文部科学省は16日、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ無人補給機「こうのとり」を、現行の計画に、さらに2機追加する方針を明らかにした。平成27年度の概算要求に関連経費280億円を計上した。 こうのとりは21年の1号機以降、これまで4機が打ち上げられた。計7機を打ち上げる計画だったが、8、9号機を追加する。 日本はステーション計画に32年までの参加が決まっており、ステーション運営に必要な経費を、こうのとりの打ち上げで負担している。こうのとりの輸送に対する米国などの要望は強く、文科省は32年までの負担分として最低2機の打ち上げが必要と判断した。こうのとりの打ち上げをさらに追加するかどうかも、今後検討する。 日本はステーション計画について、米国が提案する36年まで参加を延長するか検討している。