落札した子牛、農業高に寄付 口蹄疫復興「なせばなる」 2010年10月1日 00:55 カテゴリー:社会 九州 > 宮崎 259万円で競り落とされ、高鍋農高にプレゼントされる牛と佐藤秀彌社長=30日、宮崎県新富町の児湯地域家畜市場 「復興の弾みになれば」-。宮崎県の家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」に伴い、同県内で最後まで中止されていた児湯(こゆ)地域家畜市場(新富町)の子牛の競りが30日、再開された。その約7カ月ぶりの記念の日に遠路はるばる買い付けに訪れた山形県の男性が、再開後の県内最高値で競り落とした子牛を、口蹄疫で家畜を失った県立高鍋農業高(高鍋町)にプレゼントした。 山形県米沢市の畜産会社社長佐藤秀彌さん(55)で、落札価格は259万円(税込み)。競り再開後に都城で付いた169万円の最高値を90万円も上回る高値に、会場にどよめきが起きた。 江戸時代、高鍋秋月家から米沢藩(現山形