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ブックマーク / www.michioakita.jp (18)

  • 「理解」について - Information

    「プロダクトデザインは世間から認知されていない」というのが、わた しがデザインをする際の大前提です。 仕事先に「デザインの理解度」を求めて、それに相応しくないと『デザ インを判ってないなあ。』なんて言いがちですが、わたしはそれが当た り前だと思っています。 まあそう「捉える」だけでデザイナーにある「もやもや」が結構晴れる かと思います。 デザインへの理解を深める為に様々なデザインの歴史やすぐれた製品を 「デザイナーになりたい人」は学んで来た訳ですが、それは逆にいえば 「デザインが当たり前であるという思い込みを育んで来た」事でもあり ます。 わたしの場合、工業高校ですでに「工業デザイン」を学びましたが、そ れはふつうの学生が同じ時に学んでいるだろう数学英語理科社会の学 習の時間を大幅に削って学んでいたのです。 芸術大学に受かった後も「一般教養不足」の思いがあっていろんな哲学 書や美術書を読

  • やさしさ - Information

    やさしくありたいと思うのですが、なかなかに難儀です。 スケッチをするよりも何倍も何十倍もむつかしい。 『やさしい性格ね。』というのは子供の頃には言われたような気がする のですが、だんだんだんだんそういう事を言われる事が少なくなって 『きびしい』とか『するどい』とか、そういう事を言われる機会ばかり が増えていきました。 思うんですけれど「やさしい」と即座に言われる事がほんとに良い事な のか判らなくなってきたからだと思うのです。 もちろん「世間体」としてやさしいのではなくて根っから天性のやさし い人も世の中には存在するけれど、どうもわたしはその域には無いしそ の汎用性というかだれにたいしても自在なやさしさというのは「人」 のものであって、まわりを相対的に「やさしくない人」である部分をこ とさら浮き彫りにする感じがして結構罪なものがあるなあと思います。 もちろん周りも一緒にやさしく包む配慮があ

    haiji505
    haiji505 2012/02/13
    秋田さんのケトル3年程使ってるけどシルエットといい、あの熱そうな質感と言い、本当に素敵。
  • 残された言葉 - Information

    「デザインは一人で成立するものではない」「技術者との協力の重要性」 「社会的から孤立してはいけない」「良いデザインはその製品を使うユ ーザーが良くなければ出現しない」 これらは、25年の時を経てもまったく色あせることのないモノ作りの 質を言い当てた言葉です。 同時に、正論といえるその言葉にのっとらない製品がその後も生産され 続けられていて、いつまでも柳さんの言葉が「いまさらのあたりまえの 言葉」ではなく「警句」たりえている、この「継続する現状」の強靭さ としたたかさに、それなりの理由とつじつまがあり、その背景をさぐる ことこそが重要なのだと。 それはわたしたちに残されたメッセージでもあります。もし現状に思う ところがあるならば、私たちいやわたしが少しでもそのことに対して 「答え」を出さなくてはいけないでしょう。 わたしが今信号機や券売機といった公共機器の仕事に関わるよう

  • Information: AUTHENTIC

    さきほどプレスリリースが公開されました。 http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0912/18/news060.html http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=239492&lindID=4 http://www.excite.co.jp/News/it/20091218/Itmedia_bizid_20091218045.html 「エグゼクティブに相応しいデスクトップステーショナリー」 わたし自身がエグゼクティブという呼称に相応しいかどうかは別として、 長く使い続ける事の出来るそういうものをデザインしたかったのです。 流行は意識にあるけれどそういうことでは「動かない」そういう人にこそ 使ってもらいたい「道具」を生み出したかったのです。 まずは「THE PEN」と呼んでいるボールペン。 キャップをするとた

  • Information: ミスをふせぐデザイン

    写真は、はじめて乗った大阪京阪電鉄中之島線の駅の券売機。 実はわたしが基デザインした高見沢サイバネティック製の券売機の最新型。 特徴は「半円形」をしたコインをごそっと入れる事の出来る小銭の投入口。 例えばデートの時に彼氏が「代表」して切符を二枚買う。その時に財布から出 した小銭が彼女が「所作」を見られていると緊張して投入口をはずして下に 落としてあたあたと彼氏が小銭を拾う様をだれも見たくないでしょ? ATMで込んでいるときもたもたしている人を見たくはないでしょ。 というわけで男らしく(女らしく)どどどっと小銭を投入できるように考えた わけです。 そういう事を考えてわたしは「カタチ」を考えています。 デザインってデザインする事じゃなくてそういう心理や行動やを考えて「失 敗」することから無言で救い出す事だと思っている訳です。

    haiji505
    haiji505 2009/09/24
    ステキ。こういうお話を聞くと、デザインが好きになる。
  • Information: 箱だけの人

