2020年12月6日未明、宇宙科学の2大テーマの解明をミッションに掲げた日本の探査機「はやぶさ2」がついに小惑星リュウグウのかけらを持ち帰った。 直径約10mの人工クレーター作成、着陸精度60cmの驚異のタッチダウンなど、立て続けに7つの「世界初」を達成するなど順風満帆だったように見えるミッションだが、その舞台裏は苦難の連続だった。はやぶさ2がたどり着いたリュウグウは、岩石だらけの小惑星で、はやぶさ2が安全に着陸できる場所がまったくなかった。 一時は着陸が危ぶまれるほど追い込まれた「チームはやぶさ2」だったが、30代でプロジェクトマネージャに抜擢された若きリーダー・津田雄一氏の陣頭指揮のもと、次々に解決策を見出し、逆境を乗り越えた。その快挙の裏には、周到に用意された驚くべき「成功の方程式」が存在した。6年におよぶ密着取材をしてきたNHKリュウグウ着陸取材班の記者たちだけが知る、手に汗握る着
「『はやぶさ』−2つのミッションを追って」発刊 この本「『はやぶさ』−2つのミッションを追って “HAYABUSA”ミッション9年間のドキュメント」(誠文堂新光社、1512円)は、「はやぶさ」ミッションを書いたものなのですが、ちょっと異色です。それは映像作家である僕が、「はやぶさ」「はやぶさ2」ミッション(「はやぶさ」は2003年5月に打ち上げられ2010年6月に地球帰還)の傍らで歩み続けた9年間を綴(つづ)ったものだからです。そしてもう少し言えば、それは僕だけのものではなく、「はやぶさ」を応援した沢山(たくさん)の人達と共に歩いた道程でもあります。僕は今、この本を書き終えて、映画という媒体、そして映画作りという過程が、人と人とを繋(つな)ぐ橋渡しになったのだと強く実感しています。 僕が作ったのは、プラネタリウムのフルドーム映像作品です。まだ「はやぶさ」が小惑星イトカワにいた頃に、地球帰還
12月3日(水)13時22分04秒。 人工衛星「はやぶさ2」が打ち上げられます。 本来は11月30日打ち上げ予定で、天候の問題で延期になりました。 どんな種類があるのか。どこを回っているのか。 『現代萌衛星図鑑第2集』は、人工衛星の活躍を知ることのできる入門書です。 「全記録集」ではありません。 はやぶさ、かぐや、だいち、ひとみ、HTV、あかつき、はやぶさ2。 人工衛星の活動の中で、ドラマチックだった部分をピックアップ。構造の図解を載せながら、出来事を物語風に綴っていく本です。 成功事例やトラブルをあげていけば、自然と「どんな人工衛星なのか」がわかる。開発の歴史もわかる。 たとえば、陸域観測技術衛星「だいち」。寿命限界まで世界中の地形や災害を撮影しました。 特に東日本大震災の時は、東北の様子を克明に記録し、地上に届けました。 2011年5月12日午前10時50分、寿命により、活動を停止。
探査機「はやぶさ」の後継機は,より始原的な小惑星を訪れ 表層のほか内部のサンプルも採取,複数の小型探査ロボットを着陸させる 小惑星の塵を地球に持ち帰った探査機「はやぶさ」。その後継として開発中の「はやぶさ2」の機体が12月26日,宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスで公開され,固まりつつあるプロジェクトの詳細も報告された。順調に進めば機体完成は2014年夏の予定だ。同年12月にH2Aロケットで打ち上げ,18年6月に目標の小惑星に到達する。 公開されたのは機体本体と太陽電池パドルなど。それらを組み上げ,打ち上げ時に探査機が受ける振動を模擬した試験が行われていた。サイズは「はやぶさ」とほぼ同じだが,高さが15cmほど高く,打ち上げ時の重量は約90kg重くなって約600kgになる。5月にはその他の機器も機体に組み込んだ試験が始まるという。 「はやぶさ2」は2006年に検討が始まり,1
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