ノー・ウェイヴ(No wave) は、1970年代末にニューヨークで起こったアンダーグラウンドな音楽ムーブメントを指す音楽用語である。また、広義に解釈すれば1970年代末から1980年代前半にかけてニューヨークで起きたパフォーマンス・アート、コンテンポラリー・アート、ミュージック・アートや映画、ビデオなどのメディア・アートが含まれることもある。 ニュー・ウェイヴが世界の音楽シーンにおいて大きな影響力を持つようになった結果、ジャンルの売り上げが増えていき、それに対抗するようにフリー・ジャズ、実験音楽、前衛音楽、ノイズを演奏するバンドが出現し始めた。 そうした中で、ジェームス・チャンス、DNA、ティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークス(英語版)らが収録された1978年のコンピレーション・アルバム『ノー・ニューヨーク』(Antilles Records)が[1]、このシーンを知らしめる典