  • Information: 秘訣

    わたしは就職の面接で、「ほめられて落っこちた」経験と「ほめられて受かっ た」経験と、「かなりきつい事を言われて受かった」経験の三つをしています。 「きついことを言われてかつ落っこちた」経験がないのが幸いですが、これだ け「経験のバリエーション」があると「就職に受かるコツ」なんて言えなく なってしまうことも確かです。 まあ何社も受けて受かりまくればそういうはなしも可能でしょうが、落ちなけ れば希望は、いつも「命一社」しかないわけで、そういう心持ちの人には 「コツ」というか「秘訣」なんていう「概念」そのものが生まれてきません。 わたしはコンペも同様で受かりまくった経験がありません。(何度出しても落 ちた経験はありますが) ただ一度だけ賞をもらったときのことを考えると、ただただ自分のその時の あるたけをいっぱい考えて、そのあげくにパネルを「すっきりと見せる」ため にがんがん削除して「苦労や苦心

  • Information: ちょっといいということの意味

  • Information: しおり

  • Information: best product 2008

  • Information: うだつ

    haiji505
    haiji505 2008/11/24
    ” デザインを好きになってね。好きで好きでどんどん探して行って掘り下げてそれでもってデザインの世界が広くなってほしい。””うだつに関わるなら「うだつ」自体をデザインしたい。すてきなうだつを。”
  • Information: 伝えたい事を伝わりやすくする為に

    京都工芸繊維大学のみなさんに 30日の講演に大勢の方に聞いていただけた事とてもうれしく思っています。 はじめて大学を訪問しましたが、あの正門に立ったときからなんだかとても充 実した気分でした。迎えてくれているそう感じました。 その正門で先日大阪で開いた「やさしいデザインのはなし2」に参加して下 さった大学の学生さんにばったりと出会ったのもその迎えてくれている気持を 一層たしかな気持にしてくれました。 ここでお伝えしなければいけない事があります。あの日演壇に立った時のわた しのいでたちは「舞台衣装」でした。 実はもうちょっと「大人びた」かっこうで大学まで来たのです。 そしてやっぱり「普段の格好」の方が「話が伝わりやすい」そう感じたので いつも着ているジャージに野球帽といういでたちに換えました。 そうどうでもいいことです。 でもそこにはわたし自身が大学生で東京から くる現役のデザイナーに「期待

  • Information: 水墨画

  • Information: ぼうよう

    haiji505
    haiji505 2008/09/08
    ”ぼうようではもう無くなった自分が次になにをすべきなのか。それはもう 伝える事なんだと思います。”
  • Information: 後世

    デザイナーのみなさん 後世にも残るいいデザインをしてますか。 後世にも残るいいデザインをするにはどうすれbがいいか。 それはまず「現世」でもいいといわれるデザインをすることでしょう。 わたし会社を入ってから20年間にわたってドイツのデザイン賞の年鑑を 買い続けていました。 年鑑が手元にとどいてぱーっとその分厚いをめくるわけですが おーっと息を呑むデザインがいくつもあってそれらに「しおり」をつけるように しておりました。 最初に買ったときからは30年の歳月が流れましたが、そのしおりのついた 製品はけっこう今見てもすばらしい。 もちろんその製品がドイツや世界で売れたかどうかはわかりません。 今も売れている製品はほとんどないかもしれません。 しかしその年鑑に載ったたたずまいは変わりません。 後世に残るには今いいと思うものを作るしかないのです。

    haiji505
    haiji505 2008/09/08
    ”後世に残るには今いいと思うものを作るしかないのです。”
  • Information: 情緒工学-エモーショナルエンジニアリング

    「センスの良い技術者にデザイナーはかなわない」 会社時代に、わたしはそういう「結論」に達していました。 わたしが在籍した頃のケンウッドはステレオ用のチューナーの優秀さで世に知 られていました。その会社にあっても「別格に優秀」といわれていた若い技術 者のAさんと一緒に仕事をさせていただいたことがあるのですが、 Aさんは、当時最新のチューナーの方式についてこんな説明をしてくれたこと があります。『たとえば水の入ったコップがあって、常にコップ全体を計るの は大変だけれど、コップ自体は一定だからコップからあふれた水だけを計測し ても同様の結果が得られるし、その部分を詳細に計る方が要領よく精度が上が る。』といったたとえ話しで、その「ムツカシシイ最新技術」を公式も数字も 用語も使わずに、技術に明るくないわたしでも「目に見えるように」説明して くれたのです。 今でこそ「たとえ話」でモノや状態を説明する

    haiji505
    haiji505 2008/08/10
  • Information: 家電批評

    夕方降っていた雨がやんだので、渋谷の宇田川町に今日オープンした「フラン フラン渋谷店」に行ってみました。 フランフランは以前「パルコパート2」に大きな店舗を構えていましたが、昨 年の暮れ店舗の耐震補強問題が難航し閉店してしまいました。 ニュースを調べると昨年の3月に改装したばかりということでユーザー視点で はなんとも唐突な閉店でもありました。 何度かここでも書いていますが、MAのIHと湯沸かしケトルがいち早くこのパ ルコパート2店に並んでいて、それを見に行くのがたのしみの一つだっただけ にさびしい思いがあったのです。 そのパート2から程無い宇田川通り沿いに新店舗がオープンしました。 フロアーの敷地はそう広くはありませんが、フロアーごとに置かれている 品物のバランスが良くて以前の店舗より明確になった気がします。なにより フロアー全体が窓が多くて明るい。エレベーターのドアが開くと中にいる 女性

    haiji505
    haiji505 2008/07/19
  • Information: 「ちょっと」にこめるおおきな思い

    haiji505
    haiji505 2008/07/13
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