>>「【対談 佐々木監督VS藤原和博】あきらめない心をつくる」の目次はこちらから 藤原 なでしこジャパンの強さ、これまでの道のりが少し見えた気がします。チームをまとめるために気をつけたことは何ですか? スタッフの力も重要と考えていますね。 佐々木 北京五輪のころまで、私は自分のチームをつくるのに精一杯で、自分のやりたいようにやっていたところがあった。ただ、北京五輪の後は、私のやろうとしているサッカーをスタッフも十分に理解してくれていたので、スタッフに任せることも多くなりました。 例えばゴールキーパーを担当する前田コーチ(前田信弘)には、キーパーのプロジェクトを一任していました。細かいところはコーチの裁量で判断してもらい、何かあったら話をしてもらう、というスタンスですね。能仲テクニカルコーチ(能仲太司)も、私の考えていることはすぐにわかる。私が欲しい映像を常に先回りして集めてくれました。 藤