測が期待される金環日食当日の5月21日に、相模原市と市教育委員会が公立小学校の登校時間を臨時変更することで調整していることが24日、分かった。研究施設がある「宇宙のまち」として、貴重な天体ショーを子どもたちに安全に体験してもらう狙い。市内で観測予定の同日午前7時31~36分に備え、各校ごとに1時間ほど繰り上げるか繰り下げる。25日にも正式発表する。 市内72ある公立小学校では午前8時から8時15分ごろの到着が主流といい、金環出現と登校の時間帯が重なる。今回の措置は、空を見上げながら登校する子どもたちが交通事故に巻き込まれたり、遅刻が続出したりして学校生活が混乱するのを防ぐ目的。登校を早めるか遅らせるかは各校ごとに校長が判断する。 宇宙航空研究開発機構など宇宙科学の研究拠点を抱え、小惑星探査機「はやぶさ」のふるさとを自任する市として、子どもの宇宙に対する関心を高める
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