誰も見たことがない植物の姿を求めて,植物学者は世界中どこへでもフィールドワークに出掛ける。その原動力となるのは昔も今も,ただならぬ植物への愛情と学問への情熱だ。現在放映中の朝ドラ『らんまん』では,実在の植物学者・牧野富太郎をモデルにした主人公が日本の植物学の発展に携わる。ドラマが描く明治期日本の植物学者たちの生きざまから,国内外で活躍している現代の研究者が伝える植物学研究のリアル,そして最先端の研究成果に至るまで,植物学の魅力を豊富な写真と共にお届けする。 植物監修田中伸幸に聞く 『らんまん』で知る植物学今昔 出村政彬 協力:田中伸幸 ハーバリウムに生きる100年後の牧野標本 出村政彬 協力:村上哲明 植物学の空白地帯 ミャンマーを行く 出村政彬 協力:田中伸幸 新種誕生の現場 遠藤智之 協力:清水健太郎 葉の形はどう決まるのか 遠藤智之 協力:塚谷裕一 光合成はもうやめた 末次健司が
