明け方、目を覚ますと月の光がこうこうと窓から差し込んでいた。半月だった。 明け方の半月だから下弦の月かあ…。と寝ぼけた頭で考えつつ、あれ何かおかしいなとも思ってみる。西の空に出ているから実は上弦の月だ。日本での、上弦の月は夜半には沈むものという考えがこびりついていて勘違いしたのだが、「夏の月」で書いたように高緯度地方では月が妙な時間に妙な位置に出ていることがあって日本で習ったようにはいかない。 月の出が毎日50分ずつ遅れる、というのも小学校の理科で習って疑いもしなかったが、実は高緯度になると前日より早く月が出ることもあれば2時間遅れることもある。だいたいなぜ月の出の時刻で教えるのだろう。せめて南中時刻が50分ずつ遅れるといえばまだ近い値になるし、月の入りはその前に月が見えているから時刻を実測しやすいけれど月の出はいつ起こるか分かりにくいというのに。 また金星は日の入りのすぐ後か日の出前と習
日本では月食が観測されたようだが、フィンランドでは月食は起こらなかった。月の出より前に月食が終わっていたからである。 月といえば28日のAamulehti紙に載っていた記事。 フィンランド南西部フイッティネンで月曜日の未明、消防署に町はずれで炎と煙が上がっているとの通報があった。署員が駆けつけて付近を1時間ほど探索したが、火事らしきものははあとかたもなかったという。 状況から考えられるのは、そのころちょうど地平線近くにあった月とその回りの雲に月明かりが反射したのが火と煙に見えたのではないかということだ。 フィンランドは緯度が高いので、夏の満月は南から出ると昇っていかずに地平線すれすれを右へ右へとすべるように動き、そのまま沈んでしまうことが多い。しかも山がないので、ふと気がつくと空の低いところに不気味に赤い月が鎮座していたりして、ぎょっとすることもある。火事と見まちがえるというのはありそうな
米航空宇宙局(NASA)が提供した、火星表面の熱・電気の伝導に関する調査を行う米火星探査機「フェニックス・マーズ・ランダー(Phoenix Mars Lander)」の画像(2008年7月14日撮影)。(c)AFP/NASA/JPL-Caltech/University of Arizona/Texas A&M University 【7月17日 AFP】数百万年前の火星の南側には水が豊富に存在し、理論上は生物が育つことが可能な環境をつくりだすことができた――火星には水が豊富だったとする新たな研究結果が17日、英科学誌「ネイチャー(Nature)」で発表される。 米国ロードアイランド(Rhode Island)州にあるブラウン大学(Brown University)の研究者らは、米国の周回火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter、
「水で覆われていた火星」:岩石と水の相互作用を確認 2008年7月17日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 粘土に似たフィロケイ酸塩の堆積物。過去に水と岩石の相互作用があった痕跡を保っている。カラー表示 Image:John Mustard and Nature 火星はかつて水で覆われていた、という説が科学者たちから提起された。しかも、沸騰した水ではなく、適度な水温の海で、生命に適していた可能性もあるという。 「最初の6〜7億年の間は、水が広範囲にわたって存在していたようだ」と、ブラウン大学の地質学者、John Mustard氏は語った。Mustard氏は、『Nature』誌7月16日号に掲載された論文の共同執筆者だ。 Mustard氏のチームは、小型観測撮像スペクトロメーター(CRISM)からもたらされたデータを研究している。CRIS
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