国際宇宙ステーション(下)から切り離された無人補給機「こうのとり」3号機。後方は地球(NASAテレビ) 国際宇宙ステーションから切り離された無人補給機こうのとりが13日未明、宇宙空間に放出されたが、直後に何らかの異常を検知し、予定と異なる軌道に入った。 宇宙航空研究開発機構によると、星出彰彦さん(43)らが滞在するステーションの安全性に問題はなく、こうのとりの状態も正常という。軌道を修正して予定通り14日午後に大気圏に再突入させる計画。 こうのとりはロボットアームでつかまれ、ステーションの下方十数メートルで離脱した。そのまま後方に離れるはずだったが、異常を検知して安全モードに切り替わり、自動的にエンジンを噴射してステーションを追い越し、上方数キロに移動した。 宇宙機構は「問題が発生したときに安全に離脱するための軌道で、緊急事態ではない」としている。