【カイロ和田浩明】イラク選挙管理委員会は14日、旧政権党バース党の関係者ら約500人に対し、3月上旬の連邦議会選挙への立候補を禁じると決定した。対象にはイスラム教スンニ派の有力政治家も含まれており、決定撤回を求めた法廷闘争に発展する可能性もある。 選管担当者は毎日新聞の取材に、「立候補資格審査担当の議会委員会の勧告を受け入れた決定だ」と説明。立候補を拒否された場合は、法廷で異議申し立てが可能だと述べた。 審査委は1月上旬、14の政治家・政党が「親バース党」的だとして立候補の禁止を勧告していた。 【関連ニュース】 イラク:スンニ派有力政治家の出馬拒否も 連邦議会選 イラク:米兵の死者が12月はゼロ 03の開戦以来初 イラク:連続自爆テロで23人死亡 知事ら30人負傷 イラク:爆弾テロ27人死亡 シーア派重要行事目前 イラク:油井からイラン軍後退 領内に残留