南アフリカの地下に広がる20億年前の地層から、生きているとみられる微生物を採取することに東京大学の研究チームが成功しました。 「まるで“玉手箱”を開けるような感覚に近い」(専門家) これまでに見つかった最も古い生きた微生物は、およそ1億年前のものです。 今後の解析などで20億年前の生物と確定すれば、科学界最大の謎の1つともいわれる地球の生命の起源や進化に迫る重要な発見になる可能性があります。 目次 鈴木准教授「天と地がひっくり返る発見」 20億年前の地層とは?
南アフリカの地下に広がる20億年前の地層から、生きているとみられる微生物を採取することに東京大学の研究チームが成功しました。 「まるで“玉手箱”を開けるような感覚に近い」(専門家) これまでに見つかった最も古い生きた微生物は、およそ1億年前のものです。 今後の解析などで20億年前の生物と確定すれば、科学界最大の謎の1つともいわれる地球の生命の起源や進化に迫る重要な発見になる可能性があります。 目次 鈴木准教授「天と地がひっくり返る発見」 20億年前の地層とは?
『らんまん』で、万太郎がロシアの植物学者に植物標本を送り、田邊教授の「戸隠草(とがくしそう)」がメギ科の新属に、マルバマンネングサが新種と認められました。 しかしなぜ高知の植物が海外で名付けられたのか、なぜ“発見者”と“命名者”がいるのか。 「学名」をつけるルールや意義、それにまつわる牧野博士たちの悲喜こもごものエピソードを高知県立牧野植物園の専門家に聞きました。 (高知放送局 アナウンサー 千野秀和) 植物に「学名」がつく意味 ドラマの中で、新種として「学名」がついたマルバマンネングサ。もともとの「マルバマンネングサ」という名前は、日本国内で習慣的に呼ばれてきた「和名」で、今回万太郎の活躍で学名がついたことにより、植物分類学の世界でも“佐川のぷにぷにした多肉植物”の存在が認められた、というわけです。 マルバマンネングサ 学名をつけるには、それまでに命名されたどの種とも違う植物と証明する必
NHKの自然番組で撮影された、トビウオが海面から飛び出て45秒間にわたって飛行した映像が、最も長く飛行したトビウオの記録としてギネス世界記録に認定され、撮影したクルーに認定証が渡されました。 東京 渋谷のNHK放送センターでは、トビウオの映像を撮影したカメラマンやディレクターらが集まって、ギネス世界記録の認定証の交付式が行われました。 映像は、2008年に放送されたNHKの自然番組「ダーウィンが来た!」のため、鹿児島県の屋久島に向かうフェリーの上から撮影されたものです。 映像では、海面から飛び出したトビウオが、時速30キロほどで走るフェリーと並行して左右に向きを変えながら飛行していて、途中、尾びれで海面をたたいて勢いが衰えないようにしながら45秒間にわたって飛んでいます。 専門家などによりますと、トビウオの飛行時間について正確な記録があるものとしては、1920年代にアメリカの研究者が報告し
「人間よ!昆虫に学べ」をテーマに、カマキリ先生(カマキリに扮した俳優・香川照之さん)が虫を求めて野原を駆け回り、ほとばしる昆虫愛を語る人気番組、「香川照之の昆虫すごいぜ!」が、Nスペに進出!昆虫と私たち人類の未来に迫る。 カマキリ先生は、生物多様性の聖地・コスタリカへ。宝石にしか見えないコガネムシ、ありえない虫・ツノゼミ、少年時代からの憧れ・モルフォチョウ・・・、魅惑の昆虫たちを前に、大興奮のカマキリ先生。しかし、そんな昆虫王国にも人間による開発や温暖化による異変が忍び寄っていることを知る。そこで、世界の昆虫の“今”を大調査。日本では昆虫が激減。ドイツでは、8割近い昆虫が減る異常事態が進行中で、花や鳥まで消えた沈黙の世界が広がっていた。研究者の間では、「あと100年で昆虫は絶滅する」とまでいわれ、人類滅亡を招く恐怖のシナリオ=「昆虫カタストロフ」が現実になってもおかしくないという。一方、最
NHKスペシャル(Nスペ)といいますと、一見、質のいい教養番組というイメージがあります。しかし実は、結構いい加減な内容のものも多かったりします。例えば「奇跡の詩人」で検索してみれば、良く分かると思います。 厄介なのは、NHKは(民放とは異なり)その名前に「お堅いブランド」があるにも関わらず、それを隠れ蓑にしていい加減な番組を流す場合がある事です。「嘘つきが付く嘘」よりも「真面目そうな人が付く嘘」の方が、信じられやすいというのが恐ろしいのです。 Nスペ「生命大躍進」は、生命の進化にターゲットを絞った内容で、その内容は21年前に放送されたNスペ「生命」に類似するのですが、実はこの「生命」も、当時の知識人に叩かれまくった問題作だったりします。 まさか、今回も? ‥と思ったら、やっぱりやらかしました。 リンク NHK 生命大躍進 NHK 生命大躍進 “あなたの中に古代生物は生きている。”放送90年
