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ブックマーク / bunkaonline.jp (3)

  • 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』:ロマン優光連載288

    三宅香帆氏によるベストセラー『なぜ働いているとが読めなくなるのか』(集英社新書)は非常な労作であり、様々な資料にあたりながら、明治以降の社会における読書というものの位置付けの変化を追い、現代日社会の労働が抱えている問題に言及するだ。タイトルを見て「そんなの忙しくて疲れてるからに決まってるじゃないか」と考える人もいるだろうが、人はなぜが読めなくなるまでハードに働かなければいけないのかという問題について考えているであって、そこは出発点である。 そして、ある意味で映画『花束みたいな恋をした』(2021年1月29日公開/監督:土井裕泰、脚:坂元裕二、主演:菅田将暉・有村架純)の考察でもある。けして、冗談ではない。菅田将暉演じる主人公・麦くんが就職したことで今まで親しんできた文学・音楽ゲーム映画などを楽しむことができなくなり、自己啓発を読み、パズドラしかできなくなってしまったこと

    『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』:ロマン優光連載288
  • 杉作J太郎の今

    急性心筋梗塞と心不全で入院中です。 早い話がそうとう危なかったようです。 まずは救急隊員のかたがすぐさま心電図をとり、これは!ということになり三次救急の救命救急センターに搬送してくれた。 ここが分かれ目だったと現在お世話になっております担当の先生がたは言ってます。 救急救命センターに運び込まれたのが朝の4時半ぐらいだったと思います。 救急車が到着して、すぐそこが手術室だったように記憶しています。医師だけでも数名、10人ほどのスタッフによって手術が始まりました。 こんな時間に誰かのために医療の仕事をされている。 そのおかげで私はいま息をしています。命を取り留めることができたのです。入院してからも看護師のかたは24時間いつであろうとシャキッとされている。疲れていることも眠たいこともあるかもしれませんが疲労や不機嫌の顔は一瞬も見えない。 私もラジオのマイクの前にいるときはそれをこころがけています

    杉作J太郎の今
  • 柴田英里寄稿 フェミニズムにとって性行為や性表現は忌むべき存在なのか

    インターネット上で、フェミニストをめぐる騒動が頻繁に起きている。そういった騒動を見ていると、フェミニズムは男性性を嫌悪し、性表現を有害なものとする思想とも見えてしまう。実際のところフェミニズムとは何か。フェミニストである柴田英里氏がフェミニズムの歴史を紐解き、現在の“フェミニズム”を解説する。 Colabo問題を読み解... 第一波~第四波の論争の変遷 以下、第一波から現在までの大まかな流れと、現在のフェミニズムが抱える問題を提示していく。 〈第一波における性的「行動/表現物」の論争〉 第一波フェミニズムの時期(1860年代~1920年代)は、テレビ放送開始以前であり(ラジオ放送開始は1925年)、即時的に情報を伝達するマス・メディアの環境は存在しなかった。そのため、性的「表現物」に関する大きな論争はない。 第一波の日フェミニストが関心を持った性的「行動」は、主に「堕胎罪」、「母性保護

    柴田英里寄稿 フェミニズムにとって性行為や性表現は忌むべき存在なのか
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