幻の深海生物「ダイオウイカ」を追った番組「NHKスペシャル 世界初撮影! 深海の超巨大イカ」が劇場版になる。8月下旬から全国の映画館で上映する予定。 劇場用にオリジナルメイキングも制作し、テレビでは放送されなかったダイオウイカ撮影の舞台裏が見られるという。劇場など詳細情報は追って発表される。 7月には国立科学博物館(東京・上野)でダイオウイカの標本などを展示する「特別展『深海』」が始まる。また同月、ダイオウイカと深海ザメを取り上げるNHKスペシャル「シリーズ 深海の巨大生物」を2夜連続で放送する。 劇場版の告知 関連キーワード NHK | 劇場版 advertisement 関連記事 ダイオウイカに出会える 特別展「深海」が国立科学博物館で開催 ダイオウイカストラップ付きの前売りチケットも限定販売する。 ニコニコ超会議2:ニコニコ超会議開催おめでとう! アイアンマンからダイオウイカまで、お
密着!ダイオウイカ取材記奇跡の海・小笠原とダイオウイカ撮影への道 不可能といわれてきた深海でのダイオウイカ撮影。 10年以上にわたる男たちの苦闘と、その奇跡ともいえる撮影成功の舞台裏に迫る。 奇跡は起きるのではなく、起こすものだという。 2012年夏、小笠原の海で、10年にわたってダイオウイカを追い続けてきた男たちが、奇跡を起こした。 「ダイオウイカの生きている映像を初めて見たとき、うまく言葉にすることができなかった。これほどまでにきれいな、神秘的な生きものがいるのだろうかと」 NHK深海プロジェクト・岩崎弘倫チーフ・プロデューサー 「言葉にしちゃうと、やっぱりそれに引きずられちゃうんだよね。私の話を聞いた人たちは、言葉からイメージをつくり上げてしまうから。しゃべらない方がいい、そう思っている」 国立科学博物館標本資料センター コレクションディレクター・窪寺恒己さん 「深海に生息するダ
動画撮影に成功したダイオウイカ。おとりの餌のソデイカを抱えている(C)NHK/NEP/DISCOVERY CHANNEL動画撮影に成功したダイオウイカ(C)NHK/NEP/DISCOVERY CHANNEL 【田玉恵美】最大の無脊椎(せきつい)動物で、生態がよく分かっていないダイオウイカが深海で泳ぐ様子を、NHKなどが国際共同制作プロジェクトで初めて動画で撮影した。昨年7月、小笠原諸島・父島東沖の水深630メートルで遭遇したという。 「海のモンスター」と呼ばれるダイオウイカは全長18メートルになるとも言われる。これまで、深海では写真は撮影されたことがあるが、動画となると水面に引き揚げられた後のものがあるだけだった。カメラの前に現れたのは全長約3メートル。ただ2本の長い触腕が切れており、切れていなければ7、8メートルあると推測される。 特殊な深海撮影用に開発した超高感度ハイビジョンカメ
ダイオウイカ特集ページ 世界で初めてダイオウイカの撮影に成功! 今、伝説が真実になった。 伝説の怪物「ダイオウイカ」。古来より船を沈めると恐れられてきた最大18mに及ぶ世界最大のイカだ。しかし、深海で生きた姿を見た者は誰もいない。地球の海・最後のミステリーといわれる幻の超巨大イカの撮影に、NHKと国立科学博物館などの国際チームが挑戦。世界遺産の小笠原諸島を舞台に、科学者やエンジニアなど11カ国から50人のスタッフが結集した。 透明ドーム型で340度の視界をもつ最新鋭の潜水艇2隻に、NHKが開発した深海用超高感度カメラを搭載、水深一千mの深海に潜航する。目指すのは発光生物や新種の生物に満ちた深海の秘境・トワイライトゾーン。ダイオウイカを誘き出すため、科学者たちは大胆な作戦の数々を展開する。オトリ作戦、発光生物の光でおびき出す作戦、異性を引きつける化学物質・フェロモン作戦。なかでも、ダイオウ
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海に残された最後のミステリーと言われ、生態がほとんど分かっていない巨大なイカ「ダイオウイカ」が深海に生息する様子をNHKとアメリカのディスカバリーチャンネルが、国立科学博物館の協力を得て、映像で撮影することに世界で初めて成功しました。 専門家は謎に包まれたダイオウイカの生態を探る貴重な映像だと話しています。 このダイオウイカは去年7月10日、小笠原・父島の東15キロの沖合でNHKとアメリカのディスカバリーチャンネルの取材チームが国立科学博物館の協力を得て撮影しました。 取材チームは潜水艇で水深630メートルまで潜り、暗い海の中でも撮影できるように開発された超高感度ハイビジョンカメラでダイオウイカの姿をとらえることに成功しました。 撮影されたダイオウイカは最も長い触腕と呼ばれる2本の腕が切れていましたが、映像には体長3メートルほどあるダイオウイカが、潜水艇の前に取り付けられた大きさ1メートル
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